【医学部再受験】再受験生の医学生生活〜再受験編〜

どうも。
とっし〜と申します。
今回の記事は3年前(2023年4月)に書いた下書きに加筆・修正を加えて投稿したものになります。
情報が古い部分もありますが、参考になれば幸いです。

今回、2023年度の大学入試に挑んだのですが、その間の勉強法をご紹介したいと思います。もちろん勉強法を研究しているわけではないので参考程度に見てください!


受験結果

お話しする前に

さて、お話ししていく前にお前の実力はどんなもんなんや、という疑問があると思うのでざっと紹介しておきたいと思います。
一応以下の動画のネタバレを含みます。まだ見ていない方は受験や合格発表の様子を少し動画にしているので、そちらから見てみてください。

前提

私は既に一度大学を卒業しております。
今回は医学部を再受験したということになります。
卒業したのは京都大学の理系です(かっこいい)。
卒業したのは京都大学です!(かっこいい)
京都大学です!(かっこいい!)

受験勉強は結構がんばっていました!

受験した大学数と結果

出願した大学数は私立が4つ、国公立は前期と後期で違う大学に出したので合計で6つの大学です。

再受験は

とにかく1年で終わらせる

ことが大事だと思います。
ズルズル続けちゃうのは色々な面で良くないですよね。
以下の記事によれば再受験の合格率は約20%とのことです。

自分の実力(学力)と経済的な状況や年齢などを加味してどのように受験をしていくのか戦略を立てる必要があります。
私は受験が失敗に終わったら、きっぱりと医学部は諦め元の生活に戻るか、また別のことをする、というふうに決めていました。

私はお金も時間も余裕はありませんでした。
親からの援助もいただけましたが、何としても1年でどこかの医学部へ合格し、医学生になる必要がありました。
そのための受験戦略として、

簡単めの私立:2校
実力相応の私立:2校
本命の国公立:前後期1校ずつ

を選び、受験しました。

【最終戦績】

  • 私立医学部:4校受験 → 3校正規合格(1校は2次辞退)

  • 国立医学部:前期合格(第一志望)

という感じです。まあ、戦略的勝利ってやつですね←

以降は受験生生活のスケジュールとそれぞれの教科についてどのような戦略や方法で勉強したのかをお話ししていきますね!

受験生活のスケジュール

2021年12月 「決意」

医学部再受験を決意、親と話し合う。
すぐに受け入れられキョトンとする。
麻雀を始める。

2022年1月〜3月「勉強開始」

再受験の条件として編入試験も受けることを決定。(滑り止めとして)
編入試験の予備校へ入学。
大量のテキストが届き、段ボールを持ち上げようとしたところ腰を痛める。
1回休み。
ipadを購入。

2022年4月〜6月「にじからさんじ、1回休む」

ちゃんとダラける。VTuberにハマり、にじさんじに詳しくなる。
壱百満天原サロメの体内を見る。医師を目指しているので。
雀魂で雀豪へ昇格。

2022年7月〜10月「危機感」

流石にヤバいと感じ、生命科学や英語の勉強をする。
黛灰の卒業に泣く。
編入試験は4校を受けるも、面接までたどり着けたのは1校のみ。
もちろん落ち、編入試験は狭き門であることを実感。
TOP4の動画をセリフを覚えるほど見る。
(TOP4とはキヨ、レトルト、ガッチマン、牛沢のゲーム実況者4人のことです。)

2022年11月「勉強すること多すぎるやろ」

元々は京大医学部を受験しようと考えていたが、編入試験で滑り止まらず断念。記念に京大模試は受ける。(申し込んじゃってたから)
編入試験対策ばかりしていたため、全統模試の理科で合計40点台を叩き出す。
「これはおもしろくなってきやがった」
と呟いてみるも、現状を正しく認識した結果、絶望。
スタディサプリで日本史(共テ用)、化学、物理を受講。

2022年12月「がむしゃら」

なぜか申し込んでいたTOEFLの対策のため、前半は英会話、共テ模試に時間が取られる。
英会話の練習だから!と言いながら英語圏のVTuberの配信を見る。
数学はとりあえず共テができるように参考書のIA・IIBをぶん回す。
化学はスタサプを見ながら重問。
「物理のスタサプ見てる時間ねえよ!」と心の中の荻野先生が叫んだので、物理は名門の森のみ。
TOP4の動画を見尽くしたのでそれぞれの動画を見始める。

年末に差し掛かった頃、河合の共テ問題集(黒本)をやりまくる。
特に数学。数学はそれぞれ10回ずつくらいは演習したと思われる。
その甲斐もあって、60点台だった数学が満点を取れるかもしれないくらいまで伸び、希望が見え始める。
ここから共テまではとにかく演習→復習を繰り返す。

2023年1月「1回戦」

ついに年が明けてしまい、受験が目の前に来たような感覚になる。
前述した通り、共テまではとにかく共テの演習。
共テ1日目の夜に化学の昨年の問題を解いておこうと挑んでみるも、見事50点で敗北。
「明日のために今日は悪い点を取っただけ〜(ヘラヘラ)」
と言いながら寝る。

なぜか共テは運良く過去最高点を取れたため、喜びの舞を踊りながら、YouTubeに動画をアップしようとする。でもやめる。撮影はした。
共テ対策に特化していたため、当然数学IIIなどしておらず、最初の私大受験で無事爆散(不合格)。1月の残りは数学と理科とTOP4に捧げる。
もちろん過去問演習をしながら。

2023年2月「試験とおじさんとコロナ」

私大の1次試験と過去問演習を繰り返す。
運良く受けた大学全てから1次合格をもらったため、何回か面接も挟まる。
面接会場への移動の電車で隣の席に座ったおっさんが俺に向かってありえないくらい咳を吹きかけてくる。うざい。
面接は無事こなしたものの、二次試験1週間ほど前にコロナに罹患。
あかん。あのおっさんコロナやったんかい。
2月25日まで勉強はほぼできずそのまま直行。
のど飴舐めながら試験って受けてもいいんかな?
とりあえず飲み込んどこ。むせる。
朦朧としながら試験を受ける。
財布がケツポケットに入ったまま試験受けそうになる。
手を挙げたら試験官が来て、財布をジップロックに入れられる。
なんでやねん。
咳止めを飲んだら声も出なくなったわ。
面接をなんとか耐え抜く。

第1志望はこのとき受けた国公立だったが、合格していた私大の一つも候補に入り始める。国公立の方はあまり手応えはよろしくなかった(当然)のでその私大のことをちゃんと調べ始める。(生活圏とか、部活とか)

2023年3月「合格」

TOP4の動画を見まくる。
銀行口座を作りに行った帰り、絶対に落ちたと思っていた第1志望の国公立大学に合格し、現在に至る。

全体の概要

俺ってほんまにこの科目習ってたんか?
と疑うほど忘れていることが多すぎたのでスタディサプリで一回受験に使う分野を復習しました。特に化学、社会、古典は全部視聴しました。

戦略としては
忘れている部分を広く浅く復習→演習しまくる→過去問
という順番で得点upを狙います。
編入試験の影響で勉強期間は
共通テストまで2ヶ月半、二次試験まで4ヶ月
しかありませんでした。
そのため、全体的にスピードを意識して、薄めの参考書を使って学習しています。
ある程度本質的な理解をしていれば過去問をこなして合格点は取れるだろう、という信条のもとです。
というかそれを信じなければならないくらい時間がありませんでした。

英語

京大生って意外と英語使うんですよね。
特に研究室とか大学院の講義とかは留学生も多いので基本英語で話そう、みたいな雰囲気もあったので無理やり慣れるしかなかったという環境に置かれていました。
その甲斐もあり、英語に苦手意識はありませんでした。
Readingは論文やチャット、Listeningは留学生との会話などである程度鍛えられていたので特に重点的に時間はかけていません。
また、編入試験のためにTOEFLの対策もしていたので、共通テストや一般入試のために時間をかけてやったことは単語と過去問くらいです。

医学部受験では英語はとても重要なのでこの英語の対策を早めに終わらせられたのは大きかったと思います。
この記事を参考にされる方にも念押ししておきたいのは英語の対策は早めに終わらせて得意教科にしておくことです。

使った参考書はいたってシンプルなものです(TOEFL対策は除きます)。

単語

文法

長文読解

英作文

いっぱい書きましたが、英語はほとんどやってないです。
編入のときにやっていた分でほぼほぼ完成してましたね。

共通テスト

共通テスト用の問題集を買い、それをリーディングは2,3回、リスニングは5回ほどやりました。形式に慣れておくことが大事だったので、時間を測って大問ごとに使う時間を決めました。
リーディングは10分余らせるつもりで練習をしていきました。
リスニングは2回読みのタイミングで後半の1回読みの部分の問題を読んで頭に入れておきました。
第5問は選択肢で「ほぼこれしかないやろ」みたいな答えのことが多いので、それにチェックを入れておく、第6問はグラフや表を自分の中で分類しておく、ということを意識していました。

二次試験

過去問を時間を測って解くだけです。私立は時間が厳しいことが多いので共通テストの感覚のまま、見直しができる余裕を持てるように速読の練習をしました。あとは問題形式を把握して弱点を参考書で補強する感じです。

国公立は記述式が多いので正しい解答の作成を意識していました。あとは長文の解釈が間違っているところがないかの確認程度でした。

数学

短い期間で他のガチ医学部受験生たちに追いつけるわけもないので、まずはこう言い聞かせます。

大丈夫、お前は天才だ

あら不思議、ちょっと復習しただけで、数学IAIIBなら過去問が解けるようになります(なりません)。
現実は無視して演習を進めます。
とにかく時間がないのでIA・IIBに関しては問題を見て、解答の方針を立て、あっていたら次の問題に進む、という勉強法でした(某有名教育YouTuberさんはおすすめしていました)。
IA・IIBで使った参考書は標準問題精講です。

現役の受験生と再受験生との大きな違いの一つ、それは計算力です。
普段から暗算やそろばんなどをしている方でない限り、計算力は使わなければ衰えます。
衰えますよね?
少なくとも私は衰えていました。
なので早めに共通テストの対策をはじめ、問題集は2冊分すべて解きました。おそらく10~12回分はIA・IIBともに解いたと思います。過去問も3回分やりました。

数IIIについては基礎事項の復習と演習を同時に行いました(かっこよく言ってみました、参考書やっただけです)。
共通テスト後に始めたので正直かなり浅い学習になってしまいました。
が、二次試験ではなんとか数IIIの範囲を得点にすることができました。
使ったのはインプット用として青チャート、演習用として標準問題精講やさしい理系数学です。

やさしい理系数学は正直どうなんだ、という声もあるかもしれません。
全くもってその通りです。
そもそもやさしくないだろう、という声もあるかもしれません。
全く持ってその通りです。
でも薄くて都合いいのでやりました!

京大受かったんだから医学部の数学もできるやろ、と思ったそこのあなた。
私もかつてはそう思ってた。
でも違うんです。京大はちょっとくらいミスってもいいんです。
優しい大学なんです。
でも医学部は違うんです。正確さが必要なんです。
ミスなく得点を取れと言ってきます。
多くの医学部はミスなく高得点を取ることが重要なのです。
計算力、大事です。

理科(物理・化学)

全統模試で偏差値が50を下回り、流石に笑いました。
自慢ですが、私も京大に受かった身です。
受験生のときには全統模試で偏差値60を下回ったことはありません(たぶん、記憶の限りでは。記憶が都合のいいところだけ切り取っていなければ)。

両方やると中途半端に終わりそうだったので物理→化学(理論)→化学(無機・有機・高分子)の順番で学習を進めました。
理由は
・物理は1回やってしまえば演習でなんとかなる科目だと思った
・化学の暗記は最後に詰め込むのでいけるやろと思った
・化学のほうが得意な気がするから、好きなものは最後に取っておくタイプだし最後に取っておこうと思った
などです。

まず理科に関してはほとんど記憶を失っていたのでスタディサプリを一通り倍速で見ました。
ほんとに見るだけです。

物理はそのあと名問の森をやっただけです。

なんか問題番号に赤線が引いてあるな^ー^


と思ったので、そこだけを解きました。
間違えた問題は時間をおいて2回3回と繰り返すことをしました。
ある程度できるようになったらあとは問題を眺めて解法や暗記事項を確認するだけにしていました。

化学に関しては重要問題集をひたすら全問解きました。
だって重要な問題が集まっているって書いてあるので。
ただ、高得点勝負の大学ばかりだったのでB問題は直前期に1周したのみで、基本はA問題を何周かする感じで進めました。
無機・有機・高分子に関しては「化学の王様」、「無機化学」というアプリがあったので移動時間や試験直前などの隙間時間にやっていました。
スマホを触っているのに勉強してるっていうのがコソ勉してる感があっていい感じでした。

共通テスト

黒本で演習するのみでした。数学ほどではないですが、たくさんやったと思います。

面接・小論文

その他

最初に話しましたが、受験校選びは慎重に行いました。
今回の受験で確実に医学部に入学する必要があったので、かなりの失敗をしなければ入れる可能性の高い医学部を数個受けました。
これはメンタル的にも身体的にも医学部受験に慣れるために重要だったかと思います。

特に私立医学部は大学ごとにかなり問題の傾向が異なるので、過去問を早めに見ておくことがとても大事です。
僕は大学ごとに対策する時間がないので一般的な問題が出題される大学を選びました。
みなさんも自分に合った問題が出る大学を選べると有利に受験できると思います。

さいごに

再受験生は一度普通の受験勉強を経験したことのある人がほとんどだと思います。
そのときの感覚で受験勉強を進めていけば良さそうなものですが、時間とは残酷なもので色々違うところが出てきます。

あのときは平気だったのに、椅子に長時間座ることができなくなってる。
腰や肩が痛い。頭が痛い。トイレが近い。全然集中できない。
もっと簡単に覚えられると思ってた。
今こんなことしてて大丈夫なんだっけ?
なんで医学部に行きたいって思ったんだっけ。

そういった違和感や雑念、理想と現実のギャップなど自分を医学部受験から引き離す要因はたくさんあります。
ましてや社会人を経験した方ならお金がもらえるわけでもなく、キャリアアップに直接すぐにつながるわけでもない勉強を1日に何時間もする。
仕事を休んでいたりやめたりした方なら収入がないことや貯金の心配などもあります。

再受験は自分を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
良くも悪くも。
私はたまたま運が良かっただけです。
みなさんがこの記事を読んで合格できる保証は全くできません。
というかちょっとでも参考になりましたでしょうか?

再受験生が現役の受験生よりも明確に優れているのは人生経験です。
きっと受験生達よりも自分との付き合い方が上手くなっていると思います。
自分とうまく付き合って、向き合って再受験があなたの人生を良いものに変えることを祈っております。

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