読書妨害プレイリスト Lv.1
読書したいけど時間がない。
そんな声はもう聞き飽きました。
でも、こんなに誘惑の多い世の中で読書時間を確保するのが難しいのも事実です。
先日、「読書用プレイリスト」なるものを見つけました。
インスト(歌詞のない音楽)を流しながら本を読む人もいるらしいですね。
少ない読書時間を、できるだけ質の高い数十分にしたい。そんな気持ちが伝わってきます。
…とはいえ。
読書中に音楽? なにゆうてんの?
私には無理です。
なぜなら、
踊りたくなってしまうから。
私は呼び込みくんの音楽でも踊れるクチなので、普段の読書でも困るし、原稿のチェック中だと尚更困ります。
ということで今回は、ページをめくる手が止まり、思わずブチ上がってしまう曲たちをプレイリストにしました。
さながら逆張りYouTuberみたいな企画ですね。
まずは
レベル1:確実にページをめくる手が止まる曲たち。
「アンビエント」という音楽ジャンルをご存知でしょうか。
積極的に聴かれることを目的とせず、空間に存在することを意図した音楽。今回セレクトした曲は、そんなアンビエントが多めです。
ただ、アンビエントであっても、かっこよすぎれば読書の邪魔でしかありません。
今後、
レベル2:立ち上がる
レベル3:踊り始める
とシリーズ化を予定しています。というか絶対やりたい。 やらせてください!
誤解のないように何度も言いますが、
読書のための音楽ではありません。
読書を止める音楽です。
ページを閉じる覚悟のある方だけどうぞ。
いいじゃないですか。金曜日なんだし。
楽しい60分間を。
1/1 – Remastered 2004 / Brian Eno
「Music for Airports」というアルバムでアンビエント音楽という概念を作った、Brian Enoの代表曲。気がつくと耳がそちらに向いてしまう引力がある。
CURRENT / Photay, Mikaela Davis
きらきら。ふわふわ。しゃらしゃら。ぱらぱら。音の幻想。
#3 / Aphex Twin
高校生の頃から聴いている。たぶん一生聴く曲。電子音楽の鬼才で激しいイメージがあるが、静かなAphex Twinが一番やばい。何かが起こりそうで何も起こらない緊張感に持っていかれる。
Préludes, Book 2 / Claude Debussy(Víkingur Ólafsson)
19世紀末のフランスの作曲家の曲を、アイスランド人ピアニストが弾いている。原曲を知っているほど別の曲に聴こえる。
Morning (Piano Version) / Tim Hecker
憧れのアーティストを一人挙げるとしたらTim Hecker。カナダ出身、現代アンビエントの重要人物。ピアノの音が霧の中に消えていくような質感で、時間の感覚がなくなる。
My Friend the Forest / Nils Frahm
ベルリン在住のピアニスト。音楽がアートだとわかるライブをする数少ないアーティスト。シンプルなピアノが森の中を歩くように展開する。
Prodigal Weep / Koki Nakano
最近インスタで偶然見つけた。東京出身、パリを拠点に活動するピアニスト。不穏なのに美しいという矛盾した感情が続く。読んでいる文章の意味が入ってこなくなるタイプの曲。
First Light / YAI, John Thayer, David Lackner
プレイリストの最後に置いたけれど、これが流れると最初から聴き直したくなる。本を読む気が完全になくなる。完全な読書妨害装置。
Continuum 1 / Nala Sinephro
ジャズとアンビエントの境界線上にいるロンドンのアーティスト。ハープとシンセサイザーが溶け合い、どこにも着地しない音が続く。本を読んでいるはずなのに、視線はいつのまにか天井に。
Believe, Beleft, Below / Esbjörn Svensson Trio
世界一好きなピアノトリオ。ジャズの文脈にいるのに、ジャズっぽくない独自の空気を持っている。メロディが優しいのに頭に残りすぎて口ずさんでいる。
