ローマ人への手紙 2:12 について 2026.6.9 W
ローマ人への手紙 2:12
「律法なしに罪を犯した者はみな、
律法なしに滅び、
律法の下にあって罪を犯した者はみな、
律法によってさばかれます。」
解説
この聖句で使徒パウロは、
神の裁きが公平であることを教えています。
ユダヤ人は神から律法(モーセの律法)を与えられていました。
一方、異邦人は律法を与えられていませんでした。
しかし神は、
それぞれに与えられた光と知識に応じて裁かれます。
律法を知らなかったからといって罪がなくなるわけではありません。
また、律法を知っていても従わなければ、
その知識によって裁かれます。
パウロは、人は律法を持っているかどうかではなく、
すべての人が神の前で罪人であり、
神の恵みによる救いを必要としていることを示そうとしています。
この後のローマ書では、
ユダヤ人も異邦人も共に罪の下にあり、
救いはイエス・キリストを信じる信仰によって
与えられることが明らかにされます。
関連聖句
ローマ人への手紙 3:23
「すべての人は、
罪を犯したので、
神からの栄誉を受けることができず、」
ローマ人への手紙 3:24
「ただ、神の恵みにより、
キリスト・イエスによる贖いのゆえに、
価なしに義と認められるのです。」
関連聖句の解説
ローマ人への手紙 3:23 の解説
ローマ人への手紙 3:23
「すべての人は、
罪を犯したので、
神からの栄誉を受けることができず、」
この聖句は、人類全体の状態を示しています。
「すべての人」とは、ユダヤ人だけでなく異邦人も含めた全人類です。
人は生まれながらに罪の性質を持ち、
また実際に罪を犯しています。
ここでいう「神からの栄誉」とは、
神の栄光、
神との正しい交わり、
神が本来人間に与えようとされた聖なる状態を指しています。
人間は罪によって神との関係が壊れ、
自分の力や善行によって神の前で義とされることができません。
この聖句は、
人が自分の努力によって救われることができないことを
明らかにしています。
ローマ人への手紙 3:24 の解説
ローマ人への手紙 3:24
「ただ、
神の恵みにより、
キリスト・イエスによる贖いのゆえに、
価なしに義と認められるのです。」
23節が人間の絶望的な状態を示しているのに対し、
24節は神の救いの方法を示しています。
「神の恵み」とは、
人間の功績や努力によらず、
神が無償で与えてくださる愛と憐れみです。
「贖い」とは、
奴隷や捕虜を代価を払って解放することを意味します。
イエス・キリストは十字架でご自身の命を代価としてささげ、
罪人を罪の支配から解放してくださいました。
「価なしに義と認められる」とは、
人が善行や宗教的努力によってではなく、
キリストを信じる信仰によって神の前で義と宣言されることです。
これは人間の働きではなく、
神から与えられる賜物です。
二つの聖句が示す福音
ローマ3章23節は、
「人はみな罪人である」
ことを教えています。
そして24節は、
「その罪人を神はキリストによって救われる」
ことを教えています。
つまり福音とは、
人間の絶望から始まり、
神の恵みによる救いへと導く知らせです。
人は自らを救うことはできませんが、
イエス・キリストの十字架と復活によって、
神の前に義と認められ、
永遠のいのちを受けることができるのです。
