熊本でペットと避難する場所を探している方へ
まずは、被災された皆さま、そしてご家族やご友人の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
ペットと暮らしている方のなかには、
「ペットを連れて避難できる場所は、どこだろう」
「避難所へ連れて行けない場合、預かってもらえる場所はある?」
「一緒に避難できると聞いていたのに、受け入れてもらえないの?」
と、不安を感じている方もいらっしゃると思います。
災害が起きているなかで、たくさんの情報を一つずつ探すことは、それだけでも大変なことです。
そこで、ペットと避難できる場所や、一時的な預け先を探している方に向けて、現在確認できる情報を少しまとめてみました。
※災害時は、避難場所の開設状況や、受け入れできる動物の種類が変わることがあります。
※以下は、2026年7月30日に確認した情報です。最新の状況は、リンク先や電話でご確認ください。
💡熊本県内の災害情報をまとめて確認する
熊本県内の被害状況や、生活に関する支援、相談窓口などは、熊本県の特設ページにまとめられています。
▶ 熊本県「令和8年熊本地震に関する情報」
ペットに関することだけでなく、
「避難所はどこにあるのか」
「ライフラインはどうなっているのか」
「利用できる支援制度はあるのか」
といった情報を確認したいときは、まずこちらのページを見ると探しやすいと思います。
ペットに関する相談窓口への案内も掲載されています。
💡熊本市内で、ペットと避難できる場所を探す
熊本市の公式サイトには、現在開設されている避難所を確認できる「避難所情報」への入口があります。
▶ 熊本市公式サイト
なお、同HPより支援内容をまとめた冊子がPDFにてまとめられていますので、こちらも併せてご確認ください。
熊本県公式サイトでは、ページ上部にある「避難所情報」を押すと、現在開設されている避難所を確認できます。
熊本市の災害対策本部資料では、7月29日16時時点の「ペット同伴避難場所」として、
・九州動物学院
・水前寺競技場
の2か所が案内されていました。
ただし、避難場所の開設状況は変わる可能性があります。
向かう前に、熊本市の「避難所情報」を確認し、
・現在も開設されているか
・どのような動物を受け入れているか
・必要な持ち物はあるか
・ペットはどこで過ごすことになるのか
などを確認しておくと安心です。
💡熊本市以外で、犬や猫について相談したい場合
熊本県では、熊本市を除く県内の犬や猫について相談できる窓口を設けています。
▶ 熊本県「令和8年熊本地震に係るペットに関する相談窓口」
熊本県動物愛護センターの犬猫相談窓口
電話:0964-27-8115
受付時間:平日9時から16時まで
受付時間外に緊急の相談が必要な場合は、その地域を担当する保健所へ連絡するよう案内されています。
迷子になってしまった犬や猫のことや、保護した動物のことで困っている場合も、まずはこちらへ相談してみてください。
💡ペットの一時的な預け先を探す
飼い主自身は避難所や親族の家へ避難できても、ペットを一緒に連れて行けないこともあります。
そのような場合は、民間施設を含む受け入れ情報をまとめている「うちトコ動物避難所マップ」も参考になります。
▶ 熊本地震における動物避難所開設状況
こちらのページでは、
・ペットだけを預かる施設
・飼い主とペットが一緒に避難できる施設
・犬や猫を受け入れる施設
・うさぎや小動物を受け入れる施設
・熊本県内や近隣県の受け入れ先
などが分けて掲載されています。
2026年7月29日に公開された情報では、熊本県内の犬や猫の受け入れ先のほか、福岡県のうさぎの受け入れ先なども掲載されていました。
ただし、こちらは行政の公式ページではなく、民間団体がまとめている情報です。
すでに受け入れを終了していたり、受け入れられる動物の種類や条件が変わっていたりする可能性もあります。
利用するときは、施設へ連絡し、現在の受け入れ状況を確認してから向かってください。
💡SNSで支援情報が発信されていることも
SNSを見ていると、動物に関わるお仕事をしている方が、独自に支援を始めている例もあるようです。
たとえば、
・ドッグランを、飼い主と動物が一緒に避難できる場所として開放する
・ペットフードを一時的に提供する
・施設の一部で動物を預かる
といった取り組みです。
ここでは、あえて施設名などは掲載しませんが、近くで支援先が見つからない場合は、SNSで地域名や「ペット避難」「一時預かり」などの言葉を組み合わせて探してみる方法もあります。
ただし、SNSには、すでに古くなった情報や、内容が十分に確認できない情報が流れることもあります。
施設の普段の運営状況や、現在も受け入れを行っているかどうかを確認したうえで、慎重に検討してくださいね。
🐾「ペットと一緒に避難できる」とは?
今回、避難場所や預け先を調べながら、改めて気になった言葉があります。
それは、
「ペットと一緒に避難できます」
という言葉です。
この言葉を聞くと、避難所のなかでもペットと同じ場所で過ごせる姿を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
私も、以前はなんとなく、そういうイメージを持っていました。
けれども、「ペットと一緒に避難する」ことには、いくつかの形があります。
・ペットを連れて避難場所まで行く
・飼い主とペットが同じ施設へ避難する
・飼い主とペットが同じ部屋で過ごす
・飼い主は別の場所へ避難し、ペットだけを預ける
これらは、すべて同じ意味ではありません。
熊本県は「同行避難」について、飼い主がペットと一緒に安全な避難場所まで避難することであり、避難所や仮設住宅で、人とペットが同じ空間で暮らせることを意味するものではないと説明しています。
ペットが過ごす場所や管理の方法は、避難所によって異なります。
つまり、
「ペットを連れて避難所へ行けること」
と、
「避難所のなかで、ずっとペットと一緒に過ごせること」
は、同じではないようです。
「一緒に避難できると思って来たのに、別の場所で過ごすことになるとは思わなかった」
という行き違いが起こることもあるかもしれません。
*自分に必要な避難の形を考える
避難場所や預け先を探すときは、
自分がどのような避難を必要としているのか、
少し整理してみると情報を探しやすくなります。
飼い主もペットも、同じ場所へ避難したいのか。
飼い主は別の場所へ避難し、ペットだけを預けたいのか。
一緒に避難したい動物は、犬や猫なのか、うさぎや小鳥などの小動物なのか。
薬や特別なごはんが必要なのか。
ケージやキャリーを持って避難できるのか。
同じ「ペットとの避難」でも、必要になる場所や支援はそれぞれ違います。
私自身、うさぎと猫と暮らしています。
犬や猫を受け入れている場所が見つかっても、うさぎも同じように受け入れてもらえるとは限りません。
また、暑さや寒さ、音や振動に弱い動物の場合は、避難できる場所があるだけではなく、その場所でどのように過ごすのかまで考える必要があります。
「連れて行ける場所があるから大丈夫」
ではなく、
「この子が、そこで過ごすことができるだろうか」
というところまで考えておくことが大切なのだと思います。
🔍情報は、どこを見ればいいの?
災害が起きると、SNSにはたくさんの情報が流れます。
助けになる情報がある一方で、すでに古くなった情報や、内容を確認できない情報が広がることもあります。
そのため、まずは
県や市などが出している公式情報を確認し、
民間の預かり情報を利用するときは、掲載されている施設へ直接問い合わせるといいと思います。
「ペットと一緒に避難できます」と書かれていても、そこで安心して過ごせるかどうかは、動物の種類や避難場所の環境によって変わります。
そして、被災地から離れて暮らす私たちも、
自分の地域では、ペットとどこへ避難できるのか。
避難所では、ペットはどこで過ごすことになるのか。
一緒に避難できないとき、頼れる人や場所はあるのか。
この機会に、一度確認しておきたいですね。
一刻も早く、皆さんの生活に平穏が戻りますように。
