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koro333
「大丈夫」が、言えなくなった日。
本当は大丈夫じゃないのに、
「大丈夫です」と言ってしまう。
子どもの頃から、
自分を後回しにするのが、当たり前だった。
「大丈夫です」と言えば、
その場は静かに収まる。
相手も安心して、
自分も、いつもの役割へ戻っていく。
そんなふうに、
誰かを優先するまま、気づけば看護師になっていた。
仕事でも、「大丈夫」を重ねていたある日、
本当に、大丈夫じゃなくなった。
何日も、
部屋から出られないまま過ごした。
ある朝、
薄い光を見ながら、
このままではいられないと思った。
それから、
大丈夫じゃない日は、
少しだけ言葉にする。
自分を優先してもいいのかもしれないと、
あとから、ふと、思う。
前より、
少しだけ、肩の力が抜けてきている。
「大丈夫」と言えなかったあの日が、
回復のはじまりだったのかもしれない。
