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「記号」の並べ替えを企画書と呼ぶ、その驕りについて。

「ChatGPTに3C分析をさせてみたが、出てきたのは教科書をなぞったような退屈な回答だった」

そう漏らすビジネスパーソンの顔には、共通の「飽き」が浮かんでいる。

AIという万能に見える道具を手にしながら、結局のところ、私たちは「記号の並べ替え」に終始していないだろうか。

SWOT、3C、STP、4P。フレームワークという便利な箱に、AIがネットの海から拾ってきた最大公約数的な言葉を詰め込む。出来上がるのは、非の打ち所がないが、誰の心も動かさない「死んだ企画書」だ。

マーケティングの現場で、かつて私たちが求めていたのは、そんな「正解」だっただろうか。

話は逸れるが、備前長船の刀匠に打ってもらったペティナイフが手元にある。
手に馴染む重み、吸い付くような刃渡り。それは単なる「切る道具」を超えて、こちらの意思を指先に伝える神経の一部のように錯覚させる。優れた道具とは、使い手の「意図」を増幅させるためにある。

翻って、あなたのAIはどうだろうか。

もしAIが吐き出す言葉に「手応え」を感じていないのなら、それはプロンプトの記述ミスではない。
フレームワークという「型」の中に、あなた自身の「思想」を込めるための手順が欠落しているのだ。

効率化という名の研磨は、時に大切な「歪み(=人間味)」まで削ぎ落としてしまう。
論理的に正しいだけの企画書は、AIが書いたと見破られる前に、読者の脳にスルーされる。
必要なのは、AIという冷徹な計算機に、マーケティングという泥臭い「人間理解」を強制的に接続させるための、いわば思考のブリッジだ。

今回のセミナーでは、そのブリッジの架け方を共有したいと考えている。

渡すのは「魔法の呪文」ではない。AIを、あなたの「魂」を宿した鋭い武器に変えるための、具体的な研石だ。
効率を求めた先に、あなたは何を残したいだろうか。

画面の向こう側にいる、血の通った人間を動かす準備は、できているだろうか。

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金森努@マーケティング・研修講師/コンサルタント ありがとうございます! これからも頑張ります。