【食神が教えてくれる】幸せの沸点が低すぎる女、世界のバグに気づく【幸せの正体】
とある人が、何気なくこう呟いた。
「なんかいい事ないかなあ」
その瞬間、少しだけ引っかかった。
この言葉は、あまりにも自然で、あまりにも日常的で、だからこそスルーされるタイプのやつだ。
けれど同時に、それは“世界の見え方”そのものを前提にした発言にも聞こえた。
つまりこの人、さらっと「世界は今ちょっと不満足である」という判定を下している。
地味に強い。
その人は、客観的に見れば恵まれているように見える。
友人もいて、人間関係もそれなりに広く、日常に困っている様子もない。
たぶん人生の難易度で言えば、イージーモード寄りだと思う(失礼、だけど、陰キャを極めし者のわたしから見たら)。
それでも「いい事がない」と言う。
では、「いい事」とは一体どこにあるのだろう。
というかそれ、採点基準どこで配布されてるんだろうか。
一方で、わたしはというと、
・お茶が美味しい
・天気が悪くない
・道端に咲く花にちょっと感動する
その程度で、割と簡単に「今日いい日だったな」と思ってしまう。
たぶん世間的には、かなりコスパの良い幸福回路を搭載しているタイプだ。
あとたまに「わたし単純すぎでは?」とも思うけど、まあそれはそれで生きやすいので黙認している。
ただ、ふと思う。
もしかしてこれは“幸せの沸点が低い”というよりも、単に「世界の受け取り方が違うだけ」なのではないか、と。
同じ世界を見ているはずなのに、片方は「特に何もない日」、もう片方は「まあまあいい日」。
この差、何なんだろう。
カメラの性能差なのか、レンズの曇りなのか、それとも単なる気分なのか。
「いい事ないかなあ」という言葉は、ただの独り言ではない。
それは、 “世界にはまだ満たされていない何かがある”という前提の上に立った思考だ。
そして厄介なのは、この前提がわりと自然にインストールされていることだ。
インストールした覚えはないのに、勝手に入ってるアプリみたいなやつ(シレッと契約時に入れてくるアレ)。
ではもし、その前提そのものが少しだけ揺らぐとしたら──
世界の見え方は、どこまで変わるのだろうか。
あるいは、変わるのは世界ではなくて
「今日いい日だったなって思う回数」だけなのかもしれない。
この違和感の正体を、少し丁寧にほどいてみたいと思う。(ついでに自分の“幸せ判定ガバさ”も検証しながら)
心理構造:「いい事がない」と感じる理由
さっきの“わたしの幸せ3点セット”をもう一度出すと、
・ご飯が美味しい
・誰かと笑って話せた
・道端の花にちょっと感動した
こういう小さな幸せって、繰り返されると脳内では「当たり前」に変換されていきます。
これは脳の仕様で、いわゆる“慣れ”による報酬の鈍化。
つまり──
幸せが減ったのではなく、「認識されなくなっているだけ」。
比較による幸福の上書き
スマホを開けば、いやでも目に入る「キラキラした日常」。いわゆるインスタ映え的な世界観ですね。
(わたしは陰キャなので、そういう“リア充投稿”はあまりしません。インスタは作品置き場です)
そこで無意識に起きるのがこれ⬇
・もっと特別な何か
・もっと刺激的な何か
・もっと愛されている何か
こうした“強い幸福”と比較することで、日常の幸福が相対的に薄まってしまう。
これ、地味に厄介です。
「不足ベース」の思考癖
「ない」に意識が向く状態。
これは性格というより、“思考のデフォルト設定”に近いものだと思っています。
ここで少し占い師っぽい話を(ドヤ顔)。
東洋命術(四柱推命)には「食神(算命学では鳳閣星)」という星があります。
これはかなりざっくり言うと、“日常の幸福を感じる力”が強い星です。
・日向ぼっこが気持ちいい
・お茶が美味しい
・風が心地いい
・今日が無事に終わった
こういう「なんてことない日常」を、そのまま幸せとして受け取れる感性。
いわゆる“5歳児の星”とも言われるやつで、好奇心と感受性で日常を楽しむ天才タイプです。
食神の本質
ここが一番大事なポイント。
食神の本質はこれです。
・幸せを“作る力”ではなく
・幸せを“見つける力”
多くの人は「幸せ=起こるもの」と思いがちですが、
食神的な視点では逆で、幸せは「すでにあるものを認識した瞬間に成立する」。
つまり、世界が変わるというより“見え方が変わる”という話です。
なぜこの視点が重要なのか
この認識が変わると、かなり生きやすくなります。
・焦りが減る
・不足感が減る
・他人との比較が減る
・心の安定が増える
いわゆる「運がいい人」の状態って、だいたいこの精神状態と一致しています。
外側の運というより、“内側の解釈の安定”ですね。
抜け出せる人・抜け出せない人の違い
【抜け出せない人】
・幸せを“強さ”で測る
・特別な出来事を待つ
・日常を評価しない
【抜け出せる人】
・小さな違和感に気づける
・すでにあるものを認識できる
・日常の中に面白さを見つけるのが上手い
実践ワーク
ここからは人生しくじり先生のわたしからの宿題です(ドヤ顔)。
■ワーク①:「いい事」3〜5個書く
どんな些細なことでもOKです。
・お茶が美味しかった
・天気が思ったより悪くなかった
・無事に1日終えた
・ハンカチを拾ってくれた人がイケメンだった(重要)
・曲がり角でパンをくわえたJKと衝突(漫画展開)
※最後の2つは特殊イベント枠です。
大事なのは出来事の大きさではなく、それを「いい事として認識すること」。
■ワーク②:口癖の観察
「いい事ないかなあ」が出た瞬間に気づく。
そして一度だけ問い直す。
それ、本当に“ない”のか?それとも“気づいていないだけ”か?
世界は変わるのではなく、見え方が変わる
「いい事ないかなあ」と言っているとき、世界そのものは変わっていません。
変わっているのは、“見えている範囲”だけです。
ほんの少し視点が変わるだけで、
・道端の花がきれいに見えたり
・お茶がやけに美味しく感じたり
・普通の日常がちょっとだけ愛おしくなったりする
人生は劇的な変化じゃなくていい。
道端の花の美しさに気づけるくらいの余白があれば、それだけで十分すぎるほど豊かだと、わたしは思っています。
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