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azae_hiroba
育児エッセイ|一杯目のコーヒーにたどり着くまで
朝6時半。
布団を抜け出してリビングに向かう。生後3ヶ月の赤ちゃんは、まだ寝室でスヤスヤと眠っている。
育休中の我が家は、朝の家事分担がだいたい決まっている。私がまず洗面所へ向かい、洗濯機を回す。その間に妻はキッチンに立ち、手早く朝ごはんの準備を進める。
赤ちゃんが寝ているうちに、二人で急いで朝ごはんを食べる。でも、大抵こういう絶妙なタイミングで、寝室から泣き声が聞こえてくる。
うちは母乳中心なので、ここから先の授乳は妻にお願いするしかない。
食事の途中で席を立った妻が赤ちゃんを抱っこしている間、私はシンクに重なった食器を洗う。
スポンジに青のジョイをつけ、ゴシゴシと磨いていく。どうせなら指先でキュッとなるまで綺麗にしたい。
無心で手を動かしていると、洗濯機から終了の音が鳴った。
フタを開けると、青のアタックのいい香りが漂ってきた。
最近は晴れの日が多い。カゴを抱えてベランダに出ると、朝の光がたっぷりと降り注いでいる。パンパンと洗濯物のシワを伸ばして外に干していく。日光にあたっていると、寝不足の体も少しシャキッとして、とてもいい気持ちだ。
食器洗いと洗濯干し。このふたつが終わって、ようやく一杯目のコーヒーにたどり着く。
ネットでまとめ買いしているドトールのドリップコーヒーをマグカップにセットし、お湯を注ぐ。コーヒーを持ってリビングのソファに腰を下ろす。
我が家のテレビは毎朝NHKがついているのだけれど、ちょうど朝ドラが終わり、「あさイチ」が始まる時間だ。この番組の切り替わりを見ると、朝の家事がひと段落したなと実感して少しほっとする。
温かいコーヒーを一口飲む。飲み慣れた味が体に染み渡っていく。
さあ、今日も一日がんばろう。
かなめ
