育児日記|夜9時から11時。ワンオペという名のちょっとした自由時間
我が家の夜間育児は、基本的に妻が担当してくれている。
夜中に赤ちゃんが泣いたり、授乳が必要になったりした時は、妻が真っ先に対応してくれる。赤ちゃんは妻の横で寝ていて、ありがたいことに、私は別の部屋で朝まで寝かせてもらっている。
その代わり、夜9時から私が寝る11時までの2時間は、妻に寝室でゆっくり休んでもらう時間にしている。その間は私がリビングで赤ちゃんの様子を見る。我が家のちょっとした「ワンオペ」のシフトだ。
とはいえ、生後3ヶ月になったわが子は、この時間帯は比較的ぐっすり寝てくれていることが多い。だから実はこの2時間、私にとって密かな趣味の時間でもある。
赤ちゃんを起こさないよう、天井の明るいシーリングライトは消す。ダイニングテーブルにパナソニックのLEDデスクスタンドを持ってきて、手元だけをぼんやりと照らす。座るのは、少し離れた場所に敷いたベビー布団がしっかり視界に入る定位置だ。
静かな部屋の中、規則正しい「スースー」という小さな寝息が聞こえる。夏用のタオルケットが、小さなお腹の動きに合わせて上下している。その様子を時折目で確認しながら、手元の明かりの下で、先日買いだめしておいた「新潮文庫の100冊」の文庫本をパラパラとめくったり、Surfaceを開いてこのnoteの文章を打ったりする。
今日あったバタバタとした出来事も、こうしてキーボードを叩いて文字に起こしていくと、頭の中が少しだけ整理されていく気がする。
妻は奥の部屋で休んでいて、目の前では赤ちゃんが静かに眠っている。完全に一人きりというわけではないけれど、家族の気配をすぐそばに感じながら自分のやりたいことに没頭できるこの時間は、慌ただしい日常の中でホッと一息つける、とても貴重なひとときだ。
親になってから、自分のための時間は本当に少なくなった。毎日がめまぐるしくて、疲れて無言になる夜もある。でも、1日の終わりにこういう穏やかな時間が少しでもあるだけで、「よし、また明日も頑張ろう」と自然に思えるから不思議だ。
テーブルの時計が11時を回った。
パタン、とSurfaceを閉じる。さあ、そろそろ私も自分の寝室へ向かおう。明日もまた、ドタバタな1日が始まる。
かなめ
