どこにたどり着くか分かんない旅に出たのです。
夜の10時半になっても宿題をするのがイヤで、大きな声でアナ雪の歌を歌っている子どもがいる。「これでー!!いいのー!!自分を好きになってええー!!」という声の響きがなんだか肉声よりもとても耳に刺さるので、それはなぜだろうと思っていたら、わたしが使っているフォームローラーっていうでっかい竹輪みたいな運動器具を拡声器みたいにして使っていたのだ。
わたしは寝床から逃げてきて別室でパソコンの前に座り直した流浪の民だ。愛する娘が歌うアナ雪から逃げるなんてね。人間なんてラララだわ。
ここで自分の近況について書いておくと、昨日から編集学校に入ったんですよ。今年度は去年まで定期でもらっていた依頼先の仕事がなくなった。それでなんだかこじんまりとした気分になっていたんだけど、やっぱそんなの性に合わない。なんかどっか破壊して突破してやりたいんよ、みたいな気持ちがわたしの心の中でマムシの頭のように持ち上がってきた。ジリ貧的な局面は、どうせなら発展的に解消してやりたい。それには自分が力をつけることだと思った。
そこで、編集学校だ。入門する人たちは必ずしもライターとか編集に関わる職種の人が多いわけではなくて、すーごいいろんな人たちなのだそうだ。わたしはこの編集学校にずっと以前から目をつけていて、数年前に体験入門みたいなのをやったことがある。師範代に出されたお題について数分で考え、メールで回答するとびっくりするくらい速いスピードで師範代から「指南」という返信が届く。師範代はAIとかじゃない。ちゃんと人間だ。しかも返事の内容を読むと、師範代の博識さが垣間見えてしかも温かい言葉で受講者一人ひとりと向き合ってくれている感じがした。ひとことで言うと、すごすぎ。わたしはうなるしかなかった。
どんなことをする学校なのかを調べると、どうやらずっとこんな風に出された38問のお題に答え続け、師範代は指南をし続ける。期間は16週間だという。最初のお題を少し言うと「コップは何に使えるか考えてください」っていうもので、何通りもあるコップの使い方を掘り起こす課題だった。
具体的に「こういう仕事のスキルが身につきます」とかいう講座ではない。もしかしたら遠回りになるかもしれないなぁ…。という気持ちもありながら、でもなんだかピンときてる自分もいる。
自分に足りないものを補おうとする勉強を選ぶよりも、自分の思考を柔らかくして中から使えるものを出していく。そして世の中に膨大にある知恵としての「本」をいっぱい読んで、味方につけていく。自分なりに解釈すると、それがこの編集学校のやり方かなと思った。それってとっても面白いんじゃないか。
ああ、入門しちゃった。わからない用語がいっぱいあって、本を読むのはめっちゃ苦手。16週間、最後までできるやろーか…。そやけどとにかくやってみる。
何ができるようになるか、どこにたどり着くかなんてわかんない。今もしかしたら自分は、そんな旅の出発点に立っているのかもしれないなーと思う。あ、そういえばアナ雪を歌う声が止まってる。これでやっと眠れそう!。
静かな夜って素晴らしいです笑。
(タイトル写真は実家の母ちゃんが作った陶芸作品です。いいぞ!!無限大!!)
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