ひきこもり脱出から社会人になり結婚するまで
兄は不登校になり、その後、完全にひきこもりになった。
中1の夏休み明けから、全く学校へ行けなくなった。
でも救いだったのは、幼なじみが家に遊びに来てくれて、19歳くらいまで仲良くしてくれていた事だった。
そこから疎遠になったのは、兄の方から来ないでほしいと頼んだからだった。
理由は、兄だけ時間が止まり、幼なじみは高校を卒業して大学に行き、就職活動もしていて、その状況に耐えられなくなってしまったからだった。
兄のひきこもりは、ゆっくりなっていったので、母は少しでも外に出られるように、夜に新聞みたいな冊子を配るバイトをして、兄と一緒にやっていた。
夜でもいいから外に出す為だ。
母は最初は、学校に行かせよう!外に出そう!と頑張っていたけど、それも徐々に変わっていき、教育ママを辞めて、3年間、登校拒否やひきこもりの集まりに通い、その後それも辞めて、「私は書道家になる」と、有名な先生に弟子入りした。
それから母は色んな賞を取り、新聞に載ったり、全国1位を取って500人のパーティの壇上でお礼を言ったり、やりたい事に突き進んでいった。
今は75歳だけど、まだまだ勉強したいと大学に行ったり、ずっとパワフルである。
兄は、髪の毛を切らずにロン毛になったり、お風呂に2週間入らなかったり、急に手を1時間ぐらい洗ったり、それなりに大変だった。
父は、兄が自殺しちゃいけないと思い、兄と同じ部屋で寝ることにした。
僕が美容師になったきっかけも、外で髪を切りに行けない兄の髪を切るようになったからだ。
母より僕の方が上手く、兄の髪の毛カットは僕の担当になった。
他にも大変な事は本当に沢山あった。
兄は横浜マリノスのファンで、負けると暴れて、部屋の壁に穴を開けるまで殴ったり、叫んだりしていた。
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