ドイツに来てから読んでいる本
ドイツに来ることが決まった頃から、読む本が少し変わりました。
それまでは自己啓発書や海外の歴史に関する本を読むことが多かったのですが、最近は歴史上の偉人が書いた本や、日本の古典を現代語訳した本を手に取るようになりました。
例えば、『徒然草』です。
学生時代は授業で冒頭を暗記した記憶しかありませんでした。
当時は「テストのために覚えるもの」という印象で、内容を深く考えることはありませんでした。
でも、今改めて読んでみると全く違いました。
そこには人生や生き方、人との関わり方が書かれていて、「これは哲学書なんじゃないか」と思うほど、多くの気づきを与えてくれました。
そして「徒然なるままに」という言葉が、今ではわたしの人生を大切にする考え方の一つになっています。
福沢諭吉の『学問のすすめ』も印象的でした。
「世の中や組織が良くならないのは、自分たちが学ばず、誰かに依存してしまうから。」
そんなメッセージが、今の時代にもそのまま通じるように感じました。
当事者意識を持って学び、自分で考え、行動すること。
150年以上前に書かれた本なのに、驚くほど色あせていません。
こうした名著を読むたびに、「偉人」と呼ばれる人たちがなぜ今も語り継がれているのか、その理由が少しずつ分かるような気がします。
そして、海外で暮らしている今だからこそ、日本の古典や名著に惹かれる理由もあるのだと思います。
きっとこれは、自分のアイデンティティを確かめたいという気持ちの表れなのでしょう。
「日本にはこんな考え方があったんだ。」
「こんな人物が日本を支えてきたんだ。」
そう知るたびに、日本人としての誇りを感じます。
そして、「わたしもドイツで頑張ろう。」という前向きな気持ちをもらっています。
ドイツに来て3か月。
ドイツやヨーロッパの歴史を学ぶことはもちろん楽しいです。
でも、それと同じくらい、日本の名著に触れ続ける時間も大切にしていきたい。
世界を知ることと、自分のルーツを知ること。
その両方をこれからも学び続けていきたいと思っています。
