【川柳日記】夏の思い出……近畿梅雨明けの日
雲早く流す熱気をはらむ風
今朝、友達がSNSで「犬の早朝散歩の時に今年初めての蝉の鳴き声を聞いた」と書いていた。
そこに「もう直ぐ梅雨明けですね」とコメントをつけた数時間後、お昼前の天気予報で「近畿地方の梅雨は明けたと思われます」と予報士さんがにこやかに話していた。
ベランダから入ってくる陽射しは確かに昨日までとは違う。
厚い雲に反射して独特の白さを感じる陽射しの色と違い、今日の陽射しは太陽光の熱をそのまま届けてくるような眩しさを感じた。
「ああ、夏の本番が来たんだなぁ」
そう思った瞬間、真夏の陽射しか照りつける海岸で冷えたビールを飲んだ時の感覚が身体中に蘇ってきた。
まだ両目とも見えていた頃、20年以上前の記憶。
夏の日本海に立つ白波を眺めながら冷えたビールを飲んでいると、体感する暑さとは違って、涼しさを感じていたなぁ……。
と、そんなことを吐き出し窓から差し込む日差しを浴びながら思い出していた。
冒頭の一句はその時の感覚を思い出して詠んだ一句です。
視界はどんどん霞んで行っても、記憶に残る景色は色鮮やかに脳裏に蘇ってきてくれる。
わたしは生まれてからずっと大阪で暮らしているから、この街の四季の変化しか知らない。
一口に「梅雨明け」と言っても、それぞれの地域では感じ方が違うのだろうなと思います。
大阪と京都でも、梅雨明けの空気はやはり違うもんなぁ。
九州、東北、北海道の梅雨明けは関西とは随分と違うのではないだろうか?と想像します。
湿り気をわずかに残し明けた梅雨
わたしが感じる大阪の梅雨明けの空気感を詠んでみました。
梅雨が明けたと言っても、昼下がりの空気はやはり湿気を含んでいた。
それでも昨日までの重くのしかかるような湿気とは違う。
一昨日は畳やスリッパを踏みしめるたびに感じていた不快な湿り気が、今日はさらりとして不快感がない。
体は少々だるいけれど、二日前まで感じていたような古傷の痛みはない。
蒸し暑いけど梅雨の頃より過ごしやすいと感じられる……と思ったけれど、この過ごしやすさもあっという間に終わるのだろう。
季節は日々進んでいく。わたしは生きている。
ちなみに、まだクーラーは稼働していない。そろそろ使い始めるかな?
