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【癒し系方位】ココロプロジェクト(++)

ココロプロジェクトは民間メンタルケアの広大な手法群です。全部必要という訳ではなく、状況によって活用方法を変えて下さい。また組み合わせて使う事も出来ます。

前提文
活用される前に前提文が必要と思いますのでここに列挙していきます。

ストップ
一旦止まりましょう。感情が湧き上がってます。止まらない事には何も進みません。

ブレス
深呼吸しましょう。感情の最大の湿布です。

クール
もう少しだけ冷静になりましょう。自分に「どうどう」と呼びかけるだけで変わります。

エモーション
一番目立つ思いは何ですか?悲しみですか?怒りですか?喜びですか?寂しさですか?

ホワイ
どうしてそう感じましたか?どうしてそう思いましたか?

ダメージ
痛手は負いましたか?どのくらいの痛みですか?

ロスト
何を失いましたか?失った事で変わることは何ですか?

ゲット
何が手に入りましたか?時間でも品物でも構いません。

アクセプト
ここまで来て落ち着いたら、事実を事実とだけ受け止めましょう。事実に意味づけは無しにしましょう。

リスタート
立ち上がりましょう。もう立てる段階です。


ヒーリングスペル

パニックバックラーとの差は「状況、現象と自我の分離不可」な状態に上書きのように効果を狙うテクニックです。前提として「全部込み」の感情にアプローチします。

絶望癒

絶望した精神に効果的です。状況的には「もうだめ」「次がない」と思い込んでる状況に対して「誰がダメって決めたの?」「光はもう消えたの?」「絶対に?」と問いかけます。光に向かうのは自分だけです。落ち込むだけ落ち込んだら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

混乱癒

混乱した精神に効果的です。状況的には「わかんない」「どうしよう」と思い込んでいる状況に対して「落ち着こう」「一旦全部止めよう」「深呼吸しよう」と問いかけます。混乱を整理できるのは自分だけです。頭の中の嵐が落ち着いたら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

麻痺癒

思考が麻痺した精神に効果的です。状況的には「何も感じない」などの無関心になっている状況に対して「状況整理しよう」「今この瞬間に集中して」と問いかけます。麻痺を治せるのは時間と自分です。頭の麻痺が感覚を取り戻したら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

憤怒癒

怒りでいっぱいの精神に効果的です。状況的には「頭きた」「もうキレた」「ふざけんな」と興奮状態の精神に対して「どうどう」「大丈夫だよ」「何が不満」と問いかけ話を聞きます。憤怒を癒せるのはガス抜きです。頭の憤怒が抜けたら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

不安癒

不安でいっぱいの精神に効果的です。状況的には「どうしよう」「なんだか分からない」という精神に対して「答えを取りに行こう」「明確にしていこう」と問いかけ話を聞きます。不安を癒せるのは明確化です。頭の中の不安が消えたら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

焦燥癒

焦る気持ちの精神に効果的です。状況的は「どうしよう」「どこから手をつけよう」「どうにかしなきゃ」という精神に対して「何に焦ってるの?」「焦って何かが変わる?」「失うものは何?」と問いかけます。焦燥を癒すのは現実の確認です。焦りを確認し落ち着いたら「前に進めるよ」と背中を押します。

恐怖癒

恐怖に囚われた精神に効果的です。状況的には「怖い」「何か来る」と感じている精神に対して「何が怖い?」「その怖さは現実?」「今ここに何がある?」と問いかけます。恐怖を癒すのは“確認”と“現実との再接続”です。怖さを認識し落ち着いたら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

緊張癒

緊張に囚われた精神に効果的です。状況的には「体動かない」「失敗出来ない」と感じている精神に対して「うん、今緊張してる」「大丈夫、普段通りに」「失敗しても取り返す」と問いかけます。緊張を癒すのは現状の容認です。緊張が緩和してきたら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

嫉妬癒

嫉妬に囚われた精神に効果的です。状況としては「なんであの人が!」「こっちにだけ向いて」と感じている精神に対して「嫉妬して何か変わる?」「他の見方は?」「本当に嫉妬する価値ある?」と問いかけます。嫉妬を緩和するのは寛容さです。嫉妬が緩和してきたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

虚無癒

虚しさに囚われた精神に効果的です。状況的に「何をやってんだろう」「無価値に思えてきた」と感じている精神に対して「意味はやってるはうちに見つかるよ」「とにかく出来ることをやろう」と問いかけます。虚しさを緩和するのは少しずつ出来る事をやる事です。虚しさが緩和してきたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

孤独癒

孤独に苛まれる精神に効果的です。状況的に「寂しい」「孤独だ」「誰もいない」と感じている精神に対して「明日も孤独?絶対?」「この世に誰もいない?」「感じる前に動いた?」と問いかけます。孤独を緩和するのは積極的な行動です。孤独を緩和できる人間関係が出来たら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

罪悪癒

言われの無い罪悪感に苛まれる精神に効果的です。状況的に「悪い事した」「私が全部悪い」と思っている精神に対して「相手は具体的に責めてる?」「ほんとうに貴方のせい?」と問いかけます。罪悪感を緩和するのは現実の認知です。言われの無い罪悪感、既に許されてる罪なら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

羨望癒

嫉妬に近い感情で目上や成功者に向けられる勘定に効果的です。状況的に「羨ましい」「それに比べて私は」と言う精神に対して「貴方は貴方のままで価値あるよ」「他人と比べても貴方の本質は変わらないよ」と問いかけます。羨ましい感情を緩和するのは「自分と他人」の差別化をきっちり付けることです。自分の道が見えたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

無力癒

無力感に苛まれている精神に対して効果的です。状況的に「何も出来ない」「わたしでは無理」と言う精神に対して「出来ること本当に無い?」「出来る事からやろうよ」と問いかけます。無力感を緩和するには自分の出来る事の棚卸です。少しでも出来る事を見つけたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

嫌悪癒

自己嫌悪の精神に対して効果的です。状況的には「私が嫌い」「自分なんていなくなれば」「自分を塗りつぶしたい」と言う精神に対して「貴方にしか無い価値があるよ」「もう一度貴方の価値を棚卸しよ?」と問いかけます。自己嫌悪の緩和は自分を再発見する事です。少しでも好きになれたら「前へ進めるよ」とそっと背中を押します。

後悔癒

後悔する精神に対して効果的です。状況的には「なんであんな事したんだろ」「無かったことにしたい」と言う精神に対して「それがあったから学べたんだよ」「今に目を向けてやり直そうか、何度でもやり直しは効くよ」と問いかけます。後悔の緩和は現在、今、に心を集中する事です。後悔の念が薄くなったら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

疲労癒

疲労感で精神にまで侵食されている状態に

効果的です。状況的に「もう一度動けない」「まだやるの?」「いい加減にして」と言う精神に対して「少し休もう」「本当に今やるべき?」「無理して効率上がる?」と問いかけます。疲労感の緩和に有効なのはゆっくりした時間です。また動きたいとなったら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

憂鬱癒

憂鬱な感情に対して効果的です。状況的には「やる気がしない」「もういいや」「心が晴れない」と言う精神に対して「今はそれでいいよ」「少し気が晴れたら少し動こう」と問いかけます。憂鬱に対して有効なのは受容と時間と行動です。少しでも気が晴れたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

羞恥癒

恥ずかしい思いをした精神に対して効果的です。「なんであんな事に」「なんであんな事を」と言う精神に対して「大丈夫、貴方の価値はそれで変わらない」「貴方のままの貴方で行こう」と問いかけます。羞恥心に有効なのは現実の受容と自己の再認識です。少しでも羞恥心が薄まったら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

自責癒

過度に自責の念が強い精神に対して効果的です。「私が悪い」「私を殺したい」と言う精神に対して「大丈夫、世界は受け止めてるよ」「貴方の価値を下げたら勿体ないよ」「貴方は十分やったよ」と問いかけます。過度の自責の念に対して有効なのは自己価値の再構築と受容です。少しでも自責の念が収まったら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

悲嘆癒

嘆き叫ぶ精神に対して効果的です。状況的には「なんで!」「どうして!」と荒れる精神に対して「嘆こう、今は精一杯」「泣くだけ泣こう」と問いかけます。悲嘆に対して有効なのは現状の認知と時間をかけた受容です。全力で泣くだけ泣いたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

恥辱癒

名誉や社会的ステータスに関わる毀損を受けた精神に対して有効です。状況的には「失礼な!」「ふざけるな!」と言う精神に対して「大丈夫、貴方の価値は不変」「きっとわかる人は分かってくれる、本当に誰も分かってくれない?」と問いかけます。恥辱に有効なのは自己の普遍性の受容です。受けた仕打ちを許せる様になったら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

自傷癒

自己の痛みにより生きる実感を持つ精神に対して有効です。状況的には「痛みが欲しい」「生きてる実感が欲しい」と言う精神に対して「それをしなくても貴方は十分生きてる」と軽く声をかけて距離を取ります。この場合だけは近接してるとエスカレートします。自傷は時間と本人の成長だけが解決します。治まったら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。

退屈癒

退屈に頭を抱えている人に有効です。状況的には「暇だ」「誰か構って」「やる事ない」と言う精神に対して「大丈夫、貴方なら出来る事あるから」もしくは「今は人生の休憩時間」と二通りのアプローチで問いかけます。退屈の背後にあるのは「新しい事に対する恐怖」です。新たな試みを始めたら「前に進めるよ」とそっと背中を押します。


パニックバックラー


感情に対してのコントロール提案をしたいと思います。まず大前提として、
 「他人の言動により自分の価値が変わる訳ではない」という言葉を覚えて置いてください。もちろんコンテストや品評会などで審査員の意見は重要かも知れませんが、それにより自分の人格自体を傷つけられているわけではないと言うことです。技術や創造物と人格は別問題に考えてください。
次に「他人の感情までかぶる必要はない」と言うことを覚えて置いてください。たとえ隣人が無愛想であっても自分まで無愛想になる必要は無いですし、たとえ隣人の機嫌が悪くても、勝手に不機嫌になっているだけで自分に責任は無いという事です。さらにもう一つ「感情は自分がコントロールしている」と言うことを覚えて置いてください。心から怒りがわいてきたとしてもそれは自分が怒りたいと心のどこかで思っているからであって、他の人間にコントロールされていると言うことはほとんど無いと思ってください。さらにもう一つ「問題と感情の関係をコントロールする」と言うことを覚えて置いてください。大体の人が問題を指摘されたり発覚した時点でショックを受けます。ここまではいいのですが、そこから反省や自責の念、不満、怒りが始まり、止めどなく落ち込んでいったりします。ですから、問題から感情が暴走する前に一言「ストップ」と言って悩むのを無理矢理にでも止めてみてください。そしてもう一度問題自体を見てみてください。最後のもう一つ「開き直りも芸のうち」と言う言葉も覚えて置いてください。これから下に各対処方法を挙げて行きますが、全てに共通して言えることは、ある程度まで行ったら開き直ってみるのが一番の手と思えることがあります。

では、各コントロールの提案に移りたいと思います。

恐怖のコントロール


 人間とは未知のものや結果に対して恐怖を感じます。また、好調が続くと自然と「次はダメなんじゃないか」と恐怖が増大していく傾向もあります。これは本能的な警戒心であって自然な事なのですが、度を超えると身動きが取れなくなります。こう言った時は「知ろう」と動くと恐怖は小さくなっていきます。完全に把握した頃には心配か次の算段二移っているでしょう。こう言った台詞もあります、「分かるところから知っていこう」。

緊張のコントロール


 人間とは緊張する物です。知らない事、不意の事等、緊急に対処しなければならない事態になったときその特徴が明白になります。緊張することにより人間はより機敏に対処したり、痛みに対して耐性を整えたりします。また、注意力も上昇し、ミスを押さえる役目があります。ただ、緊張は筋力と心を硬直化させてしまう癖があり、これが緊張の最も重要な役目であるミスを押さえるという行為に対して逆効果を及ぼしてしまう可能性があります。過度の緊張により手がふるえ、つまらないミスを犯すケースも多々あります。また、緊張のせいで思った結果がでないと言う話はスポーツの世界でも有名です。
 人間の緊張は生来の物なので、消すことは難しいです。また、緊張を友達にするという言葉を聞いたことがありますが、これは日頃からの修練が必要になってしまいます。もちろん、日頃から緊張を友達にする修練を積んでいるに越したことは無いのですが、突然の出来事の場合や不慣れな出来事の場合、予測をしていなかった事態なので、修練のやりようもありません。
 そこで、緊張をコントロールする方法を提案してみたいと思います。
緊張の原因は、未経験と生真面目さ、それに一足飛びの効果狙いという原因がもっともよくあげられます。そこで、「自分はできる」や、ちょっと生意気に「こんなの出来るに決まってるじゃん」など少々自信家を演じてみます。ここでポイントは、自分に言い聞かせるのではなく、外に向かって心から演じることです。緊張の反対は慣れです。慣れには慣れで悪い点もありますが、緊張しているさなかでは、その欠点も補われます。そこで、さもなれているかの様に演じるのです。演じ方はアドリブで「この問題になれている人だったらこう言うだろうな」などと予想しながら緊張を押さえていきます。さらに緊張が始まったら一種のゲーム感覚と考えてみます。感覚は自分がよく遊ぶゲームから持ってくるのが一番良いでしょう。
 たとえば家庭用ゲーム機のゲームやボーリング、クロスワードパズルなど、実害が少ないゲームの感覚で物事に当たってみると、緊張も軽減されます。その後「確実に一個一個片づけていけば大丈夫」「堅実に・・・堅実に・・・」等の言葉に代表されるように着実なステップを踏めば出来ないことはないと自分に言い聞かせます。緊張していては派手なパフォーマンスはまず出来ません。また、実力よりも上のことは無理も承知です、その状態を少しでもいい結果へ結びつけるためには、「出来ることからこつこつと」と目の前にある問題から手を付けていくと、少しづつ緊張も軽減されていきます。また、こういったセリフもありますので参考までに。
「同じ人間なら出来るはず。ただやり方が分からないだけ」
「じたばたしても結果はかわらないなら成りゆきまかせでいいんじゃない?」

集中のコントロール


 リラックスした集中。最近耳にする言葉です。集中力に関する書籍も数多く出版され、いろいろな訓練方法が確立してきました。どれも皆優秀な物で、確かに「なるほど」と思える物ばかりです。ですが、日頃の訓練やコントロールが出来るほど、日常における集中力の必要シーンは単純ではありません。根本的な集中力を養うトレーニングも存在しますが、諸事情によりトレーニングが困難な場合もあります。
 数多くあるトレーニング方法も、奇妙なことにたった一つの前提を話しています。それは、集中力は後天的な物であるということ、これはどの本、どの学説でも共通のようです。
 集中力が欠損している場合、注意力が散漫になり、出来る仕事さえ単純ミスの発生が目立ってしまいます。また、集中力不足のせいで、記憶能力や思考能力が低下することもあります。だいたいにおいて、集中力が発揮できない原因は、頭を使わずに目先、指先、口先、等の感覚器官のみで作業している場合がほとんどです。
 そこで、集中力を出すための方法を提案してみたいと思います。
集中力に欠かせない物に、「完遂しようする熱意」があります。対象物が自分の好きなことの場合、自然と集中してしまうのが、人間です。誰しも、好きなことをしている時の時間はあっという間に流れるという経験を持っていると思います。これは集中力が非常に高い事に原因があります。このように好きなことに対しては高い集中力を発揮するにもかかわらず、嫌いなことに対しては集中力を発揮できなのが人間です。ですが、「これをやり遂げたい」と演じてみるのはいかがでしょうか?ただし、自分自身に対して。そ
うすることにより、次第に集中力が高まっていくのがわかると思います。さらに全身の力を一度抜きます。肩、二の腕・・・つま先まで。頭の中は目をつぶって真っ白にします・・・。するとふんわりとした感覚を体いっぱいに感じることが出来るようになると思います。まだ出来ないなという場合は、ふんわりとした感覚がでるまで脱力を繰り返してください。次に、集中対象に話しかけます。もちろん人に聞こえるような大きな声ではく、ささやきかけるような小さな声でもかまいません。たとえば、ネジを締める作業の
場合は「ネジをしめて・・・」など口に出します。すると内耳を伝わった声は頭へと送られ、対象物に対する集中が形作られます。そのとき、頭の中に方法や結論が画像で浮かべば集中力はどんどん高まっていきます。
 他にも、本を読むときは相づちを打ち、本と会話をするように読むと、理解もいっそう早くなるようです。

責任のコントロール


 責任感、まじめな人ほどこのループにはまってしまいます。しっかりやらなければという意識は非常に重要なのですが、意識が専攻しすぎて心に重圧をかけてしまう事が多々あります。この場合は自分の心の健康にとっても非常に不利なことになってしまいます。実際に課せられている責任以上の責任感は、目的を達するのを妨害してしまいます。また、オーバーワークを引き起こし、体もぐったりとして長続きしなくなってしまいます。そこで、責任感をコントロールする方法を提案してみたいと思います。
 まず、全責任を放棄してみます。すると責任を果たせなかったときの対応が浮かび上がってきます。たとえば上司の罵詈雑言であったり、家族の罵倒であったりと、様々かと思います。そこですかさず片っ端から反論していきます。もし、押しつけられた責任だった場合は責任を押しつけ返してみます、もちろん頭の中だけで。その後頭の中がすっきり片づいたところで(すっきりするまで徹底してやってみてください)、責任を果たせなかったときの物理的な顛末を考えてみます。この時点で物理的な損害が少ない、もし
くは無い場合、よく考えると自分の責任じゃなかった場合は気分的に「やらなくてもいいけど、やってあげてもいいかな」と思えるかどうか自分の気持ちに聞いてみてください。もし、やりたくないと思った場合はきっぱりと見切りを付けてしまいましょう。物理的に損害が多い場合は、果たせなかったときの代換え手段や補填方法が無いかどうか考えてみます。もしあるようだったら、「これからとろうとする手段は、多くの中の1 手段にすぎない」と思ってください。また、他の選択肢のない場合は「これはやらされているのではなく、自分がやっている」と演じてみてください。演じることにより精神的に非常に落ち着いた責任感が出てくるかと思います。また、こういったセリフも頭の中に入れておいてください。
「無理してできることはそのうち無理してもできなくなる」
「めんどくさい時、行き詰まった時、いっそ全部捨ててしまえ!でもその前にできることは?」

心配のコントロール


 心配事は誰の心にもあります。別段不思議でも恥ずかしいことでもありません。人間は、自分の視界や関与している時間(現在のことですね)意外に関して、いろいろと想像してしまいます。その中で悪い方向に装うが行くのが心配です。心配しているという事は、今、現状を知るすべがないか、知らないかの二通りに分かれます。また、現在進行中のことか、未来に起こりうることか、過去に起こったことかという三通りの時間区分にも分けられます。心配は、心の中を大きく占め、現状出来ることさえ出来なくしてし
まう事があります。これではあまりにも不便で、非生産的です。そこで心配をコントロールする方法を提案してみます。
 まず、知ることで解決できる心配事は知ってみましょう。家の鍵をかけたかどうか心配で、なおかつすぐに確認できる位置にいるなら、手で確認してみましょう。火の元、戸締まりも同じです。もしそれでも心配な場合は、「よしOK!」と指を指して大きな声でしっかりと認識しましょう。
 知ることが出来ない場合は、やることは二つ、一つは結果に対して今できること、二つは感情を切り離すことです。もし、学校の試験の結果が不安ならば、復習をして追試に備えましょう。それとは別に、悪い結果が出た場合、悲しいのか、悔しいのか、どの感情を恐れているのか鮮明にしておきます。また別の例では忘年会の余興が出来るかどうか心配な場合は、今から練習しておきましょう。それとは別に、失敗したとき、どの感情を恐れているのか鮮明にしておきます、たとえば恥ずかしいとか。感情を鮮明にすることにより、現在できる事と感情を混同させずにすみます。また、切り離された感情を客観的に観察して対話することでその感情を切り替えることが出来るかもしれません。もっと上級者になると成功したときの感情を考えます。そうすることにより成功のイメージトレーニングが出来、より成功しやすくなる様です。
 また、こういったセリフも参考にしてください。
「じたばたしても結果はかわらないなら成りゆきまかせでいいんじゃない?」
「出来るうちに出来ることを」

興奮のコントロール


 興奮はストレスや怒りで起こりやすくなります。また、話の調子などがエスカレートしていくとどんどん拍車がかかってしまいます。ストレスについても最近は研究が進み、良性ストレスと悪性ストレスがあり、必要な部分もあると言われています。が、悪性のストレスをためてしまうと、神経症を患ったり、胃に穴をあけてしまうことも多々あり、やはり問題が多いかと思います。怒りや興奮を無理矢理抑えてしまうと、ストレスをためて事態を悪化させてしまいます。かといって怒りや興奮をそのままその場で表現してしまっては社会的に問題があり、自制心にかけると後ろ指を指されかねません。確かにその場で発散するのが一番健康的ではありますが、それが出来ないのも現実です。そこで、興奮をコントロールする方法を提案してみたいと思います。
 まず、深く呼吸します。酸素不足は興奮や怒りに拍車をかけるからです。つぎに、とりあえず相手の言い分や起こってしまった結果等、興奮の原因を創った物に対して、肯定してしまいます。断固否定する心は興奮の火に油を注ぐような物です。次に自分が何について怒りを表しているか原因を探っていきます。怒りが深くなるととんでもないところまで理屈が飛び火するので、こういうルールを決めておきます。「今の怒りに一番近い原因まで」すると、根本的な理由や成り立ちの一番はじめまで到達しないので、現実味の
ある怒りになります。次に怒った時の結果と怒らなかった時の結果を比較します。この辺までくると、徐々に興奮も冷めてきます。怒らない方がいいと判断した場合、ゆっくりと冷静に対応策や反論を繰り出していきます。怒った方がいいと判断した場合は、ゆっくりと、しかし確実に自分が怒った旨を相手に伝えます。また、参考のセリフも付けてしておきます。
「何が原因?結論の原因は?」
また、怒りを抑え、平静にしなければならないときのキーワード
「人を見る時はまず親心、達観」
「相手の全てを飲み込みYES といってみる」
※口論中の興奮の押さえ方
 人間は連続で話していると、興奮状態に突入していきます。矢継ぎ早になればなるほどです。ですが、議論に勝てば結果を失うという言葉通り、結局口論に勝っても結果を逃してしまう場合が多々あります。この場合、興奮を抑える一番の方法として、一度黙ってしまうというのがあります。相手と加速していく会話をしている場合、ぴたっと黙っていると体の中に熱気が充満しているのが感じられます。この熱気が収まるまでじっと聞き手に回り、冷静になるのを待っていると、興奮も収まると思います。また、待っている間、おすすめのセリフはこの一言です。
「あなたの欲しい物は結局何?あなたはどうしたいの?」

閉塞のコントロール


 自分の殻に引きこもってしまうこと、誰にでもあるかと思います。また、一人で問題を抱え込み、必死でこらえている人もいるかと思います。誰かに相談すればすぐに解決するようなことも、相談できる相手が見つからず、ずっと引きこもってしまうこと、多々あるかと思います。できれば他に相談できる人間を見つける方がいいのですが、それ難しいことは重々承知です。では、この背負い込みと孤独は解決出来ない物なのでしょうか?いえ、それは違います。過去には数多くの人がこの閉塞感をうち破ってきました。ではそのおりに見た解決方法を提案してみたいと思います。
 まずすることは、思いこみを軽減する作業です。思いこみによる閉塞感や被害妄想はかなり頻繁に起こります。だいたいが取り越し苦労だったというケースも多いので、事実関係を第三者でもわかるように集めてみます。もし必要ならば物的証拠もそろえてみます。次に、本当に自分一人で抱え込まなければならないのかどうかを検討してみます。もし手伝ってくれる人がいるならば他の人に頼んでみるのも良いでしょう。それでもいない場合は解決策を考えてみます。いきなりは考える気にならないかもしれないので、ここは一つ「自分は今引きこもっている」と認めてみてください。一度気持ちを認めることにより心に平穏が戻ってきます。
ついでにこういったセリフも参考にしてください。
「もう事態は決まってしまったの?まだ打てる手はあるんじゃない?」
「本当の負けは、完全にあきらめた時点で決定する」
「一人から借りれば100 万円、100 人から借りれば一人1 万」
「待ってるだけじゃ何も始まらない。自分から始めよう」

怠惰のコントロール


 疲れているとき、気の乗らないとき、人間はついだらけてしまいます。よく「怠け者」と諭されることもあるのですが、本当に疲れているときはどんなことを言われても体が言うことを聞きません。にもかかわらず、責任感からつい無理をして不本意な結果を露見させてしまう人も多いかと思います。非効率と分かっていながらも休み方が下手で、ついつい何か手を動かしてしまいます。
 世の中には、分からず屋も数多くいます。自分が動かない割には人に「動け」と平気で言ってのける人です。ですが、責任感の強い人はついつい動いてしまいます。で、無理した結果が芳しくないとこちらを避難し始めるのです。この手の人間には無視が一番聞きます。が、ただ無視をすると罪悪感にさいなまれ、つい悪循環を繰り返してしまいそうです。そんなときの対処方法を提案してみたいと思います。
まず、身体の症状を考えます。身体的に疲れているときは何をしても無駄です。結局体を壊して、今無理をしない状態の倍返しで後になって返ってきます。身体の恨みは食べ物の恨みより激しい物です。身体の症状に別状はないが、やる気になれない物に関しては、必ず気乗りしない原因があります。いいわけではなく、本当の理由を考えてみましょう。この場合、人間はつい「社会的に・・・」などと言ってしまいますが、自分の心への影響で考えてみます。その理由に「さすがに怠けてるな」と自分でも思えてしまったら、それは本当の怠けです。その場合、自分の心に活気付けを行ってみましょう。活気付けを行う場合は自分自信に対し、「ねばならぬ」と言うのではなく、「~すると後でこんなメリットがある」と長所を挙げてみます。一度で聞かない場合は繰り返し言ってみます。すると徐々にやる気が起こってきます。
 気乗りしない原因が自分の信念や生き方の否定に関わる問題の場合は、徹底して反論する必要があります。冷静に、かつしっかりと。
次に参考のセリフをあげておきますので参考にしてください。
「無理してできることはそのうち無理してもできなくなる」
「自分の責任は自分であること。他の誰かである必要はない」

混迷のコントロール


 人間は誰しも混乱することがあると思います。一度混乱を始めると、切り無く混乱を繰り返し最後には何がなんだか分からない状態になることもあります。挙げ句の果てに落胆が加わると、解決する気力さえ無くなっても不思議ではありません。混迷は、日常生活でも被害を出します。混迷しているさなかで一番怖いのは判断の誤りです。常日頃出来ていることも、混迷しているさなかでは思い切って出来ません。迷いながらの行動で結局は失敗をし、より混迷が深くなってしまいます。その上、多重の混迷はなかなか立ち直りにくいのです。では、混迷に任せっぱなしでいいのでしょうか?そんなわけはありません。対応の仕方次第で混迷は希望へと返ることが出来ます。また、何も考えない日常より、混迷の中切り開いた未来の方がよりよい未来の場合も多いのです。では、混迷の中からの脱出方法を提案させていただきたいと思います。
 まず、混迷していることに感謝しましょう。混迷は、最良の選択をしようとした結果起こることが多いのです。ということは、とりあえず最良の選択をしようとした意志を「よし」としましょう。こうすることにより心の焦りが無くなってくるかと思います。次に混迷している事柄を列挙しましょう。頭の中だけで行っても良いのですが、紙に書いた方がよりわかりやすいと思います。つぎに列挙した中から解決可能、もしくは選択可能な事柄に順番を付けていきます。ここまでくるとかなり混乱もおさまっているかと思います。また、物事の関係の複雑さが原因の場合は相関図を書いてみます。書き方は簡単です。紙にバラバラに原因や事柄を書きます。次に書いた原因や事柄を相互で関係づけるために線で結びます。全て結び終えた時点で混乱は解消しているかと思います。ただ、簡潔に説明しても、実際にやるときにはかなりの精神力が必要かと思いますので、
次に参考のセリフをあげておきます。
「密室は密室じゃないところから解け」(出来るところから出来ることをする)
「問題が文字でわからない場合は絵にしてみよう。絵でわからない場合文字にしてみよう。でも、文字でもわからない場合、声にしてみよう。」

焦燥のコントロール


 誰でもイライラすることはあるかと思います。小さなところはバスの待ち時間だったり、大きなところでは仕事での意見の食い違いだったり。そういったイライラは、人それぞれ対応は違えど態度に出ています。たばこの本数が増えたり、貧乏揺すりをしたり。だいたいの人が最後にイライラが絶好調に達すると、怒りに変化します。イライラは長期間続くと怒りを呼び起こすだけでなく、胃に穴をあけてしまいます。胃は粘膜により守られていますが、イライラが長期間続くと粘膜の分泌を止め、胃液が胃に穴をあけてしま
います。しかも分泌の停止から穴があくまでわずか数分です。ですがこのまま心をイライラに任せて良いのでしょうか?そんなはずはありません。では、すこし回避方法を提案させていただきたいと思います。
 はじめに深呼吸します。酸素不足はイライラを助長させる第一原因です。次に原因の探求をします。思い当たる原因に栄養素不足がある場合は、残念ながら対応策はありません。たとえばカルシウム不足等、これはイライラすることにより、体に必要な栄養素が不足していると体が悲鳴をあげているに他なりません。
 他思い当たる節の中に意見の食い違いや勘違いのためという物がある場合、こう考えてみてください。「はたして自分が自分の意見に固着する理由は何だろう?」と。相手とのコミュニケーションの中で、口には出せないがこだわっている部分があるとすればそれは何だろうか、ちょっと思いを巡らせてみてください。
 もし上司や先輩、親のお説教で終わるならば「ヤレヤレしかたない。可哀想だから聴いてあげるか」と悪態をつぶやいてみてください。だいぶすっきりするかと思います。しかしお説教どころか物損、賃金の引き下げや解雇、集団暴行確定だとしたらこちらもイライラするどころか、次の対応策を考えなければなりません、先手必勝!次に打てる手を考えましょう。バスの待ち時間や渋滞など時間でイライラする場合はこの一言をまず思い出してください「焦燥は時間を三倍にする」。言葉の意味はイライラしていると体感時
間も長く感じる上、無茶をしてトラブルをつくり、結局三倍の時間がかかるという事を意味しています。時間は誰も引き延ばすことは出来ません。また、短くすることも出来ません。全員にとってフェアな物です。
 もし、時間による弊害が出るならば、それは時間自体ではなく、時間の後にくるトラブルによる物です。渋滞に巻き込まれた事実にイライラするよりも後の対処方法を考えた方が時間の有効活用ではないでしょう
か?では恒例の参考セリフを挙げておきます。
「焦燥は時間を三倍にする」
「一度すべてを許してみよう。世界中の人を飲み込むように」
「じたばたしても結果はかわらないなら成りゆきまかせでいいんじゃない?」

落胆のコントロール


 気落ちしてがっかりという話はよく聞きます。目的が達せなかったり今までの努力が水泡に帰した場合など、周りに人間がなんと言おうが気落ちしてしまいます。こんな時「悪いときに悪いことは重なるもんだよ」などと気軽に言われた日には殴りたくなるのが人間です。そして心の中でこう叫ぶでしょう「ふざけんな、こっちはそれどころじゃないんだ」と。確かに自分の痛みは自分にしか分かりませんし、その痛みを分かった振りして近づいてくる人間に対しては徹底して警戒しなければなりません。この世の全てか
ら見放されたような感覚は、味わったことのある人間にしか分からないものがあります。ですが、そのまま落胆に任せたままで良いのでしょうか?確かに激しい落胆は専門家の領域になってしまいます。ですが、日常の中で起こる頻度の高い落胆ぐらいは軽減できる方法があるのでは?と思えて仕方がありません。そこで落胆を軽減する方法を提案してみたいと思います。
 まず、上を向きます。下を向いているとなぜか次々と悪い方向へ人間は考えてしまうようです。次に落胆の原因を探ります。たとえば、コンテストに入賞出来なかった。昇進試験に落ちた等。そこで気持ちと事柄を分離します。この作業は頭の中だけで行うと非常に難しいので、紙に書き出した方がいいかもしれません。分離された事柄に対して、言い方や見方を反対にしてみます。たとえば、コンテストに入賞できなかった場合は「コンテストに入賞できないのは過ぎ去った事実、過去を変えることは出来ない。が他の落選者も同じ気持ちでいるならばいち早く立ち直った人が次のステップで有利に立てる。」といった具合に、物事を「あばたもえくぼ」で対応策を考えてみます。すると、対応策の中に感情を和らげる側面が見えてくると思います。また、見えてこない場合は、見えてくるまでメリットを挙げてみてください。では、参考セリフを挙げておきます。
「嘆くだけでは事態は何も解決しない」
「あなたは本当に不幸なの?不幸なふりをしているだけじゃない?」
「もう事態は決まってしまったの?まだ打てる手はあるんじゃない?」
「涙を流すことは悪じゃない。本当の悪は涙を流せないことだ。」

嫉妬のコントロール


 嫉妬、あまり良い言葉ではありません。ですが、誰の心にも多少なりと忍び寄る陰のような物で、自分が実現できないとき、その感情が表に出てきてしまいます。自分が羨ましい、悔しいと思っているとき、まさか他の人が自分をうらやんでいるとはつゆにも思わないかもしれません。が、これは実は結構あることなのです。高い身長の人を羨ましいと思い、悔しいとまで思っている最中に、「あなたは顔がきれいでいいわね」とにらまれてしまうこともあるようです。
 嫉妬は、劣等感から出ます。自分と相手を比較して、はっきりと劣性を感じるとその感情が嫉妬となって吹き出してきます。はじめはにらむ程度で良かったかもしれませんが、エスカレートして最後には自分でも止められないぐらいの暴挙となっている場合もあります。
 いじめの原因にも嫉妬は含まれています。自分よりも優位に立つ者を、弱点をついておとしめて自分の有利となるように持っていこうと考えると、それはすでに嫉妬です。
 好んで嫉妬をしている場合は仕方ないかもしれませんが、わき上がる嫉妬を止める方法は無いのでしょうか?気がついたら暴挙に出ていた、が、実はそれは本意ではなかった等という話があるのではないでしょうか?そういった場合について少々提案させてもらいたいと思います。
 まず、嫉妬している現状を認めます。次にその嫉妬の感情は具体的にどこを指して嫉妬しているのか考えてみます。もしその嫉妬が、世界でたった一つしかない物や、人に対しての感情だった場合、あきらめて引き下がるか、積極的にアプローチするかの二つしかありません。例としては恋人の取り合いなど。ですが、個人のステータスの問題ならば、こう唱えてみましょう「欲しいのなら自分も同じ物を探せばいい」と。確かに卑屈かもしれませんが、人を嫉妬して一向に進まない事態よりはずっと前向きだと思います。ま
た個人の立場的優位、能力的優位に対する嫉妬の場合は、徹底してその個人と自分を比較してみましょう。対象者に有って自分にないメリット、自分に有って対象者に無いメリット等。こうすることにより嫉妬の感情は徐々に薄れていきます。では参考セリフを。
「彼には彼にしか出来ないことがある、でも、あなたにはあなたしか出来ないことがある」
「誰でもみんな個性的。特技を何か持っている。だからお互いを否定しないこと」


ポエムアタッチメント

それぞれの角度でそれぞれの詩が書いてあります。心に染みる一時のためその詩篇のセレクションです。自分に刺さるものを読んでください。

そっと流れる風の中、
魂の穢れを洗いましょう。
怨み辛みも重なれば、
その身を犯す毒となります。
喜びの笑顔を取り戻す、
そんな願いを風の中、
そっと叶えて行きましょう。
無理な笑顔を作ること無く、
取り戻すように微笑みましょう。
今はまだ曇る魂も、
流れる風に洗われます。

悲しみに暮れる日も、
必ず夜は明けます。
苦しみに嘆く日も、
必ず夜は明けます。
何が幸せだったかを、
日々の中で振り返り、
満たされた数を数えても、
不幸せな数が勝る日が、
それを上回る事も多々。
一つだけ言えることは、
その基準は自分が決めて、
自分で嘆いてる事。
気付けば光の道が。


隣人を愛しましょう、
たとえそれが気が合わなくても。
自分の敵を愛しましょう。
たとえ憎しみに駆らても。
恨み憎しみは先に進めても、
やがて自滅の道を歩きます。
嫉妬は努力のバネになりますが、
行き過ぎれば自滅の道を、
後悔の道を歩きます。
愛ある世界の果てに有るのは、
花鮮やかな世界。


泣きたい時は泣いてください、
中途半端はよくありません。
全力で泣いてください。
笑いたい時は笑って下さい、
中途半端はよくありません。
全力で笑って下さい。
全力で走れば結果が、
中途半端に走れば愚痴が、
自ずとその口から出てきます。
格好悪くてもいいんです。
全力の汗は眩しいです。


初めは歪な石の様に、
魂の形は歪んでいます。
試練という研磨剤で、
丸く透明に磨かれます。
もし困難に直面し、
辛い淵にあったとしても、
それは魂を磨くため。
輝く心を手に入れるため。
天は必要な人に、
必要な困難を持って、
それを与えます。
必要のない人に困難はなく、
成長もありません。


苦難の雨に私は感謝します。
苦難の度に新しい発見、
新しい視野が産まれました。
苦悩の風に私は感謝します。
苦悩に転ぶ度新しい角度、
新しい出会いが産まれました。
心穏やかに視野澄み渡り、
今ここにいれる喜びは、
全ての苦労がもたらした物、
全てに感謝いたします。
永遠の心の楽園に。


時計の音だけが響く夜、
眠れず心がざわつきます。
星は巡り月は登り、
永遠の夜を思わせます。
飛ぶ鳥の姿は無く、
草木も息を潜める夜。
ですが夜明けは必ず来ます。
焦らずゆっくりその時に、
一歩まずは踏み出して、
もう少しだけ生きて見ましょう。
歩いた道が、
生きる意味を紡ぎます。


何千回の涙の夜を過ごしても、
朝は必ずやってきます。
何千回のため息の夜を越えても、
朝は必ずやってきます。
幸せからはぐれた迷い人も、
必ず幸せの道を見つけます。
幾重にも重ねた闇色の日々を、
星が絶えず照らし続けてた様に、
幸せの種は必ずその命を、
絶やすこと無く待っています。


誰かが捨ててしまう様な、
悲しみしかない世界でも、
どうか強く羽ばたいて下さい。
何百、何千の羽ばたきで、
どうかあなたの見る夢の麓、
その世界まで飛んで下さい。
向かい風には翼を休めて、
順風には翼を広げて、
大丈夫、きっと辿り着けます。
何千里も飛ぶ渡り鳥の様に、
夢の岸辺へ。


向かい風に歯向かって、
無理な飛行を続けるよりも、
思い切って休みましょう。
向かい風が強い時、
どんな屈強の翼も、
その浮力を失います。
ならばいっそ飛ぶのを止めて、
翼休める事に集中しましょう。
風向きが変われば必ずや、
さらに遠くへ飛び立てます。
必ず風は収まります。


明日を信じましょう、
今日の風が冷たくても。
今日を見つめましょう、
昨日の空が雨模様でも。
時は前に進みます。
もし明日が不安ならば、
今日この瞬間を見つめ、
もし今日この瞬間が、
えもしれぬ苦痛なら、
明日を見つめ繋ぎましょう。
止まない雨が無いように、
止まない苦境はありません。


悲しみにありがとうと言うと、
心がひとつ優しくなります。
困難に感謝すると、
魂の成長が伴います。
全ては天の配剤です。
避ける事が難しく、
困難は等しくやってきます。
それをどう受け止めるかで、
人生の輝きは変わります。
夜の闇の中に嘆かずに、
星の輝きを探し喜ぶ様に。
感謝と喜びを。


困難が幾重にも積み重なり、
息ができなくなりそうでも、
受け入れて生きる他無いです。
それは大きな痛みを伴い、
いくつもの叫びと涙で、
飾られるとしても、
飲み干す以外はありません。
困難をそうして乗り越えた先、
魂が磨かれている自分を、
見つけることでしょう。
凛と咲く花の如く。


この世の誰もが尊いです。
誰一人欠けて欲しくは、
ありません。
それぞれの個性が尊重して、
世界が調和に満ちた時、
一面の楽園が広がります。
誰一人無意味に牙を持たず、
誰一人無意味に爪を持たず、
平衡の取れた世界は、
眩しく尽きること無く、
誰にも優しい世界。
そんな世界を望みます。


心が疲れた時は、
休む事が重要です。
声高らかに前へ進めと、
号令かける人は無視、
とにかく心休めましょう。
心はガラス細工、
一度壊れると治りません。
号令かける人の無神経、
それに従い壊れても、
誰も責任をとりません。
頑張れ頑張れ人間放置して、
自分の心守りましょう。


そのままの自分で、
成長して下さい。
他の誰かにはなれません。
出来る事は昨日より、
少しだけ成長した自分になる事。
少しづつで構いません。
ゆっくりと成長しましょう。
日々ささやかな幸せ感じて、
日々大切に過ごしましょう。
植物に水をあげるように、
日々少しづつ栄養を、
花開く時まで。


過去を許しましょう、
時は未来へと進んでいます。
散々な仕打ちを受け、
傷まみれかも知れません。
おいそれと許すのは、
納得出来ないと思います。
ですが過去に囚われて、
前に進めないならば、
過去の仕打ちの思う壷。
ならばいっそ顔を上げて、
陽光の溢れる陽だまりの中で。


ゆったりと構えましょう、
焦る心は疲れます。
時代が速度を求めても、
時の歩みは変わりません。
焦る心を落ち着かせ、
大河の様に滔々と、
流れる様を見つめましょう。
不思議と心が落ち着くと、
最短の道が見えてきます。
やけに遠回りするよりも、
余裕の近道が、
最善の場合も多々あります。


夢を持っているならば、
とにかく動き始めましょう、
思案を重ねると心配も増えます。
無算段でいいとは言いませんが、
動く事で得られるものも、
数多くあるのが事実です。
一歩だけでも、一秒だけでも、
夢のために動き始めましょう。
それはゆっくりでも構いません。
草木がまるで育つ様に。


成功には試練が付き物です。
世では簡単に成功と謳い、
人の心を惑わす人々もいます。
ですが何を持って成功かも、
何を持って最終点かも、
明確にはされておりません。
夢を目指す道のりは、
岩山を登るそれに似て、
決して楽ではありません。
試練の岩山のその先に、
輝く未来は存在します。


自分の物語を生きてますか、
誰かの物語を生きてませんか。
自分の人生は自分が主役、
他の誰でもありません。
躍動感溢れる自分の人生、
それは野にいる獣の様に、
力強く大地を踏みます。
心躍る人生にしましょう、
どんな試練も物語の演出。
風の中颯爽と走る獣の躍動、
今この瞬間感じましょう。


もしも困難という壁を、
突破出来ない時は、
感謝を持って、
当たって見ましょう。
どんなに堅牢な城塞も、
たった感謝の一言で、
門を開ける可能性、
無いわけでは有りません。
時に感謝は万能の鍵、
どんな扉も開けてしまいます。
扉を開けたその先に、
待っているのは輝く明日です。


今を受け入れましょう。
心の有り様、状況の有り様。
目を背けたくなっても、
事実は何も変わりません。
降る雨が目を背けても、
降り止まない様に、
猛暑の日差しに祈っても、
旱魃を引き起こす様に、
目を背けても変わりません。
ならばいっそ受け入れて、
立ち向かう策を考えましょう。


あまりままを受け止める、
言う事は簡単です。
ですが実際に人の心は、
事実から白黒をつけたがります。
事象は全て自然のように、
境目なく続いています。
海と川の境目が曖昧な様に、
存在する事も多々あります。
ありのままを受け止めて、
ただ淡々と事実を認める。
これだけで息が楽になります。


他人に振り回されてませんか、
自分を殺していませんか。
森がひとつの生命として、
数々の命を尊重するように、
人もお互いを尊重出来れば、
豊かな世界が始まります。
他人を支配しようとしない、
他人に支配されない様に、
自分の軸をしっかり持って、
共に社会という森を、
育て上げましょう。


好きな事犠牲にしてませんか、
自分の事犠牲にしてませんか。
人は気が付かないうちに、
様々なものを犠牲にします。
中には必要な犠牲もありますが、
工夫と知恵により、
減らしも無くしも出来ます。
洗練された涼風の様に、
解き放たれた自分を、
そこに輝く自分がいる事を。


夢を実現する為には、
絶え間なく打つ波の様に、
挑戦を繰り返しましょう。
果敢に挑戦を繰り返す姿は、
誰の目にも美しく写ります。
一度で成功を夢見ては、
出来ることも出来ません。
繰り返し角度を変えて、
岩礁を少しずつ削るように、
何度も何度も挑戦しましょう。
成功の明日を夢見て。


どちらかだけが勝つ、
そのような論法は悲しいです。
どちらも勝ちそして活つ、
それが理想かなと思います。
世は競走真っ盛りですが、
皆違って皆正解という見方も、
あっていいかと思います。
もちろん勝負にこだわる人、
そんな人も居るでしょう。
それでも名誉が全員に、
保たれる日を願います。


絶望の淵にある時も、
心折らずに過ごしましょう。
全ては天の配剤と、
思えば心鍛えられます。
どんな波風に晒されようと、
心静かに錨を下ろし、
嵐の頂点を過ごしましょう。
心の嵐は長くは続かず、
必ず光が差し込みます。
状況は改善しなくとも、
心の持ち方次第では、
どんな嵐も過ごせます。

しとしと流れる雨の中、
過去の後悔を思います。
何故と思い重ねても、
起きてしまった黒い過去。
暗々たる思いの中で、
ただ光を見出すのは、
やはり自分しかありません。
過ぎてしまった事は、
変えられませんが、
それを力に変えられます。
焦らずゆっくり顔を上げ、
掴めるものを探しましょう。

もしも結果が出ない時、
その結果を追うよりも、
時に経過を見つめましょう。
積み重ねた努力と結果、
結果が全てとは言いません。
努力の過程で得たものは、
いつか役に立つ日が来ます。
今は進む心を休めて、
じっと経過に思いを馳せて、
感慨に浸る時でしょう。
いつかまた進む日を夢見て。

物事を見る時、
色眼鏡で見ていませんか。
物事を聞く時、
調味料を加えてませんか。
人は情報を取り入れる時、
感情や習慣が入ります。
濁流のような感情では、
情報は上手く捌けません。
本当はどうなのか、
一度問う癖を付けると、
不思議と誤解が減っていきます。
一度力を抜いて下さい。

心疲れた時は、
翼閉じて休みましょう。
風を切り羽ばたく姿は、
雄々しく美しいです。
立派な雄々しい鳥も、
時には翼を休めます。
鳥の様に疲れたその時は、
梢を探して休みましょう。
嵐の中鳥が飛べない様に、
人にも飛べない時があります、
ですからどうか休んで下さい。

悲しみの淵にある時は、
涙が溢れ返ります。
喜びの淵にある時は、
笑顔が溢れ返ります。
そのままの感情を抱きしめて、
感じたままで認めましょう。
全てはそよ風に任せるように、
全ては清流に任せるように。
涙を隠す時もありますが、
笑顔隠す時もありますが、
心に嘘は止めましょう。

自分のいい所数えましょう、
悪い所は置いといて。
自分の得意を掴みましょう、
苦手は横に置いといて。
自分の素敵を数えましょう、
暗闇は横に置いといて。
自分の輝きを知る事は、
幸せへの第一歩、
苦手を克服する場合、
得意から周り込めば、
それが得意に早変わり。
物の見方を変えましょう。

歩みを進めましょう、
少しずつで構いません。
夢がもしあるのなら、
目標がもしあるのなら、
一歩だけでも進めましょう。
一度進め始めると、
継ぎ足であとは流れます。
大事なのはまず一歩、
明日に回さぬその一歩、
少しずつ始めましょう。
清水で岩を削るように、
少しずつが大切です。

その優しさ本当に、
その人の為ですか。
時に行き過ぎた優しさ、
自立を妨げる優しさは、
本当の優しさでは無いです。
出来るまでは援助しても、
いつまでもやってあげては、
結果本人の自立を妨げます。
風の中、自由に動ける様な、
自立を助ける優しさは、
きっと本人の為になります。

自分の命に自信もって下さい、
それは一人一人異なる輝き、
線で結べば地上の星座。
自分の命に責任もって下さい、
それは一人一人守る心がけ、
悪事を犯せば不幸が蔓延。
自分の命に自由与えて下さい、
それは一人一人飛ぶ力、
命を更に燃やす行い。
正しき物を取り入れて、
正しき命の燃える様。

感謝の心を持ちたいです。
全ての縁は天の采配です。
出会うもの、別れるもの、
失うもの、得られるもの。
全ては星空の巡りの様に、
繰り返し出会い別れます。
一つ一つを拾うように、
何かをつかみ取りたいです。
必ずそこには学びがあり、
自分の成長の栄養となります。
全ての縁にありがとう。


他人の言葉や価値観は、
目を背けても構いません、
ですが自分は自身から、
逃げる事は出来ません。
魂は常に体に宿り、
輝く時を待っています。
誰でも持つ星の輝き、
光らせるのは自分次第。
心配はあると思いますが、
大丈夫、きっと出来ます。
星の輝きが違うように、
自分だけの魂の輝きを。


幾重にも重なる腕の傷、
過剰に飲まれた薬の山、
消えたくなる今の気持ち。
よく分かります、
素直にもっと聞かせて下さい。
その際にただ一つ約束を、
焦らないで下さい。
心の病、心の傷、
癒えるまでは時間がかかります。
どうかゆったり構えて下さい、
ゆっくりと、
心の棘を減らしましょう。

挫折を絶望で終わらせないで、
次への架け橋に変えましょう。
打ちひしがれてると思います、
砕かれ悔しいと思います、
ですがそれを乗り越えた、
未来の自分はきっと素敵。
得た経験は無駄にならず、
必ずどこかで役に立ちます。
挫折の中で拾って下さい、
何が学べ、何が得れたかを。

人の弱さも認めましょう、
全ての人が強くは無いです。
か細い心と折れそうな芯で、
やっと生きてる方もいます。
人の涙を認めましょう、
全ての人に流す権利、
それは天から与えられて居ます、
雨が自然の摂理で降るように。
一人一人は尊い命、
いかなる時も認められます。
全てのか細い命の炎。

魂の旅は続きます、
さらに高みへ促します。
事ある度に試練を課して、
より高みへと誘います。
背中の翼が悲鳴を上げても、
その催促は止みません。
ならばキリりと顔を上げ、
より高みへと登ります。
魂磨いたその先に、
何があるかは分かりません。
ですが素敵な輝きが、
私を待つと信じます。

過去の記憶が痛む人に、
今を見ろと言うのは簡単です。
ですが私は過去を認め、
辛かったねと寄り添いたいです。
都合の悪い過去を踏みにじり、
強引に納得させるやり方は、
心を砕く野蛮な方法。
心は石ではありません、
砕けることも考えて、
納得するまで付き合います。
心の涙が出なくなる迄。

他人と比べて、
一喜一憂する必要はありません。
他人の個性と自分の個性、
それは根っこが違うもの。
他人と優劣決めて生きるのは、
いつか限界がやってきます。
常に比べるのは昨日の自分、
その成長を楽しめば、
いつか困難も消え去ります。
各々の種が各々の、
花を見事に咲かせましょう。

過去の縛めから、
解放されましょう。
その心にもう鎖はありません。
時間の方向は、
常に前へ進みます。
過去はどんどん遠ざかり、
今日明日へと迫ります。
時計の針は回り続け、
星は巡り続けます。
誰かに虐げられても、
誰かと比べられても、
それらは全て過去の事。
今この瞬間に縛めから。

生きてるだけで偉いね、
言われても腑に落ちない時は、
まだ時が満ちてないです。
生きる意味を考えて、
悩み込みいっぱいの時は、
まだ時が満ちてないです。
そんな時は苦しいです。
出来る事は時が満ちるまで、
ただ目の前に集中しましょう、
ただひたすらに目の前に、
心の夜が明けるまで。

恐怖を前に逃げ出しますと、
恐怖は大きく強くなります。
不安を前に逃げ出しますと、
不安は大きく強くなります。
そういう時は踵を返し、
いっそ立ち向かいましょう。
情報を集め、対策を練り。
こちらが足元固める度に、
恐怖や不安は小さくなります、
氷山が溶けて無くなるように。

合わない相手とは、
距離を置くのが理想です。
ですがそれが出来ない時、
愛と慈悲で過ごしましょう。
たとえ何を言われても、
風の戯言、どこへ行く。
雨の水音、どこへ行く。
その人の表現の限界かと、
思えば可哀想にも思えます。
冷静な心を持てばこちらの物、
相手が望む本当が見えます。

非運がその身を襲い、
鮮烈な記憶のうちは、
心に痛みをもたらします。
不幸がその身を襲い、
苛烈な記憶のうちは、
瞳に涙をもたらします。
ですが時の魔法は巧妙で、
記憶の角と棘を抜き、
思い出にさえ変えてくれます。
風が砂城を削るように、
水が岩を丸めるように、
全ての事は心の糧へ。

苦難を前に嘆くより、
苦難を超えた自分を見ましょう。
洗練された自分が見えます。
挑戦を前に慄くより、
挑戦を超えた自分を見ましょう。
成長をした自分が見えます。
全ては魂を磨く研磨剤、
光り輝く未来への切符。
纏わる幸運も不運も、
喜びも悲しみも飲み込んで、
ただ前へと進みましょう。

世がどんなに冬のままでも、
自身の心までも冬のままで、
いる必要はありません。
なぜ心の冬に篭もりますか、
歯を震わせて、耳を赤くし。
戦地でもなければ、
思い方次第で世は常春、
陽光が包む世界。
心の扉を開け向かいましょう、
冬はいつまでも続きません。
雪割草が指す先へ。

心痛めて病む人に、
頑張りなさいと、
指摘は簡単です。
ですがその一言は、
宙に流れて消えゆきます。
届けたい言葉は風に消されて、
傷だけを残して去りゆきます。
どうすれば、
その一言は届くでしょう、
必要なのは呼び水の言葉、
心に寄り添う慈愛の言葉、
まずは心を差し伸べて。

私は立ち上がります、
失意の中にあったとしても。
私は立ち上がります、
新たなる光を求めて。
四肢に力を込めて、
胸を張り前を向いて。
たとえ向かい風が強く、
この顔に吹きつけようと。
失ったものを取り戻すのもまた、
誠意ある行動しかなく、
勢いを増す風の中、
ひたすらに歩き始めます。

窮境に追い込まれても、
今が全てと思わないで下さい。
どんなに長い雨も、
いずれは止んでしまいます。
止むのを待つか、
雨を避けるかは、
自分の選択にかかります。
忍耐という傘で雨を凌ぐか、
知恵という傘で雨を避けるか。
いずれ窮境の雨が止んだ時、
虹が見えるでしょう。

汚い言葉と付き合うと、
自分の心が汚れます。
汚い魂と付き合うと、
自分の魂も汚れます。
相手にせずにそっと、
軽く風に流しましょう。
感情を揺り動かされるなら、
それは自分も心許ないから。
引け目なく堂々と、
上を向いて生きているなら、
相手の魂の品度が、
如何に低いか分かるでしょう。

目の前の問題は、
天からの宿題、
解いてそこから学びましょう。
目の前の苦労は、
天からの訓練、
鍛えてそこから立ましょう。
昨日までの傷は、
学び終えた回答集、
眺めて明日に備えましょう。
重ねた努力は無駄になりません、
誰かの役に、時に自分に、
確かな恵を約束してくれます。

臆病者と呼ばれることを恐れない、
分かり合えないことを恐れない、
拒否することを恐れない、
知らないことを恐れない、
立ち向かう労を惜しまない、
課せられた使命を全うする、
全ては練磨と心得る、
喜びに心引き締め、
悲しみに打ち勝つ、
常にそういう勇気を持ちたいです。

全てに感謝をすると、
何事も前に進めます。
悲しみもありがとうと受け容れて。
全てに謙虚に学ぶと、
何事も有難くなります、
自然や宿命が教えてくれたと思い。
全てを愛で包むと、
何者にも優しくなれます、
自分に敵意を持つ相手さえ想い。
全ての子羊に憐れみ最後まで、
慈悲を持ちたいです。

人は強くなる事が出来ます、
愛するものが出来た時、
守るものが出来た時。
人は優しくなる事が出来ます、
愛するものが出来た時、
守るものが出来た時。
人は勇敢になる事が出来ます、
愛する事を知った時、
守る事を知った時、
時としてその身を盾にして、
時としてその身を炎にして。

全てを赦すこと、
憐れむこと、
諦めること、
認めること、
愛することが出来れば、
この世は楽園に変わります。
何事も率先し、
情熱で戦い、冷静に選び、
自分に勝ち、自分を喝し、
謙虚に学び、自力で考え、
苦労から学び、
新たな発見すれば、
この世の苦は楽になります。

多くの人が否定しても、
自分だけは自分を否定しないで、
大切にして下さい。
間違った道でも無い限り、
貴方を肯定する人は必ず現れます。
世界中一斉に雨では無い様に、
貴方を肯定する人は必ず現れます。
多くの意見に惑わされず、
自分自身を生きて下さい。
凛として咲く花のように。

涙を流し癒える傷は、
涙を流し癒しましょう、
岩肌を流水が洗う様に。
叫ぶ事で癒える傷は、
声を出し叫び癒しましょう、
大自然の真ん中で。
癒す手段が無い傷は、
時の力を借りましょう、
砂時計が砂を落とす様に、
記憶は遠くに消えていきます。
暖かい思い出を残し、
全ては時の中へ。

心病める人は休みましょう、
十分戦った証です。
もう一度立ち上がり、
頑張れる時まで、
応援の言葉は耳を塞ぎ、
静かに時の流れを感じましょう。
体に差し迫る病が無ければ、
全ての事は休養出来ます。
財産が尽きてももう一度、
立て直す事は出来ますが、
命はそうは行きません。

困難を前につまづいても、
まだ一歩先に進めます。
苦難を前にため息しても、
まだ一歩先に進めます。
それは孤独では難しく、
過酷な戦いになります。
ですから戦う人に、
応援の言葉をかけて下さい、
戦おうとする人に、
頑張れの一言をかけて下さい。
心を折らずに立ち向かう勇姿に。

もしも心が凍っても、
情熱で冷めた心を、
溶かしましょう、
松明が氷を溶かす様に。
冷めた心は何も産まず、
何も愛する事はありません。
情熱の炎はいつも心に、
勇気と共に存在します。
誰の心の中にでも、
等しくそれは宿ってます。
悲劇の風に吹かれても、
消える事ない永遠の炎。

物事をやらなければならない時、
仕方なくやるのではなく、
本気でやりましょう。
仕方なくやると物事は、
重く深くのしかかります。
本気でやると物事は、
軽く楽しくこなせます。
どんなささやかな物事も、
本気で取り組み楽しめば、
結果も上々付いて来ます。
焦らず楽しく丁寧に。

真の勇気とは、
騒がしくありません。
慌ただしくもありません。
ゆっくりと確実に、
その一歩を踏み出します。
不安や恐怖を殺すこと無く、
それらを真に受け止めて、
なおも前に進みます。
時に一歩引くこともまた勇気、
最善の選択肢は、
いつも前にあるとは限りません。
勇気を出して今一歩を。

悲しみに暮れる時は、
心から泣いて下さい。
喜びに溢れる時は、
心から笑って下さい。
肩の力を抜いて。
心に嘘をつくよりも、
心に素直になる方が、
自分を好きになれます。
誰かを傷つけない限り、
笑って、泣いて下さい、
心に闇が訪れない様に、
心安らかに生きる為に。 

心病み無理をして死を選ぶより、
無理を投げ出しても生きて下さい。
建前を選んで死を選ぶより、
なりふり構わず生きて下さい。
いらない誇りで死を選ぶより、
格好悪くても生きて下さい。
簡単な事では無いと思います、
楽な事でも無いと思います。
それでも私は祈ります、
お願い、生きて下さい。

全ての事象は起こってしまえば、
変えることは出来ません。
目の前の受け入れ難い現実も、
変えることは出来ません。
出来ることは受け入れる事、
喜怒哀楽から始まる全ての心を、
受け入れてから考えましょう。
無理に明るく元気にと言いません。
前を向いてまず一歩、
心穏やかに進みましょう。

天上の幸せを数え、
自分には無いと悲しむ前に、
足元の幸せを数えましょう。
人は無いものねだりを、
ついついしてしまいます。
他人と比較し、悲しみます。
ですが自分にしかない幸せを、
各々は必ず持っています。
辛く悲しい中にも、
埋もれて幸せは必ずあります。
微かな光を放ちながら。


愛は求めると苦しくなります。
愛は与えると嬉しくなります。
恋は乞い故に苦しくなります。
恋を胸に秘め、愛しましょう。
真の愛は無限に溢れ、
見返りを求めません。
恋は乞うばかりで、
求めることをやめません。
しかし人は無意識に、
恋をしてしまいます。
恋が愛に変わる日を夢見て。

理解をしてもらいたいならば、
まず相手を理解しましょう。
嗜好、癖、育ち、様々。
それらを理解してあげましょう。
理解は接し方に反映し、
相手は自ずと心開きます。
その為にはまず、
一つ一つの行動を何故と、
疑問を持ちましょう。
あとは想像力の翼を広げ、
相手の心を包ましょう。

奪うのではなく、
分け合いましう。
略奪は闘争と悲劇を産み、
調和は平和と楽園を産みます。
我先にと走るのではなく、
調和して歩きましょう。
簡単な事ではありません、
それを利用する輩もいます。
ですがそれら全てを飲み込み、
調和の道を歩きましょう。
その先に光満ちた岸辺を。

人と違う事は悪くありません。
様々な個性が補い合い、
世界は成立しています。
常識普通と言う言葉も、
状況立場で千変万華。
自分らしく個性を前に、
押し出し他と差別化を、
測ればそれは立派な独自。
様々な独自が交差して、
選択肢は増えゆけば、
色鮮やかな世界へと、
変わる事でしょう。

世の中綺麗事だけじゃありません、
時に裏切り、罠、絶望等、
打ちのめされる事も多々あります。
その時の心の中は闇の中、
何も見えなくなっています。
ならばまずは強引に頭を上げて、
立ち向かう姿勢を取りましょう。
許せば済む問題か、
狡猾な一手が必要か、
氷の心で見据えて見極めましょう。

寂しさの海に投げ込まれたら、
孤独な島に取り残されたら、
それは自由への翼を、
その背に付けたも同じです。
大空を舞うように、
様々な物を見つけましょう。
風は順風な南風、
太陽の煌めく中で、
自分だけの宝物探しに、
旅立ちましょう。
それは小さな宝物かも知れません。
自分だけの大切な。

もし結果が欲しいなら、
自分から動きましょう。
率先して躍動的に、
まず一歩踏み出しましょう。
慌てず騒がず確実に、
その一手を繰り出しましょう。
率先して動くその姿に、
多くの人は賛同し、
後に続いて行くでしょう。
嫌々の事も苦労な事も、
恐れず進むその先に、
結果は結実するでしょう。

もし相手が理解もしたくない、
罵詈雑言を繰り出していたら、
自分を湖底の石と思いましょう。
湖上は嵐が吹き荒れていても、
湖底は静かな時が流れます。
やがて嵐は過ぎ去り、
湖上に平和が戻ります。
湖上に光が刺した時、
再び戻ればいいだけです。
それまで湖底の石を続けましょう。

静かに降る雨のように、
私は涙を流します。
時に悔しく、時にやるせなく。
親愛なる者の落命を前に、
自己憐憫の涙は流しません。
失われた命を前に、
その命の明日の為に涙します。
その涙が魂の、
せめてもの鎮魂歌となれば、
枯れるまで流します。
逝く魂の夜想曲、
最後の愛を贈るため。

過去の嫌な記憶は、
情熱の炎で燃やしましょう。
荒野で焚き火を灯す中に、
嫌な記憶を投げ込みましょう。
一つ一つ投げ込み焼き尽くせば、
自然と心が軽くなります。
嫌な記憶が投げ込まれる中で、
抵抗してもだから何と、
突き放しましょう。
嫌な記憶は無力です、
恐れることはありません。

道先に悲しみが約束されても、
その道を全力で駆け抜けましょう。
但し肩の力は抜いて。
風のように軽やかに、
朗らかに駆け抜けましょう。
来る悲しみを受け止め飲み込み、
なおも前を向いて駆け抜け、
光の指す終点まで行きましょう。
流れる涙もそのままに、
生きるがままにその先へ。

人の心は石ではありません、
傷付き壊れることもあります。
人の心はガラス細工でもありません、
触れ合わなければ分かりません。
人の心は機械ではありません、
いつも同じ結論とは限りません。
人の心は氷ではありません、
冷たく見えても温もりもあります。
愛と慈しみをその胸に。

人のご縁は一期一会、
再びまみえない事も多々。
だから、ご縁は大切に、
一つ一つを紡ぎましょう。
要らぬご縁は遠慮の一手、
時に切る覚悟も必要です。
困った時に助け合える、
ご縁を大切にしましょう。
涙も笑いも共有出来る、
幸せなる出会いを願い、
更なる祝福を祈ります。

人の外観はすぐに変わります。
化粧、整形、加齢、服装、その他。
一時の美しさで判断して、
後悔するのは誰でもない自分。
こんなはずでは無かったと、
痛手を負うのは自分自身。
見える範囲でも、
心を見てみましょう。
そこに不変の美しさが見れたら、
それは本物です、
永遠の愛に相応しく。

大切な去り逝く人に、
微笑みありがとうと、
言うのは難しいです。
溢れかえる思い出と、
感謝の念と贖罪とが、
頭の中をごちゃごちゃに、
掻き回す中を押さえ付け、
流れる涙もそのままに、
ありがとうと繰り返す。
繰り返すうちに感情は、
洗練されてただ感謝のみが
その時残るでしょう。

人生にはいつか終わりが来ます、
それは平等にやってきます。
早い遅いの差はありますが、
それはいつか必ずやってきます。
ならばその時間の中で、
如何に幸せに生きたかで、
如何に満ち足りて生きたかで、
人生の価値は変わると思います。
思い通りの日々では、
無いかもしれませんが。 

愛で抱きしめましょう、
敵も味方も全ての人を。
自分の全ての拘りを捨て、
大きな愛で抱きしめましょう。
愛は相手への理解を産みます。
理解してあげましょう、
相手がどうして欲しいのか。
何故そのような事を言うのか。
その理由を全て飲み込み、
微笑みを持って包み込みましょう。

心の視界を上げましょう、
地球を見下ろすくらいまで。
全ての事象が差末に見えるまで。
そうすると不思議と、
全てを赦せる瞬間が来ます。
命の躍動も時の流れも、
全てが大きな流動の、
ダイナミズムの中にあって、
小さく見えて来ます。
その中にあって自分は何が、
出来るのか見えてきます。

思い通りに他人は動いては
なかなかくれません。
行動を変えられるのは、
やはり自分からだと思います。
行動の因果に結果があるなら、
やはり自分を変えて行くしか、
無いと思います。
自分の行いが結果に繋がるなら、
良い結果になる様に、
自分が変わるしかないと、
深々と思います。

不幸せが続いていると、
何かの拍子に思ったら、
幸せの数を数えましょう。
小さな幸せを重ねたら、
満更でも無いかもしれません、
それでも不幸せが多いなら、
幸せを作って行きましょう。
深呼吸して、落ち着いて、
どうやれば幸せになれるか、
幸せの青い鳥は意外と近くに、
居るかも知れません。

都合のいい時だけ近寄り、
都合が悪くなると逃げる。
この様な人とは取り合わない事、
身勝手はやがてその人を滅ぼします。
大切にするべきは、
こちらの窮地に手を差し伸べ、
こちらの幸福を共に喜び、
こちらの不幸を共に嘆ける人。
この様な人との出会いは一生の宝。
真に大切にする富です。

人の個性は多面的、
一部だけ見て優劣は、
決めることが出来ません。
人付き合いの悪い人が、
動物に優しい事もしばしば。
人を見る時は出来るだけ、
全体を見ましょう。
それはとても難しい事ですが、
人の一面だけを見て、
ご縁を切るのは勿体ないです。
限りある出会いを大切に。

人には個性があります。
正義も人それぞれです。
これが絶対な正義なんて、
残念ながら存在しません。
お互いの個性や正義を、
尊重し補い合いながら、
ひとつの物を作り上げれる、
それはどんなに素敵な事でしょう。
まず自分に無い部分を、
しっかりと認めましょう。
頼れる人を探すために。

雨は流れて川になり、
やがて海へたどり着きます。
その雨の中に、
そっと嫌な記憶を、
流して貰いましょう。
雨に向かい息を吹きかけるように、
細く長く息を吹きかけます。
すると体の中から、
嫌な記憶が流されて行きます。
傘を持つ手が面倒ですが、
雨で気持ちを切り替えて下さい。

幸せの基準は人それぞれ、
他人に決められる事では、
全くありません。
大金を持つ不幸な人や、
貧しくても愛に飢えない、
満ちた生活を送る人も居ます。
お前は幸せだ、
この言葉は意外と人を傷つけます。
幸せかどうか本人が決めますから。
願わくば全ての人が、
自分の幸せに気付きます様に。

人生、確かに運で決まる事が、
多分にあるかもしれません。
努力が全てと言い切れるほど、
私にも明日は分かりません。
ただ運は概して、
困難という形で現れる事も多く、
困難を避けていると、
幸運も逃してしまいます。
困難を好機と見るか、
単なる困難と見るか、
見方で難易度が変わります。

どうせ私なんてと思う人程、
自分の魅力に気づいてません。
どこにも行けないと思う人程、
自分の自由に気づいてません。
先入観や世間体を捨てて、
自分を棚卸ししてみましょう。
思ってもみなかった魅力や、
自由に気がつく事でしょう。
もっと魅力的で自由な自分に、
心を解き放って下さい。

自分なんてダメだ、
そう思う人は自分に対し、
ハードルの高い人。
自分で高くハードルを決めて、
それを越えられず心痛めます。
本当にダメな人は、
微塵も自分をダメと思いません。
むしろ優れていると慢心します。
ハードルが高い人は、
そのハードルを越えた時、
素敵な人になるでしょう。

心が病んでいる時は、
ゆっくり休みましょう。
心が疲れている時も、
ゆっくり休みましょう。
甘えではありません。
自分に厳しいからなってます。
それを甘えと言う人は、
どこか自分が後ろめたい人。
勝手に甘えている自分を投影し、
相手を責め立てているだけです。
穏やかな日々であります様に。

生きていて頑張らないと、
ならない時があります。
逆に頑張らない事を、
頑張る必要がある時も。
勿論これは無理とは違います。
頑張ると無理をするは、
微妙に大きく違います。
無理をして繋いでいるものは、
そのうち無理をしてもダメに。
皆様のライフスタイルが、
程よく息が出来ます様に。

普通とは何か悩める人は、
心がフラットな人です。
人それぞれの状態で、
普通の基準は簡単に変わります。
社会通念と言う言葉も、
かなり怪しいもので、
地域単位で簡単に変わります。
この国で冗談と済む笑い話も、
国が違えば死刑の対象。
普通とは何か疑える人は、
心が澄んでいると思います。

過去の出来事に、
苦しんでいませんか。
また起こるのではと、
恐れてはいませんか。
そういった心に囚われたら、
上を見あげて見ましょう。
不思議と思考は一度停止します。
なるべく力いっぱい、
首を上げて目も上向きに。
心の穏やかさを取り戻して、
新しい一歩を踏み出しましょう。

幸せの基準は人それぞれ、
他人と比べても仕方ないです。
お金持ちが至上と言う人と、
健康が至上と言う人では、
全く比較になりません。
自分にとっての幸せは何か、
もう一度眺めて下さい。
他人と比較してませんか、
本当にそれが幸せですか。
皆様の幸せがどうか光の、
希望でありますように。

今日ダメだった何かも、
明日には変わるかもしれません。
こんな世界、どうせと言う程、
明日を分かる人は居ません。
今出来ることは今やって、
出来ない事は出来る時に、
全力で取り組めばいいですから。
未来は誰にも分かりません、
ただ日々の積み重ねが、
希望という光に満ちます様に。


生きる意味は探さずとも、
自分の内にあります。
自分の経験、知識を、
世に活用する時、
生きる意味は発します。
その為には沢山の経験、
沢山の知識を蓄えて、
自分の身の内を豊かにしましょう。
自分という器が満たされれば、
飢えに渇きに苦しむ人に、
自分の何かを分ける事が出来ます。

傘を持つ手が面倒ですが、
雨は天の恵みその物。
植物達が喜びその雨を、
葉に受け、根に受けます。
実をつけるその日を待ち、
水分を蓄え続けます。
そう考えると、
全ての自然の循環が、
ダイナミックに感じられます。
目の前で起こる雨ひとつ、
自然の営みの一つなのです、
この雨に祝福を。

陽光の中で瞳を閉じて、
大きく息を吸いましょう。
ゆっくりと息を吐くと、
不思議と心の穢れも、
吐き出されます。
まるで日光に消毒されたように、
心の疚しさも消えていきます。
肌を焼く強い陽光も、
感じ方次第では天の恵み。
大きく両腕を開いて、
大空を感じるように、
もう一度深呼吸。

逝く人の悲しみを、
見送る人は分かりません。
見送る人の悲しみを、
逝く人は分かりません。
どちらが辛いか選べませんが、
見送る悲しみを知る私は、
出来るだけ多くの人を、
見送りたいです。
見送る悲しみを耐えるのは、
私だけで十分です。
逝く人は出来るだけ笑顔で、
旅立つ事を願います。

誰の人生を生きてますか、
自分の人生を生きてますか。
誰かの満足の為の誰かの人生、
だとしたらそれはとても辛い事。
自分の人生の主役は、
いつも自分で居てください。
誰かの代わりに誰かの人生を、
生きるのは困難が多すぎます。
余程特別な理由が無ければ、
自分の人生を生きましょう。

運命を受け入れる、
非常に厳しい時があります。
泣きたくなる時もあります。
それに縦に首を振り、
前に進むしか無い時、
理不尽を感じる時さえあります。
大きく息を吸い涙を拭いて一歩、
踏み出す事で何かが変わるなら、
運命を受け入れます。
思い通りの日々じゃ無くとも、
時計は止まりません。

違う価値観を認めましょう、
自分と異なる事は嬉しい事。
補完しあえる相手が居ます。
自分だけが正義ではなく、
相手だけが正義でもなく、
差異を埋めあえて、
人の輪は広がります。
相手をよく見ていい所を引き出して、
自分に取り込み続ければ、
素敵な人になれるでしょう。
自分の殻を外して。

時は前にしか進みません。
今は常に過去になり、
過去へ戻る事は出来ません。
過去から学ぶ事は出来ますが、
過去を変える事は出来ません。
過去に起こった出来事も、
今全く同じ事は起こりません。
同じ様に見えても細部は、
必ず違います。
過去から学んでいれば、
必ず対処は出来ます。

蒼天の下で陽の光を、
暖かく感じながら、
そよ風に吹かれたならば、
その風にそっと、
自分の穢れの心を乗せましょう。
劣等感、罪悪感、背徳感等の感情、
風に祓って貰いましょう。
そよ風の中、大きく息を吸い、
長く優しく吐き出しましょう。
心が明るく軽くなり、
豊かな微笑みが訪れます。

恨み辛みを手放しましょう、
そっと川に流す様に。
物への執着を手放しましょう、
そっと池に流す様に。
人への執着を手放しましょう、
そっと海に流す様に。
負のこだわりは心を蝕み、
何れ心は鉛になります。
手放せば放す程、
心は軽くなり身も軽くなります。
ねばならぬと言う言葉は忘れて。

愛を持ちましょう、
心の中に広く大きく、
分け隔てなく包み込む様に。
慈悲を持ちましょう、
心の中に広く大きく、
誰をも哀れみ助ける様に。
流転する心の温もりは、
人から人へ伝播して、
この小さな世界を巡ります。
やがて大きな流れとなり、
自分自身へ帰ります。
ただ見返りを求めずに。

夢を描きましょう、
夢を想いましょう、
必ず実現すると、
信じて行動して行くと、
不思議と夢が近付いて来ます。
夢に向かい挑戦の連続、
そこに失敗はありません、
ただ、上手くいかない道を、
一つ見つけただけです。
それを繰り返せば、
上手くいく道に必ず辿り着けます。
全ての人に夢を。

肩の力を抜きましょう。
緊張は実力を半減します。
自然体に優雅に、
呼吸を整え、流れるように。
力と心を込めるのは、
その物事の最後の一瞬、
その他は力を抜きましょう。
優雅に余裕が出てくると、
視野も自然と広がります。
気付きも増えて、
心も体も豊かになります。
微笑みと共に。

どんな物事にも、
悪い側面はありますが、
良い側面もあります。
悪く捉えがちなもの程、
良い側面を見てみましょう。
必ず感謝出来る部分が、
引っかかる筈です。
良い側面を見る癖を、
重ねて繰り返すと、
自然と全てに感謝が、
出来るようになってきます、
囁かな出会いも、微かな祈りも。

泣きたい時には、
素直に涙を流しましょう。
涙は魂の最高の研磨剤、
心を磨くのに最高です。
磨かられて美しくなった心は、
人生を豊かに変えてくれます。
強がり、自分に嘘を付き、
抱えきれない物を、
無理に抱え込むと、
心は曇り人生は、
どんどん輝きを失います。
星より綺麗な涙を。

受け入れましょう、
感情のままの目上も。
彼等は也は大人でも、
感情は子供のまま。
怒鳴り散らす目上も、
ただ怒鳴りたいだけの、
哀れな子供と同じです。
反抗期の我が子を見るように、
愛おしく観察しましょう。
木の上に立ってみると、
空回りして独りよがりの、
可哀想な子供に見えます。


アクションポリシー

自他共に何らかの行動には何らかの論拠があります、ここではその一例を挙げて行きたいと思います。

プライド
自分のステータスの為に動く視野です。社会的なプライド、思想的なプライド、宗教的なプライド、家名的なプライド、役割的なプライド等があります。

ガード
誰かを守ろうとする保護意識で発動します、対象は恋人、家族、部下、所属組織、のそれらの身体的保護、精神的保護、社会的保護等が挙げられます。

アタック
誰かに敵対意識を持つ場合に発動します、対象は隣人、組織、家族、友人、ライバル、政治等が挙げられます。

カウンター
誰かからの敵対意識の反動で発動します。対象は、隣人、組織、家族、友人、ライバル、政治等が挙げられます。

カルチャー
文化的背景で発動します、また流行のライフスタイルもここに分類されます。対象は全方位になりがちで、精力的、批判的、無気力的に分類されます。

シック
精神的なダメージで発動します、上記にあげたものに加え、年代、流行に合わない無気力、無関心、自堕落等が挙げられます。

ミッション
理念や信条に基づく行動で発動します、対象は全方位になりがちで、概して進行を邪魔させると怒ります。

リターン
報酬や恩恵を求めた合理的行動です、対象は全方位になりがちで何を得られるかの損得勘定が優先される、比較的理性が効いた判断基準が挙げられます。

バイアス
誤認識や感情起因での行動です。対象は全方位になりがちで、隣人、組織、政治、宗教、家族等に特に向けられます。


エモーションコレクション
怒り
怒りの感情です、傷つけられたり、防御反応で出ることがあります。思い通りに行かなくて見られることもしばしば。また自分の価値観との心的不協和音でも見られます。フラットレベルには許すこと、怒りを昇華するが肝要です。

悲しみ
悲しみの感情です。何かを失ったり、見捨てられたり、別れたりすると出ます。期待を裏切られると出る事もしばしば。また自分の価値観との心的不協和音でも見られます。フラットレベルには認めること、心の慰めに今を認めて出来る方向を探します。

寂しさ
孤独感の感情です。対話相手の不在から、心的孤独、時間的孤独感で出ます。また周囲から孤立していると浮き彫りになる事もしばしば。また自分の価値観への同意者が居なくても出ます。フラットレベルには相互理解と孤立感の緩和が必要になります。

罪悪感
自責の念です。過去の過ち、社会的規範からの逸脱、自分の利益優先の行動を選択すると出ます。また他人の不利益を堂々と行っても出ることがあります。自責からの解放、フラットレベルには過去の事と割り切る、または実害があった場合は埋め合わせを考えます。

抑うつ
気落ちした状態です。やる気が起きません。責任を押し付けられたり、過大な期待をかけられても出ます。何事もマイナスに考えてしまう状態でもあります。フラットレベルには時間を置くか第三者への会話が必要です。

恐怖
自分の未知なもの、自分の理解出来ないもの、生存を左右する存在を前にする、危機に対応出来ない状態になる、などの状況で出ます。フラットレベルには身体的危機の場合は安全の確保、未知なものに対しては積極的に知る事です。

不安
先行きが見えない、予測される恐怖がある、生理的に襲ってくる、など上手くいかないのでは無いのかと言う状態で見受けられます。フラットレベルには精神疾患でない限り、予定の再三の確認、不確定要素の排除が望まれます。

恥ずかしい
社会的な立場を前提に機能している感情です。相対的にダメージが変わります。期待に答えられない、自分の中の規範に満たない、社会的立場の規範に満たないと出ます。フラットレベルには共感者の登場、自分の社会的価値を一時忘れる事で対応します。

焦り
予想外の事態、自分の心的スピード以上の展開、物理的な不具合で見受けられます。また期待されている結果に合わせようと出ることもしばしば。フラットレベルには状況を一時ストップさせ、息を整えて対策を考えます。


カウンターエモーション
許し
適用 怒り
心の囚われの解除、怒りの昇華、心を広く受け止める、などがあります。トリガーワードは「大丈夫、一旦落ち着こうか」

希望
適用 抑うつ・不安
未来への行動動機と再起のエネルギー源です。トリガーワードは「大丈夫、明日には状況変わるから」

共感
適用 寂しさ
相互理解と孤立感の緩和です。トリガーワードは「大丈夫、今は一人かもしれないけど、そのうち変わるから」

誇り
適用 恥ずかしい・罪悪感
自尊心の再構築と自己価値の認知です。トリガーワードは「大丈夫、あなたの価値と本質は変わらないから」

安心
適用 恐怖
環境または他者との安全結合感です。トリガーワードは「大丈夫、もう安心していいよ」

勇気
適用 不安・恐怖
行動の推進、打開の原動力です。行動すると変わる場合の有効打です。トリガーワードは「大丈夫、一歩踏み出そう」

信頼
摘要 不安
関係性・社会性における土台の再建です。対人関係の不安への有効打です。トリガーワードは「大丈夫、あなたは信頼されるから」

自己受容
適用 罪悪感・抑うつ
自責からの解放、心理的安定性の核です。その他の感情にも使えます。トリガーワードは「大丈夫、受け入れよう、あなたにはその器があるから」


スモークブレイク
ここではモヤモヤした原初衝動について扱います。前提として注意する前に何について注意するかを明確にし、一旦冷静になります。

食べたい
お腹空いた現象です。食べ過ぎに注意します。

遊びたい
ごく普通の意識の脱線です。集中力の限界の場合もあります。

眠い
睡眠要求です。疲労が限界に来たり不規則な生活リズムだと発生します。

動きたい
衝動的な問題です、人間の緊張緩和でよく行います。場合によっては特殊反応があります。

見たい
好奇心の一端です。不明なものに関しては人間、注意を払います。

聞きたい
好奇心の一端です。心地よい音や不思議な音に反応してしまいます。

触りたい
好奇心の一端です。不明なものを確かめる為に触覚を使います。

触れたい
愛情表現の一端です。こちらの好意を示すために使います。

突っつきたい
好奇心の一端です。反応を見るためにこちらから行動を起こしてます。

鳴らしたい
好奇心の一端です、音響がどのように反応するか確認するために行います。

撫でたい
愛情表現の一端です。こちらの好意を示すために行います。

擦りたい
本能的な行動です。痛みを感じたところは人間擦りますが、場合によっては特殊反応があります。

叩きたい
攻撃本能です。自分の思慮に合わせようと叩いてしまいます。

黙り込む
感情が入り込み言葉が頭の中に見つかりません。また、ニュアンス的にも出てきてませんがこれも感情表現です。

失語する
言葉を発さない黙り込むと同じですが、こちらは喃語(あー、うー、等)は出ます。強いストレスやショックを受けると出ます。


サモンパーソナリティ
批判する者
少女の中から声が聞こえてきます。これでは駄目だ、このままでは駄目だと。少女はこの声に時折押しつぶされそうになります。この声は心の中の批判する者。誰の心の中にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女の行動を何から何まで否定し、全てをなし崩しに諦めさせてしまいます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は校正する声、自分の行動を批判というフィルターを通してミスがないようにチェックをかけている声だと言う事。
少女はこの声を活用し、油断で慢心しそうになる度にこの声を呼び出し、自身の行動の批判へと役立てていきました。
焦燥する者
少女の中から声が聞こえてきます。早くしろ、早くしろと。少女はその声に急かされ、焦るあまりに手がふるえ、何度もミスをしそうになります。この声は焦燥する者。誰の心の中にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して何から何まで全て焦らせてしまいます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は行動させる声、自分の後回しにしてだらだらとやろうとする心を戒めて積極的に行動させようとする声だと言う事。
少女はこの声を活用し、怠けてしまいそうな度にこの声を呼び出し、自身の行動の機動力へと役立てていきました。
節制する者
少女の中から声が聞こえてきます。程々にしろ、いい加減にしろと。少女はその声に自由を奪われ、何一つ買えなくなってしまいそうになります。この声は節制する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して何から何まで我慢させようとしてしまいます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は節制させる声、何でも我慢無くずるずるとやってしまう自分に対して節制をかけて社会生活をまともに営ませようとする声だと言う事。
少女はこの声を活用し、制限無く楽しんでしまいそうになる度にこの声を呼び出し、自制する力へと役立てていきました。
慈愛ある者
少女の中から声が聞こえてきます。残酷な事はするな、見捨てるなと。少女はその声につきまとわれ、自分が苦しい時でさえ自分を優先させる事が出来なくなってしまいそうです。この声は慈愛ある者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して常に慈愛ある行動を求めてきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は慈愛の声、利己的になってしまいがちな自分を止めて、隣人を気遣い万物を慈しみ平和を愛するようにし向ける声だという事。
少女はこの声を活用し、利己的になってしまいそうになる度にこの声を呼び出し、隣人への気遣いへと役立てていきました。
達成する者
少女の中から声が聞こえてきます。集中しろ、無駄な事はするなと。少女はその声に身動きがとれ無くされ、微笑みさえ忘れてしまいそうになってしまいます。この声は達成する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して目的に集中する事を求めてきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は目的を達成させる声、目的を前に挫折してしまいそうな自分に対して諦めることなく達成させるようにし向ける声だと言う事。
少女はこの声を活用し、くじけそうになる度にこの声を呼び出し、自分を活気づけて目的を達成していく為に役立てていきました。
結界する者
少女の中から声が聞こえてきます。恐れろ、警戒しろと。少女はその声に周囲が怖くなり、誰とも口をきけなくなりそうになってしまいます。この声は結界する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して周囲を恐れるようにし向けてきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は警戒を呼びかける声、無防備に誰に対しても接してしまいそうな自分に対して、警戒し自分が傷つかないようにするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、無防備になりそうになる度にこの声を呼び出し、警戒心を呼び覚ましていくのに役立てていきました。
暴走する者
少女の中から声が聞こえていきます。怒れ、暴れろと。少女はこの声に理性を支配されそうになり、うかつに動けなくなってしまいます。この声は暴走する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して暴走するようにし向けてきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は感情を表現する声、理性と社会生活に飲まれて感情を失ってしまいそうな自分に対して感情を出すようにし向ける声だと言う事。
少女はこの声を活用し、怒るべき時に我慢してしまう自分を見つける度にこの声を呼び出し、感情が埋もれてしまいそうな自分に対して役立てていきました。
勇気ある者
少女の中から声が聞こえてきます。立ち向かえ、立ち向かえと。少女はこの声に恐怖心を抱き耳をふさいでしまいます。この声は勇気ある者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して物事に立ち向かう事を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は前に進むための声、新しい事や未知の事に対して臆してしまう自分に勇気を与えて前に進むようにし向ける声だと言う事。
少女はこの声を活用し、新しい事に臆してしまう自分に出会う度にこの声を呼び出し、前に進むために役立てていきました。
自由なる者
少女の中から声が聞こえてきます。好きに振る舞え、やりたいようにやれと。少女はこの声にそそのかされて暴走しそうになってしまいます。この声は自由なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して好き勝手に行動する事を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は心の翼を広げるための声、既成の枠に固まってしまった自分を解き放ち、自由な発想を助けるための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、堅くなってしまった自分の頭に気がつくたびにこの声を呼び出し、自由な発想を得るために役立てていきました。
正義なる者
少女の中から声が聞こえてきます。悪事を許すな、徹底的に戦えと。少女はその声に、他人の過ちさえ許せなくなりそうです。この声は正義なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、絶対的な悪の排除を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は自身や他人の悪事を容認してしまう弱さを正すための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、悪事を許してしまう弱さが出るたびにこの声を呼び出し、自分と周囲を律するために役立てていきました。
卑怯なる者
少女の中から声が聞こえてきます。逃げちゃえ、逃げちゃえと。少女はその声に、苦労や困難からすぐさま逃げ出したくなってしまいそうです。この声は卑怯なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、利己主義に振る舞う事を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論はこの声は自己の安全を管理するための声、自分を省みずお節介なまでに人に尽くしてしまう自分を大切にしない自身に抵抗する声だと言う事。
少女はこの声を活用し、行き過ぎの親切や過度の愛情に気づく度にこの声を呼び出し、節度ある対応するために役立てていきました。
献身する者
少女の中から声が聞こえてきます。人に尽くせ、尽くしきれと。その声に少女はうんざりし、卑怯なる者は抵抗しようと少女の中で葛藤します。この声は献身なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、献身的に振る舞う事を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、周囲を見捨てて自分だけ楽を使用とする自分を戒めて、周囲に対して労を惜しまなく行動させる為の声だと言う事。
少女はこの声を活用し、利己主義に陥りがちになっている自分に気がつくたびにこの声を呼び出して、奉仕する為に役立てていきました。
礼節ある者
少女の中から声が聞こえてきます。礼節を守れ、礼儀を正せと。その声に少女は少々の失礼さえも恐ろしくなり行動が出来なくなります。この声は礼節ある者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、礼儀正しい対応を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、ついなれなれしくしてしまいがちな自身を律して、周囲に対して礼節を守り礼儀正しい立ち振る舞いをさせるための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、なれなれしくなりがちな自分に気がつくたび、この声を呼び出し、礼節を守るために役立てています。
同調する者
少女の中から声が聞こえてきます。周りにあわせろ、同化しろと。その声に少女は自分のやりたい事や思った事さえ発言出来なくなります。この声は同調する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、周りからみて奇異に見えない対応を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、集団になじむ事が難しくなる自分を制御して集団にとけ込み逸脱を防ぐための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、集団から浮いてしまいそうな自分を見つけるたびに、この声を呼び出し、集団に所属する為に役立てています。
和合する者
少女の中から声が聞こえてきます。敵味方を分けるな、相手に敬意を向けろと。その声に少女は人の好き嫌い等の素直な感情さえ忘れそうです。この声は和合する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、周囲と和解する事を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、意見の対立や肌の色などで相手と敵対してしまうのを防ぐための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、ふと主義の差異だけで敵対してしまいそうな自分を見つけるたびに、この声を呼び出し、和解するために役立てています。
謙虚なる者
少女の中から声が聞こえてきます。万事控えめにしろ、発言は極力するなと。その声に少女は何も行動が出来ず何一つ決められなくなりそうです。この声は謙虚なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、影のように存在し続ける事を強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声はつい出しゃばって自分を主役にして嫉妬を買ってしまいがちな自分を制御するための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、出しゃばり目立とうとしてしまう自分を見つけるたびにこの声を呼び出し、謙虚に振る舞う事に役立てています。
公平なる者
少女の中から声が聞こえてきます。公平に振る舞え、自分だけ得しようと思うなと。その声に少女は独断とした動きが出来なくなりそうです。この声は公平なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、自分だけ得するような行動を全面的に止めるように強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は周囲に対して公平に振る舞えず、ひいきや自分勝手な行動をしがちな自分を戒める為の声だと言う事。
少女はこの声を活用し、ひいきや自分勝手な行動をしそうになる度に、この声を呼び出し、公平に振る舞うために役立てています。
誠実なる者
少女の中から声が聞こえてきます。正直になれ、一切の嘘をつくなと。その声に少女は発言一つすることさえ怖くなってきます。その声は誠実なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、常に清廉潔白であれと強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は不都合な事をつい誤魔化してしまいがちな自分を戒めて、誠実に振る舞い信用を失わないようにするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、不都合な事を誤魔化してしまいそうになるたびに、この声を呼び出して誠実に対応するために役立てています。
主張する者
少女の中から声が聞こえてきます。言い張れ、目立てと。その声に少女はとまどい、その声に従いそうになる自分が恐ろしくなります。その声は主張する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、自己主張を激しく持つように強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声はつい面倒になったり、自分の気持ちを表現するする事に引け目を感じた時に自身の意見を言えるようにするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、主張するのが面倒になるたびに、この声を呼び出して主張するために役立てています。
特別なる者
少女の中から声が聞こえてきます。独自の事をしろ、自分しか出来ない事をと。その声に少女はいちいち行動する事にとまどいを覚えます。その声は特別なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、特別であろうと強要します。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は安易に周りと同じでいいや、人まねでいいやと考える事を放棄してしまう自分に語りかけてきて、独自性を持つ人間であろうとするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、人まねでいいやと安易に考えずに行動してしまう自分に気がつくたびにこの声を呼び出して、自分自身として考えるために役立てています。
勉強する者
少女の中から声が聞こえてきます。学べ、常に学び続けろと。その声に少女は息が詰まり窒息しそうになります。その声は勉強する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、万事から常に学び取れと強要します。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は何一つ気がつかず素通りしてしまう自分に対して、常に学び取る姿勢を崩さないようにするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、つい何も考えずに素通りしてしまう自分に対してこの声を呼び出し、吸収するために役立てています。
完全なる者
少女の中から声が聞こえてきます。完全であれ、完璧でいろと。その声に少女は自分の行動に自身がもてなくなり、何一つ成し得なくなりそうでした。その声は完全なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、常に完璧であれと強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声はつい中途半端で投げ出しがちな自分に対し、よりしっかりとした物を作り上げるようにするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、中途半端でなげだしてしまう自分を見つけるたびにこの声を呼び出し、やり遂げるために役立てています。
享楽なる者
少女の中から声が聞こえてきます。今を楽しめ、細かい事気にするなと。その声に少女は理性を失いそうになり、つい刹那的に行動しそうになります。その声は享楽なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し、気楽に振る舞えと強要してきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声はつい細かい事を気にしすぎて落ち込んでしまう自分に対し、気落ちさせないように後押しする為の声だと言う事。
少女はこの声を活用し、すぐに落ち込みがちな自分に対しこの声を呼び出し、精神的に持ち直すために役立てています。
誇示する者
少女の中から声が聞こえてきます。自分を示せ、誇示しろと。その声に少女はありもしない富を自慢したい衝動に駆られます。その声は誇示する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対し自慢しろ、誇示しろと迫ってきます。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は自分を必要以上に卑下して陰に隠れてしまいがちな自分に対して、自分をないがしろにするなと激励する声だという事。
少女はこの声を活用し、卑下してひっこんでしまいがちの自分を見つけるたびにこの声を呼び出し、必要な自己アピールの為に役立てています。
演技する者
少女の中から声が聞こえてきます。仮面をつけろ、己を偽れと。その声に少女は自分の本心を出す事が出来ずつい偽りの自分を作ってしまいます。その声は演技する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。この声は少女に対して偽り続ける事を強要します。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は建前無く本音だけでギクシャクとしてしまう人間関係を改善し、よりスムースな関係を構築するための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、対人関係をスムースにするために役立てています。
慎重なる者
少女の中から声が聞こえてきます。気安く行動するな、よく見極めろと。その声に少女はうかつな行動が出来なくなりそうです。その声は慎重なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は大胆に行動してしまいがちな自分に対して、失敗がないように事前に警鐘をならすための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、気がゆるみたるんでいる自分を見つけるたびにこの声を呼び出し、慎重に行動する事に役立てています。
思索する者
少女の中から声が聞こえてきます。考えろ、思っているほど簡単じゃないぞと。その声に少女は気を取られて何をするにも全て悩み込んでしまいそうです。その声は思索する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は慣れている物事や作業に対して疑いなく行動してしまう自分や、悩みを途中で放棄してしまう自分を諭すための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、深く考え込まなければならない時にこの声を呼び出し、思索のために役立てています。
敏感なる者
少女の中から声が聞こえてきます。よそ見してると痛い思いするよ、痛いのはやだよと。その声に少女は世界全てが恐ろしく思えてしまい、身動きがとれなくなってしまいます。この声は敏感なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は自分の心の一番弱い部分が傷つく前に警鐘をならして自分の弱い部分を守るための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、自身を取り巻く環境に対して注意を忘れそうになるとこの声を呼び出し、自身の心を守るために役立てています。
頑固なる者
少女の中から声が聞こえてきます。変えるな、動くなと。その声に少女は意固地になり、誰の言う事も聞き入れられなくなりそうです。その声は頑固なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、
この声は人の声にいちいち左右されてしまう自分の意志を堅持する為の声だと言う事。
少女はこの声を活用し、人意見に左右されることなく自分の意志を持って意見を判断するために役立てています。
冷酷なる者
少女の中から声が聞こえてきます。見捨てろ、これ以上関わるなと。少女はこの声に、人としての優しさを忘れてしまいそうです。その声は冷酷なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は優しさのあまりに自分自身を大切にする事を忘れてしまいがちな自分に対して、必要以上の温情をかける事を止めるための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、これ以上の優しさが本人の為にならないと判断した時、この声を呼び出し距離を取る事に役立てています。
懐疑もつ者
少女の中から声が聞こえてきます。疑え、何一つ信じる事はないと。少女はこの声に、何もかも信じられなくなってしまいそうです。この声は懐疑もつ者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は安易に他人を信じてしまう自分を戒めて、真実を探るきっかけを与えるための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、安易に人を信用してしまいそうになるたびにこの声を呼び出し、真実を探るために役立てています。
打算する者
少女の中から声が聞こえてきます。計算しろ、少しは考えろと。少女はその声に頭いっぱいの可能性と選択肢が突きつけられ、めまいを覚えます。その声は打算する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は感情や感覚だけで計算してしまう自分に対して、理性的に展開を計算し、知恵ある行動を喚起するための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、感情や感覚、フィーリングに流されそうな時にこの声を呼び出して、理知的な判断のために役立てています。
転嫁する者
少女の中から声が聞こえてきます。自分のせいじゃないさと。少女はその声に自分の責任の所在を見失いそうです。この声は転嫁する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は、矢継ぎ早に受ける責任追及の中、自分の責任と相手の責任の境界を見極めるために心の中から発される声だと言う事。
少女はこの声を活用し、責任追及の中、全て自分の責任と思えてきてしまった時に責任領分を見極めるのに役立てています。
理解ある者
少女の中から声が聞こえてきます。分かってあげろと。少女はその声に、全ての人々の事情を飲み込むように博愛主義が強要されてきます。この声は理解ある者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は、無慈悲に人に対して偏見を向けてしまう自分に対して、理解を促して事情を分かってあげる事が出来る様にし向けるための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、相手の立場に立ち考える必要がある時にこの声を呼び出し、相手を理解するために役立てています。
弾劾する者
少女の中から声が聞こえてきます。追及しろ、放っておくなと。少女はその声に、罪を放置しておく事が出来なくなりそうです。この声は弾劾する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は、罪に対して面倒くささや相手からの反論の恐怖から黙ってしまう自分に対し、追及しろ、相手を甘やかすべきではないと相手に厳しくする為の声だと言う事。
少女はこの声を活用し、放置しては相手のためにならないと気づくたびにこの声を呼び出して、規律ある対応をするために役立てています。
免罪する者
少女の中から声が聞こえてきます。罪を許せ、もういいだろうと。少女はその声に、やるせなさ、心残りを覚えてしまいます。この声は免罪する者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は、恨み続け罪を追及し続けていても、自分自身何も進展しない場合に、罪を許し自然に裁きを任せなければならない時に、後押しするための声だと言う事。
少女はこの声を活用し、恨み続ける事でその場から身動きがとれなくなってしまっている自分を見つけるたびにこの声を呼び出して、罪を許すために役立てています。
無言なる者
少女の中から声が聞こえてきます。黙っていろ、何も言うべきではないと。少女はその声に、何一つ発言が出来なくなってしまいます。この声は無言なる者。誰の心にも住み着いているもう一人の自分です。
少女はこの声と向き合い、存在する意味を考えました。少女の出した結論は、この声は、余計な事をベラベラと話してしまい、取り返しのつかない事を行ってしまいそうな自分に対し、冷静に話す事を選択させるために存在している声だと言う事。
少女はこの声を活用し、話す言葉を慎重に選ばなければならない時に、この声を呼び出し、慎重な会話をするために役立てています。


ディフレクトウォール
全諦壁
かつて、親族の死に対し受け止め方の分からない少女がいました。若くして母親や親族を失い、途方に暮れて無気力になっても仕方のない状況にまで陥りました。ですが、少女は親族の死をいとも簡単に乗り越え、今を生きています。
この少女の方法は全諦壁、全ては失われる物であり、抵抗は無意味であり、こだわりや後悔は意味が無く、消失していく物全てに対し、いずれは消える物という心の防御壁を築く方法です。失われていく物に対し、なぜ失われていくのか?原因は?責任は?様々な疑問や怒りなどがわき上がり、通常は生きていくのさえ困難になってしまいます。ですが、この方法を悟った少女は、怒ることなく受け入れ、疑問を持つことなく心に納め、この世の無常さをはじめから定められたルールと思い、心を堅持し今を生きる事につなげています。
刹那壁
少女は自身の進路について、周りの全ての人々から否定されていました。夢を持つ度に否定され、邪魔をされ、何一つまっすぐに進ませてはもらえませんでした。ですが、少女は涼しい顔をして夢を見る事をやめました。そこに何の葛藤もない平穏な世界を手に入れたのです。
少女の方法は刹那壁、全ては瞬間に存在し、先の未来など想像しても瞬間の力にはあがらえないという見地に至った方法です。人生の設計図や羅針盤が否定され、自身にプレッシャーとしてのしかかるだけの物だととらえて、その全てを捨て去り、人生の瞬間、瞬間にやりたい事を後悔無く選択し続ける事により、自身の夢や目標と現在の自分へのコンプレックスや差の大きさに悩まされることなく、ひいては心病むことなく生き抜く事が出来ています。
虚空壁
少女は突然の恋人との争い事の前に、泣き叫びそうでした。様々な感情が交差し、精神は崩壊寸前まで追いつめられ、通常なら復旧不可能な精神崩壊を引き起こすまで至りそうでした。しかし少女は一時的な無反応を引き起こし、相手の機嫌が直った頃にひょっこりと正気を取り戻しました。
少女の方法は虚空壁、自身を心のない空洞ととらえ、全ての感覚を遮断し、思考、判断を全て停止し、流れていく時間に身を任せて、いっさいの反応を放棄したのです。難しい自身の尊厳や人権などといった概念、先に対する不安や展開の想像なども全て一気に放棄する事により、人間的な反応を一時的に停止し、窮境を切り抜けてしまいました。
不遇壁
多数の細かいトラブルに見舞われて、神経がすり減りそうな状況に少女は存在してました。しかし少女は顔色一つ変えることなく、周りの人間に平然と振る舞っていました。少女の心の中には不平を唱える思いなどみじんもありませんでした。
少女の方法は不遇壁、人生ははじめからうまくいく事など一つもない、ある方がむしろ驚きであるととらえて、不遇をはじめから想定されていたルールやシナリオとして向き合いながら自身の心を保持していました。無駄に希望や都合のいい想像をしない分、心理的なダメージは遙かに軽減されて、何事もなかったかのように振る舞う事が可能だったのです。
無価壁
少女は仕事場において、罵詈雑言の渦の中に存在していました。普通の人では精神に異常を来してしまうような言葉による暴力の嵐です。ですが少女は平然と何事もなかったかのように振るまい、淡々と自分の仕事を遂行していきました。
少女の方法は無価壁、自身の長所や好きなところを一時的に記憶の彼方に押しやり、自身の嫌いな部分やコンプレックスを心の中心に逆に持っていき、自身はまったく価値の無い人間だと思う事により、相手の言葉をこちらに対する根も葉もない否定とはとらえずに、単なる指摘として聞き流してしまう方法です。この方法により少女は罵詈雑言の中を何事もなかったかのように振る舞う事が可能だったのです。
無力壁
少女は運に恵まれず、あがいてもどうにもならない状況になっていました。通常の人間ならば、焦りのあまりに判断を誤り、さらにどうしようもない状況への負の連鎖を続けてしまうところです。ですが、少女は何一つ力むことなく状況の流れるままに身を任せていました。この事により、事態は少々の傷を残す程度ですんでしまいました。
少女の方法は無力壁、自身は運命や人生に対して無力であり、状況や事態は天が与える物であり、その流れに自身が逆らえるような力を持ってはおらず、むしろそう思うのは思い上がりであるという概念を持っていました。この事により、状況に対する自身の努力不足の後悔や不運への怒りが軽減され、少女は状況を切り抜ける事が出来ました。
無争壁
少女は周りの人間が競って作り上げた品物の数を競っている中で、平然と優雅に自身のスピードを守って堅実に品物を作り上げていました。少女は周りの人間が次々とバテていく中で自身の体力を温存し、最後まで貫き通しました。少女の胸の内には、自分のペースを貫く、等の力んだ意識は全くありませんでした。
少女の方法は無争壁、自身は絶対に争い事に勝つ力などなく、はじめから負けるだけの存在であるという観念から、争いに参加することなく、結果最後に勝利を収める事に成功しました。自分のペースを貫く等という高尚な信念ではなく、無力な自身をさらけ出し、飾ることなく自身をさらけ出す事により争いを勝ち抜いてしまいました。
無動壁
少女は動けない状況にありました。周りの人間の憶測が飛び交い、信用できる情報が無く、何を信じて何に対して疑えばいいかが全く分からない状況になったのです。むやみに指示に従い、パニックへと陥る人々が数々のさらなるトラブルを巻き起こしていました。その混乱した状況の中、少女は静かに自分の行動を始めました。
少女の方法は無動壁、自身には動くような力や判断する力などはじめから存在しないと諦めきり、流転していく状況の中で、感情を一時的に放棄しじっと事態が沈静化するのを待ち続ける方法です。少女は状況を見極めた上で、ミスのない行動へとつなげ状況を切り抜けました。
無誇壁
傲慢な人々に囲まれて少女は困惑する寸前でした。周囲の人間が次々と自分の富やステータスシンボルを取り出し、自慢げにそれをひけらかし、少女の貧しさ、つらさを見せつけようとしていました。ですが少女は悠然と微笑み相手の傲慢さを回避してしまいました。
少女の方法は無誇壁、自身の誇りや見栄、体裁や尊厳など、何の価値も無い物と見立て、相手の自慢や傲慢さに対して心から感服し、瞳を輝かせて相手の話を聞く事により、相手は自分の行動に恥じ入り、黙らざる得ない状況へと投げ込まれていきました。
盲願壁
先の見えない繰り返しの日々が続いていました。少女の財布にはお金が入ってきたとしても、生活費で次々に消えていきました。無限に続くその日暮らし、いつ抜け出せるかも分からず、何一つとして願望が叶う見込みがありませんでした。ですが少女は、何一つ焦ることなく、日々を繰り返し、やがてその日暮らしにピリオドを打ちました。
少女の方法は盲願壁、人生に対して何の希望も願望も目標も全て一時的に封印し、人生にははじめから希望など無いという精神状況を作り、絶望に対して慣れを発生させる事により、焦りを抹消し落ち着いて事に当たる事が出来ました。
抜心壁
少女は怒りに心を支配されそうな状況へと投げ込まれてしまいました。仕事で組んだ相手が全く仕事をせずに、のらりくらりとこちらへ仕事を押しつけてきたのです。通常ならば怒鳴り散らしてしまい状況を修復不可能な状態へとしてしまうところです。ですが少女は眉一つ動かすこともなく平然と自分の分の仕事を着実にこなし、難を抜けてしまいました。
少女の方法は抜心壁、一時的に怒りの感情を全てシャットアウトし、手が記憶した仕事だけを淡々と続ける事により余計な摩擦や精神的な傷を回避し、状況を切り抜ける方法です。この方法により、少女は対人関係の溝を作ることなく状況を乗り切りました。
幻破壁
少女の前には、舌先三寸で語り始める男がいました。外見はこざっぱりとした印象、話しぶりの語尾はしっかりと響き、全てにおいて信用させるに値するテクニックを駆使して少女を説得にかかっていました。内容は専門用語が多く、知識的にも十分信頼に足る人物を思わせていました。その男は詐欺師でした。通常ならば信用し痛手を負うところですが、少女はその詐欺にも心を動かされることなく、痛手を負いませんでした。
少女の方法は幻破壁、自分には何も理解できないと自分の知識や知恵への過信をいっさい捨て、自分が最低限理解できる話の内容に集中するように心がけて謙虚に話を聞き取り続けました。更に分からない用語に関してはむやみに頷かず、相手が自分に分かる所まで話を簡易化するまで待ち続けました。そうする事により相手の嘘を見抜き少女は状況を切り抜けました。
屈正壁
少女の前に間違った知識をひけらかす男がいました。男は間違った知識、中途半端な情報、道理の通らない話など、うるさいばかりに話し始めました。通常ならば怒り出すか、話に水を差して間違いを正そうとしてトラブルを起こしかねません。ですが、少女はいっさい話に水を差さずににこやかに頷き、男は気分良く帰って行きました。
少女の方法は屈正壁、自分の持つ正しい情報、道理などの観念を全部間違った物として心の端に追いやり、相手の情報を新規の情報としてとらえ相手の話に心から頷き続け、その場の対人関係を優先し、その上トラブルによる精神的なダメージを回避して少女は難を逃れました。
先礼壁
少女はなれなれしい人間に囲まれて辟易としていました。こちらに対しての敬意もなく、大して親しくもないのに礼節のかけらも見られない口の利かれ方をしていました。通常ならば会話する気もなく立ち去るか怒り出す所ですが、少女は何事もなかったかのように立ち振る舞っていました。
少女の方法は先礼壁、相手の態度がいかなる物であろうと、自分の感情を捨て、相手に対して礼節を守り礼儀正しく四角四面に接する人形であると言い聞かせて立ち振る舞う方法です。この方法により少女はなれなれしく礼節を守る事を知らない人々を相手に適度な人間関係的な距離をとりつつも、気丈に立ち回る事が出来ました。
無配壁
少女は、横柄な親戚一同が集まる法事へと招かれてしまいました。親戚一同は少女を小間使いの様にあれをやれこれをやれと要求して来そうでした。率先して動かないと気が利かない等となじられ、率先して動けばうろうろするなとなじられます。かといって逆らうと、人間関係に亀裂が入ってしまいます。この状況下で少女はいっさいの対応を放棄し、親戚一同の中から気配を消し難を逃れました。
少女の方法は無配壁、気を利かせ動こうとする心や場を和ませようとする心を、自分は気が利かないとのコンプレックスを逆手に利用して心の隅に押しやり、呼吸さえも最低限に押さえ頭の中を真っ白にして時間が過ぎ去るに任せてまったりととどまり続けるという方法です。この方法で少女は難局を逃れました。
無群壁
少女は周りの人間から避けられていました。周囲の人間が少女を無視し、誰も少女と口をきこうとはしませんでした。簡単にいってしまえば虐めです。通常ならば虐めに耐えかねて何らかの行動を起こして事態を悪化させてしまうところですが、少女は涼しい顔をして過ごしていました。
少女の方法は無群壁、群れようとする心を自分は生まれつき孤独なんだと言い聞かせ、誰も自分に関わらないならば全ては自分の自由な時間なんだと状況を捉え直して、自分の好きな事を考え、逆に自分に誰も関わってこないように立ち回り、精神的なダメージを回避して、その場を逃れました。
尊厳壁
少女は様々な主義の人間と出会う機会に恵まれました。ですが、出会う人々は全て自分の持つ主義や論理が正しいと少女に自分の考えを押しつけてきました。一方少女も自分の主義や考え方を持ち合わせてはいましたが、あえて相手に対して反論することなく黙ってにこやかに頷き、出会う人々から好印象を得る事が出来ました。
少女の方法は尊厳壁、全ての人々は考え方に差や違いがあって当たり前であり、自分の理論が絶対的に正しいというのは傲慢であるととらえて、自分の考えを頭の隅に押し隠して相手の理論にただひたすら耳を傾け続けるという方法です。この方法により少女は周囲の人々から好印象を得る事が出来ました。
免責壁
少女は責任追及のまっただ中に立たされました。実際には少女は責任追及されるいわれはありませんでした。いわばぬれぎぬと言える物です。ですが少女はこの状況に対して嫌な顔をみじんも見せずに誠意的に対応し、周囲からの信用を勝ち取る事が出来ました。
少女の方法は免責壁、責任を追及されるいわれや道理などの許し難い理屈、ひいては人生の全てを投げ捨て、責任をとる事が自分の日常の仕事であるととらえて、埋め合わせ以上の対応を行い、責任を取っただけではなく、追及してきた人々に対し恩を与える事により、追及前よりも大きな信頼を勝ち取る事が出来ました。
籠城壁
少女は自分ではどうしようもない状況に追い込まれました。仕事で使用していた機械が壊れてしまったのです。普通に使用していれば壊れる事が少ない機械なので、壊したと疑われてしまう可能性がありました。普通ならば何とか修理しようとあがいて逆に故障させてしまいますが、少女はいっさいの手を止めて誰か修理の出来る人が助けに来るのを待ち、難を逃れました。
少女の方法は籠城壁、自分の無力さを原動力として無理や奇跡をいっさい信じることなく、全ての行動を放棄して誰かが助けに来るのをじっと何も考えず耐え続ける方法です。少女はその時率先して助けを求める事も出来ましたが、誰に助けを求めればいいかも不明な状態での行動は危険と察して動かずにじっとしている事により、事態の悪化を回避しました。
哀視壁
少女の恋人は少女の対応に対して怒りをぶつけていました。少女には怒りをぶつけられる言われもなく、不当な屈辱だったといえます。まともに言い返せば悪化させてしまう、しかし放っておけば怒りは収まることなくいずれは恋人自身を崩壊させてしまう可能性もありました。通常ならばぶつけられた怒りに対して憎しみが沸き事態は悪化していく所ですが、少女は恋人に対して何も言わずに同情するような視線を送っただけでした。恋人はその視線にはっと我に返り、少女に謝り続けました。
少女の方法は哀視壁、自分の尊厳や名誉を捨て、された事、言われた事自体にクローズアップして考えるのではなく、相手の怒りの裏にある怒り以外の表現の貧困さや、怒れば何とかなるという相手の幼稚さ、怒りで表現しなければならない状況に追い込まれた相手の立場を考えて哀れみを持ち、ただ見つめ続けるという方法です。この方法により恋人は深く自身の稚拙さに恥じ入り、二度とする事は無くなりました。
悲嘆壁
少女はこらえきれない悲しみの中にいました。周囲の人間は泣く事に対して否定的で、すぐに泣かない等の落ち着いた対応を求めていました。通常ならば悲しみをこらえるあまりに心の奥底まで悲しみの進入を許し、深い精神的なダメージを負ってしまうところです。ですが少女は周囲の言葉に耳も貸さずに泣き始め、泣きやむ頃にはすがすがしい笑顔を見せていました。
少女の方法は悲嘆壁、自分の状況や受けた仕打ちに対してこらえたり大人な対応をするのではなく、悲しみを体で表現し、表現している自分に意識を集中化させることにより、目の前の出来事から距離を取り、冷静さを取り戻すまでの時間を稼ぎ、悲しみのダメージを回避するという方法です。この方法により少女の精神は軽い傷を負う程度ですみました。
放棄壁
少女には完璧な仕事が求められていました。迅速な処理、正確な対応、高いレベルの品質などです。要求はむちゃくちゃとも言える代物ですが、通常ならば何とか見たそうとへとへとになってでも遂行しそうな状況です。ですが少女は求められている要求をいっさい無視し、自分の出来る範囲までをきっちりとこなし、出来ない物を堂々と放り投げてしまいました。要求した側は怒りそうでしたが、自身の要求のむちゃくちゃさに気がつき、少女に対して何一つ言えないまま納得してしまいました。
少女の方法は放棄壁、自分には要求してくる物を満たす力がはじめから無いと判断し、むちゃくちゃな要求を完全にシャットアウトして要求からみて中途半端な物であっても堂々と相手の眼前に突き出して要求のむちゃくちゃさを相手に分からせる方法です。この方法により少女は堂々と仕事を遂行する事ができました。
非敬壁
少女は友人に尊敬できる人は誰と問いかけられました。少女は友人に対して自分と答えました。友人は不思議そうな顔をして、目標にしている人はと続けました。すると少女は明日の自分と簡単に答えました。友人は訳が分からないといった顔をして自分の尊敬する人を語り始めましたが、その顔はどこか悲しそうでした。
少女の方法は非敬壁、尊敬や目標を前に無力な自分を晒して比較する事により、深いあきらめや絶望が支配していくのを防ぎ、自分のペースで自己を実現していく方法です。絶対的な力の差を歴然と見せつけられ、その上で努力を重ねて近づいていくというのは通常の精神では至難の業です。ならばこそ少女は自然と学び成長していく明日の自分を目標として無理なくゆったりと構えていこうとする事により、誰のまねでもない自分自身へと成長して行く事が出来ました。
幻喜壁
少女の前に敵味方をはっきりと分けたがるやっかいな男がいました。性格はとても誉められた物ではなく、欠点が全面的に目立つ人間でした。その男はすぐに怒り出したり、自己中心的で気に入らないとすぐに投げ出したりと少女から見ても気に入らないのは明白でした。ですが少女は気に入らないそぶりを微塵も見せず、相手がする行動に大仰な意味を付与して話しかけ、相手の敵意を削り事なきを得る事が出来ました。
少女の方法は幻喜壁、相手の行動を前に、自分の好みや得手不得手を全て捨ててしまい、頭の中を空白にした後、相手の行動に対して推測できる意味を次々に与えてあげる事により、相手は自分に価値があると思いこみこちらへの敵意を失わせる方法です。この方法により少女は男を敵に回すことなくスムーズに難を逃れました。
分断壁
少女の前には難題が押し寄せていました。注意事項は数十にもおよび、とても一息では覚える事が出来ません。その上話の内容にまとまりが無く、聞いている方で編集作業を行いながらでないととても理解する事が出来ません。通常ならばパニックになるところですが、少女ははじめの方法の項目のみ頷き、作業に取りかかり、理解できない部分にさしかかると全てを一気に停止してしまいました。
少女の方法は分断壁、次々に押し寄せる情報を全て詰め込もうという意欲を捨て、自分の記憶力の無さを逆手に取るかのようにバネにして、自分の記憶できる範囲のみに意識を限定して確実な仕事を行っていく方法です。この方法により説明している人間は、自分の説明の悪さをまざまざと見せつけられました。
決別壁
少女には友達がいました。友達は厚かましく少女にまとわりつき、何かにつけて構ってもらおうと必死でした。少女もはじめの方は気をよくして付き合っていましたが、次第に増長していく友達に対してうんざりしてきました。通常ならば近寄らせまいと策を考えるところですが、少女は変わらず付き合い続け、自分が引っ越せる状況になると友好関係を全て切り捨て引っ越してしまいました。
少女の方法は決別壁、自分には友好関係を制御しきる力など無いとはじめから諦め、相手が後で傷つく事さえ諦め、流されるまま付き合い続け、一気に切り捨てるという方法です。この方法により相手は自分の増長に気がつきました。
個別壁
少女の頭の中には様々な悩みが渦巻いていました。全てが連動して動く機械のように有機的に繋がった問題です。その悩みは次第に拡大していき少女の精神をむしばもうとしていました。通常ならば頭を振って逃げ出してしまうところですが、少女はふと我に返ったように微笑んで緩やかに深呼吸をして落ち着きを取り戻してしまいました。
少女の方法は個別壁、いかに有機的に繋がった問題であろうと、一気に解決しなければならない問題であろうと自分にはそれを解決する能力がないと諦め、問題を個別で解決する事により悩みの心への進入を防ぐという方法です。この方法により少女は事なきを得る事が出来ました。
優位壁
少女の眼前には怒りに燃える友達がいました。その怒りの矛先はもう一人の友達に向いていました。少女はどう止めようか迷っていましたが、やがて迷い一つ無い穏やかな視線となり、怒りに燃える友達の肩にそっと手を置いてにこやかになだめ始めました。
少女の方法は優位壁、相手に対する敬意や対等な感覚を捨て去り、まるでおびえて吠える子犬をなだめて引き留めるかのようにゆっくりと制止させる方法です。少女はこの方法により精神的に圧倒的に優位に立ち、優しく語る事により怒りの矛先をこちらへは向けさせず、ゆったりとその場を納める事が出来ました。
集中壁
少女はあからさまに不当な仕事を押しつけられていました。多数いる人間の中で自分が一番集中的に仕事を押しつけられていました。仲のいい友達は不当な扱いに対して文句を代わりに言おうとしましたが、少女は友達を制止して、着実に仕事をこなしていきました。
少女の方法は集中壁、周囲との仕事のバランスや平等さに対する不平などを自分は不当に扱われて当然として諦め、眼前の仕事に集中する事により、余計なプライドや思考などを一切排除して合理的に仕事を処理する方法です。この方法により少女は結果として仕事の処理能力を高く評価される事になりました。
停滞壁
少女の前にはやたらに急かして返答を求める男がいました。質問の中身はあやふやで、間違って返答してしまっては取り返しがつかなくなる予感がしていました。話しぶりは強行にこちらを言いくるめようとしているのが見え見えで、少女を不利な立場に陥れようとしているかのようでした。通常ならば言い返そうとして誤った判断をしてしまうのですが、少女は相手の目をじっと見つめたまま何も言わずに黙っていました。男は心のやましさを見抜かれたと思い、立ち去ってしまいました。
少女の方法は停滞壁、質問を理解したり返答する事を一切諦めて、強引な説得や急ぎの返答など、こちらに対して不利な回答を引き出そうとする相手に対して、発言を停滞させる事により相手の悪質な要求を一切跳ね返すと行った方法です。この方法により少女は不利な結果から身を守りました。
阿呆壁
少女の前には皮肉をまき散らす男がいました。男はさんざん少女を罵倒して、自身の心を見たそうとしていました。その皮肉と罵倒は流暢に次から次へと口からはき出され、通常ならば顔を真っ赤にして怒り出しそうな言葉の連続でした。ですが少女は口をポカンと開けたままあっけにとられたような顔をして相手の発言に対して言葉の意味を理解しないまま相手を勝手に喋らせ続けました。やがて男は言葉を理解していない少女に対して自分のやっている事がばかばかしくなり立ち去ってしまいました。
少女の方法は阿呆壁、自分の言語理解能力や反論能力を全て無い物として諦め、ただ全身の力を抜いて珍しい物を見つめるかのようにただ相手を見つめ続ける方法です。このときの少女にとって男の発言は町中の雑踏と同じく意味を持たない音の連続と感じていました。これにより少女は精神的なダメージを全く回避してしまいました。
楽天壁
少女の前には嫌みを繰り返す同僚が集まっていました。少女の仕事のミスについて部外者ながら文句を言いに来たのです。同僚は少女に対して何であんな事したんだとなじり続けましたが、少女は部外者を前に相手にもせずに黙っていました。やがて同僚の一人が少女に対して自分勝手な奴だと吐き捨てると、少女はにっこりと笑って、うれしい、そう思ってもらえるなんて、と喜んで見せました。
少女の方法は楽天壁、自分の言われたくない一言やプライドを言われても仕方ないと諦め、同時にそうなるように自分は努力していると自分に信じ込ませ、相手の嫌みに対して心から感謝の言葉で返答すると行った方法です。この方法により少女は不当な嫌みからの精神的なダメージを軽減する事が出来ました。
迎批壁
少女は事実無根な批判の中にいました。会議での発言に対して感情的な批判や嫌がらせが多数発生してきたのです。中にはそれらしい発言も見受けられましたが、よく見ると代案などの建設的な意見などではなく、少女のやる気を削ごうという悪質な質問でした。通常ならば黙ってしまうところですが、少女は静かに、「多くの貴重なご意見、ありがとうございます。後は自分の方で判断させていただきます」ときっぱりとはねのけて涼しい顔をしていました。
少女の方法は迎批壁、自分に反論や弁明する力がないと、一切の反撃を諦める事により、相手の批判を全て吸収し、結果として相手の批判を無力化してしまうと行った方法です。この方法により少女は自分の意見を通す事に成功しました。
試験壁
少女は判断に迷っていました。発表した意見に対して、有効に思える批判が飛び出してきたのです。見極めるのは非常に困難でしたが、全面的に否定できるほど説得力の無い物ではありませんでした。そこで少女はふと相手の顔を見つめると、「どうしてそれが気になるのでしょうか?」と問いかけました。相手からは曖昧な意見しか出ては来ませんでした。少女はその発言が無かった物として発表を続けました。
少女の方法は試験壁、相手の批判や質問に対して善悪の先入観を一切捨てて、こちらからの質問というフィルターを通す事により真実を判断する方法です。相手の反論に筋が通っていれば質問というフィルターを突破した後でも建設的な意見が出るので、そこを判断すると行った方法です。少女はこの方法により自分をくじけさせようとする意見から身を守りました。
喜断壁
少女は時間を思いっきり楽しんでいました。珍しく休日にゆっくりと羽を伸ばせたのです。ですが突然仕事の電話が入り、楽しみに水を差されてしまいました。通常ならば怒るところですが、少女は普通の顔に戻り、文句一つ無く仕事に向かいました。
少女の方法は喜断壁、自分の楽しむ権利を全て諦めて、自分ははじめから苦労を沢山負うべきだととらえて物事に向かう方法です。この方法により少女はストレスを軽減し、速やかに仕事に移る事が出来ました。


マインドメディシング
夢持丹
男性がため息をついていました。繰り返しの日々にうんざりし、どこに自分が行き着くかさえも分からなくなっていたのです。仕事自体には何の憤懣も持ってはいませんでした。少女は男性に夢を持ちなさいと言いました。男性は夢ならあるけどと返しました。少女は更に「それは具体的ですか?あなたの夢は今そこにある物と同じぐらい現実味を帯びてあなたの中にありますか?夢は強く具体的に描かないととどきません」と言いました。男はしばらく考え込みましたが、やがて生気を取り戻した表情となりました。
少女の方法は夢持丹、長らく繰り返しの日々を続けていると夢はかすれていってしまいます。そこで夢を具体的に思い描き夢を再描画する事により気力を取り戻し夢を実現へと引き寄せていきます。
諦念丹
あきらめのつかない男がいました。会社を解雇され、やり残した事が山ほどありました。少女は男に対して諦めなさいと言いました。男はまだあきらめがつかないと言いました。少女は更に男に「今は諦めなさい。その気力はチャンスが巡りくる時まで取って置きなさい。逆に無駄にその気力は使わないで」と言いました。男は従いました。残念と思う心のエネルギーを逆に諦める方へと活用したのです。
少女の方法は諦念丹、努力の方向を諦めない事から諦める事へ変える事により、次にくるチャンスのためのエネルギーを温存する方法です。
忘却丹
頭を抱えて悩み込んでいる男がいました。会社でささやかな同僚とのトラブルを引き起こしただけでした。実害は出ていないのですが、その男には心理的な傷が大きいようでした。少女は男に対して忘れなさいといいました。男は忘れられそうにないとかぶりを振りました。少女は更に男に「忘れなさい。忘れようとしている努力さえも忘れなさい。全部忘れても何も怖い事はないから」と言いました。男は強気になって他の事に目を向け始めました。忘れようとする逆暗示から視点を変える事により本当の忘却へと切り替えたのです。
少女の方法は忘却丹、忘れようとすると逆に記憶に焼き付く逆暗示パターンを飛び越えて、他の方法で上書きして忘れてしまう方法です。
免罪丹
女性は罪を償え使った物を返せと叫んでいました。会社の社員の一人が、慰安旅行に行くための積立金を少々使い込んでしまったのです。額は大したこと無かったのですが、女性は道理的に許せそうにない様子でした。少女は女性に対して許してあげてといいました。女性は絶対許さないと言いました。少女は更に女性に「罪はあなたが裁くのではなく、法が裁きます。もしそれで裁かれなくとも自然が罪を裁きます。真に道理に反していれば罪を犯せば自滅します」と言いました。女性は渋々と頷き許す事にしました。
少女の方法は免罪丹、復讐や報復などを考え、憎しみの無限連鎖や自分への法の裁きがくる事を避け、許す事により自然に罪の裁きをゆだねてしまう方法です。
克服丹
少年が恐怖に震えていました。父親を前に少年はまた暴力を振るわれるのではないかと想像してしまうのです。少年の身長はとうに父親を超え、体格的にも少年の方が勝っていました。少女は少年にもう大丈夫と言いましたが、少年は無理、やっぱり怖いと言いました。少女は更に少年に「あなたが今の体でお父さんではない同じくらいの体格の人から暴力を振るわれても、痛がる?今の体ならどうする?想像してみて」と言いました。少年の顔は何かに気がついたように明るくなり、父親と向き合う事が出来ました。
少女の方法は克服丹、過去の自分が遭遇した出来事を、今ならどのように処理するかを考え、過去の恐怖は今はさほどでもないと認識する事により過去の傷から脱却し克服する方法です。
放棄丹
男は頭にはちまきをしてデスクに陣取り、うなり声をあげながら仕事をしていました。かなりの無理をして仕事をしているようです。しかもなかなか終わらす事が出来ずにイライラしています。少女は男に向かって手を止めてしまえばといいました。男はそんな事は出来ないと言いました。少女は更に「無理の上に成り立っている物はいつかどこかで、無理をしても出来なくなってしまう。その原因が見えないんだったら諦めた方が得策、その分無理の原因を探す事に力を注げば」と言いました。男は気が抜けたようにため息をつき何度が頷いた上で書類を畳み始めました。
少女の方法は放棄丹、無理をしなきゃ出来ない物は、いつか無理をしても出来なくなるという視点から、無理を放棄し、そのエネルギーで根本的な解決を探すという方法です。
無言丹
女性はぶつぶつと文句を言い続けていました。女性同士で上司の陰口をさんざん語り合っていました。精神的に言う事で満足していればいいのですが、その女性はその中にあってどこか空虚でした。少女は女性に向かって陰口言うのをやめればと言いましたが、女性は言わなければいられないし、どこで憤懣をはらすのかと言いました。少女は女性に対し更に「陰口は品性落とすから諸刃の剣、相手の尊厳を傷つけると同時に自分の品格も傷つけている。だから言うと切ないのは自分の品格が痛い、痛いと悲鳴をあげているから」と言いました。女性は陰口をぴたりとやめて、仕事に戻りました。
少女の方法は無言丹、陰口を言う事により自身の品格が堕ちる事と言う事による無駄な労力を削る事により、向上するためのエネルギーへとその分を回していく方法です。
礼節丹
男性は些細な事で憤慨していました。会社に於いて後輩から失礼な口の利き方をされていたのです。最近の傾向だと割り切ればいいのですが、男性はそれでも納得できない様でした。少女は男性に向かって気にする事はないといいました。ですが男性は全然納得行かない様子でした。少女は更に男性に対し「礼節はあなたの一番の身なりです、あなたは身なりのおかしな人を前に同じように身なりをおかしくしますか」と言いました。男性は憤慨していた自分を振り返り、苦笑いして仕事に戻りました。
少女の方法は礼節丹、礼節を相互のコミュニケーションとしては見ずに自分の身なりとして捉える事により、相手の失礼により付いた傷を無効にしていく方法です。
涙心丹
女性は涙をこらえてじっと座っていました。恋人を失ってしまい、楽しい時間が全て思い出に変わろうとしています。次の恋を探し当てるまでには時間がかかりそうな雰囲気です。少女は女性に向かって元気出してといいました。女性は横に首を振り気休めはよしてと言いました。少女は女性に向かって「泣いてください、涙は天使のお掃除、瞳を綺麗にしてくれます。泣くだけ泣いて感情をぶつけてください。そうすれば安らぎがやってきます」といいました。女性は泣き出しました。長く長く泣き出しました。やがて涙が止む頃に、次の恋へのかすかな希望が輝いていました。
少女の方法は涙心丹、涙をこらえて大人な対応を無理にしようとして身動きがとれなくなるよりも、思い切り泣く事により素早い立ち直りを促していく方法です。
太呑丹
女性はパニックに陥っていました。自分に出来るかどうかさえ怪しい大きなプロジェクトを任されてしまったのです。女性の心の中は動揺でいっぱいでした。少女は女性に向かい大丈夫と言いました。女性は横に首を振り気休めはよしてと言いました。少女は女性に向かい「出来る物もプレッシャーで出来なくなってしまいます。プレッシャーに勝つためには少し呑んでかかる方が出来る事も多いのです」と言いました。女性は深く深呼吸をして気合いを入れ直しました。
少女の方法は太呑丹、プレッシャーに押しつぶされそうになった時、自分ならお手の物、自分の庭のようによく知ってる事がらと認識して取りかかる事によりプレッシャーから脱却するという方法です。
達観丹
少年は気落ちしていました。アルバイト先の上司が口うるさく、ことある事に自分に対して怒声を浴びせてくるのです。いっそのこと辞めてしまおうかとも考えましたが、それも気が引けてしまいます。少女は少年に向かい気にするなと言いました。少年はそういう問題じゃないと言いました。少女は少年に向かい「あの人は怒りたいから怒っているだけ、怒る以外の表現を知らないの。だから伝える術をあなたより知らない可哀想な人だから、あなたが何も落ち込む必要はないの、だからあなたはあの人を見守る気持ちで」と言いました。少年はその言葉ににっこりと微笑み落ち込みから脱却しました。
少女の方法は達観丹、相手より精神的に大人になる事により相手の行動や挙動をある程度までは理解し、精神的なダメージを負うことなく接するといった方法です。
代償丹
男性は考え込んでいました。一番コストがかからない方法を。いかに効率よく手数を使わずに仕事を仕上げるかを。無駄を省けるところはすでに省いています。男性はなおも納得行かない様子でした。少女は男性にこれ以上は何も変わらないといいました。男性は一向に納得行かずにかぶりを振っていました。少女は更に「物事の代価は常に一定、無駄を省き尽くした後は、どこで苦労してどこで楽をするかの差しかない。誰が苦労して誰かが楽をしたとしても、その労力の総体は変わらない。ただ違うとすれば、こちらが代償だと思っている行為さえ、相手にとっては造作もない事かもしれません」と言いました。男性は苦笑いして考える事を止めてしまいました。
少女の方法は代償丹、何かを得るためには何かを代償にしなければなりません。無駄を削除しつくしてしまった後では、その労力は常に一定、何かを望む場合はその代価を受け入れる必要があると考えて、悩み込みから復旧する方法です。
自問丹
男性は煮詰まっていました。問題が山積して手を付ける順序さえままなりません。片方を片づけようとすればもう片方の問題が浮き彫りになってきて、どこをどうすれば効率よく片づくかがもう分からなくなっていました。少女は男性にどうしたいのと聞きました。男性は訳が分からないと言い返すばかりでした。少女は更に「結論としては何がしたいのか胸の中にありますか?人間は眼前に夢中になると意外と目的を忘れてしまいます」と言いました。少女の言葉に男性はハッと気がつき、もう一度問題を片づけ始めました。
少女の方法は自問丹、話が込み入ってきた場合、当初の目的を忘れてしまいがちになります。そこでもう一度当初の目的を問い直す事により込み入った話を再整理して混乱から復旧する方法です。
結論丹
男性は右往左往していました。成り行き任せに始めた仕事に行き詰まりを感じていたのです。これ以上の順当な展開を思い描いてはいなかったのです。今後の指針も暗闇の中でした。少女は男性にどうしたいのと問いかけました。男性は分からないと答えるだけでした。少女は更に「理想の完成型はあなたの頭に存在していますか、一番矛盾のない状況を想像出来ますか、あなたの頭の中にイデアは存在していますか」と言いました。男性は少女の言葉に少々目を瞑り何かを思い描いてから、仕事に取りかかり始めました。
少女の方法は結論丹、物事の完成型や矛盾の無い姿を思い描き、それに向かい段取りを決定していく事により、迷いから脱却する事が出来る方法です。
分散丹
女性は困り果てていました。一度の大量の仕事を請け負ってしまったのです。女性から見てその仕事は全部ひっくるめて一つの仕事のように写っていました。どこから手を付けていいのかも分からず途方に暮れていました。少女は女性に分ければといいました。女性は横に首をふり、出来るわけがないと言いました。少女は更に「一挙にこなすには辛い仕事かもしれませんが、分割してみると意外と楽になることがあります。効率的にも心理的にも救われる事もあります」と言いました。少女の言葉に女性は頷いて、仕事を頼める人を探し始めました。
少女の方法は分散丹、まとめて自身で請け負おうとして気落ちしている場合は分散するという視点を入れる事により気落ちから脱する事が出来るという方法です。
解縛丹
男性が困り果てていました。状況が大混乱していてどうにもなりません。大型のクレームが発生した様子で、処理しなければならない仕事が山のように発生してきます。男性はため息をつき全部を放り出したくなりました。少女は男性にやってみてはと言いました。男性はどこから手を付ければいい物やらと横に首を振りました。少女は更に「一番手近な問題はどれですか?今すぐやらなければ価値を失ってしまう物はどれですか?大量の仕事を前に何もせずに手をこまねいてしまうと、解決できる物さえ見失う事があります」と言いました。少女の言葉に男性は頷き、受話器をとり打ち合わせを始めました。
少女の方法は解縛丹、問題が絡み合い解決不可能に思えた時には、今できる事を率先して行う事により、心理的混迷から脱出する方法です。
無欲丹
女性はカタログを見てため息をついていました。欲しい物が次から次へと沸いてきます。欲求はある程度までは生きるための活力にもなりますが、ありすぎると自身も疲れてきます。少女は控えてみればと言いました。女性は横に首を振り無理と言いました。少女は更に「欲を持てば欲を呼びます。欲は人間の原動力となりますが、行きすぎた欲は自滅を招きます。その手に入れた物は何ですか?すでに満たされていませんか?」と言いました。女性はその言葉にカタログを閉じ、じっと自分の指輪を見つめました。
少女の方法は無欲丹、持ちすぎて暴走しすぎた欲をすでに満たされているという概念により抑制し、正気へと復旧させていく方法です。
画書丹
男性は書類の数字やグラフと向き合い頭を抱えていました。長時間の作業により脳は疲弊し、数字や文章の意味を把握しきれなくなっていました。無意識に数字を数字として理解しようとしていたのです。少女は置き換えてみてはと言いました。男性は訳も分からず横に首を振りました。少女は更に「数字を数字として理解できない時、数字や文章をビジュアル化してみると意外と解決が早い時があります」と言いました。男性はおもむろにメモ帳を開いて関係図を書き始めました。
少女の方法は画書丹、一見理解しがたい数的情報や文章などは図解してみると意外なほど簡単に理解できたりします。そこで簡単な図解をするようにして理解のつまずきから復旧する方法です。
流転丹
男性が窮地に立たされていました。経費を使いすぎてしまったために、行動がかなり制限されてしまう事が予想できたのです。男性は行く末を案じて今から落胆していました。少女は男性に気にするなと言いました。男性は横に首を振り、うなだれていました。少女は更に「どうする事も出来ない、力及ばない事を思い煩い、何とかしようと悪戦苦闘するよりも、時に流れるままに状況に任せて今できる事だけに集中しては?」と言いました。男性は苦笑いして肩の力を抜きました。
少女の方法は流転丹、窮地に何らかの無理をしてじたばたとあがくよりもいっそのこと自然な流れに任せる事より、精神的な窮地を脱する方法です。
可能丹
男性は煮詰まっていました。明日の仕事がどうにも自分の手に負えそうも無いのです。通常やっている仕事とは異なり、関与する人数から内容まで今までに無いほどの手数がかかります。少女は男性にやる事をやるように言いました。男性はどうしろといいのだと言いました。少女は更に「出来るうちに出来る事をやっていれば、自ずとやり方が見えてくる事があります。解決できるところから解決していけば必ず問題はとけます」と言いました。男は少女の言葉を聞き、関係資料にもう一度目を通し始めました。
少女の方法は可能丹、出来るうちに出来る事を行う事により、後々に控えている出来事に対するプレッシャーを軽減し、混迷から脱する方法です。
相性丹
女性はイライラしていました。後輩女性の仕事捌きがどうしても気に入りませんでした。結果としては仕上がっているのですが、自分との手順の差異がどうしても鼻についてしまうのです。少女は女性にゆるしてあげてと言いました。女性はその言葉にそれが出来れば苦労しないと言いました。少女は更に「あなたの仕事のやり方は正当で絶対的なやり方ですか?そうでなければ彼女のやり方を認めてください。あなたが自分のやり方を自分で認めているように彼女のやり方を認めてください。そのうちに彼女があなたの助けになるかもしれません」と言いました。女性はその言葉に小首を振ると、彼女の方を見て微笑みました。
少女の方法は相性丹、相手の個性を自分の個性を尊重するような感覚を持って尊重する事により、敵対意識やイライラから脱する事が出来ると言う方法です。
洞察丹
女性は新人男性に対して、違和感を感じていました。風変わりな感じの男性で、なかなかつかみ所が無く、当てはめるべきタイプが見つかりませんでした。女性は男性と距離を取っていました。少女は見てみればと言いました。女性は横に首を振り、出来ないと言いました。少女は更に「人は外見に内面が浮き出てきます。それは癖という形であったり、態度という形であったりです。そういった物から相手の内面を推測していけば相手の事がわかることがあります」と言いました。女性は気を持ち直して新人男性に接する事にしました。
少女の方法は洞察丹、正体不明の相手の外見に出てくる行動を観察する事により相手の内面を推測し、相手に対する不安や恐怖を払拭していく方法です。
行動丹
男性はなかなか結論が出なくて右往左往していました。新しい情報システムを導入したのですが、マニュアルを読んでもいまいちしっくりとした感覚にならずに焦っていました。少女は男性にさわってみればといいました。男性は激しく首を振り、とんでもないと言いました。少女は更に「最低限の使用方法を覚えて、取り返しのつかない事態を避ける方法が分かっているならば、手と同時に覚えるのも一手です。行動は記憶を向上させる事があります」と言いました。男性は少女の言葉に頷き情報システムの端末に向かいました。
少女の方法は行動丹、理論やマニュアルで理解する事が出来なくなっている状態ににおいて、まず行動してみる事により、不安感情を払拭する方法です。
不分丹
その女性はイライラとしてました。同僚の女性が交友グループを二股にしていたのです。道理から考えて二股にしていたとしても問題は無いはずなのですが、女性は敵か味方かを分けたがっていました。少女は問題ないのではといいました。女性はその声にそういうわけではないけどと言いました。少女は更に「人を敵味方だけ分けてしまうと、世界の殆どと戦わなければならなくなります。中にはもちろん意見の合わない人もいるでしょう。ですがそういった人とは敵味方を分けるのではなく距離を取る事で分けるといいかもしれません」と言いました。女性は頷き頬をほころばせました。
少女の方法は不分丹、周囲の人間を敵味方の二分するのではなく距離を取る事により不毛な争いを避け、葛藤から脱する方法です。
裏面丹
青年はため息をつきました。致命的なトラブルというわけではないのですが、タイミングが悪く連続してトラブルに見舞われてしまいました。青年は自分の運の無さに落胆していました。少女は青年に気にしないでと言いました。青年は自分はいつもこうだとため息をつきました。少女は更に「物事には必ずいい側面があります。どんな局面にも笑える部分が有るかもしれません。ミスを犯して怒られても、反省してしっかりとした対処方法を編み出せば、失敗以上の評価があるかもしれません」と言いました。青年はふと苦笑いをして、深呼吸一つして瞳の輝きを取り戻しました。
少女の方法は裏面丹、物事の悪い方面を見るだけではなく、その出来事の裏面を見る事により良い方面を探しだし、落胆から脱却する方法です。
変光丹
女性は後輩男性のミスに頭を抱えていました。いつも同じ所でミスをしてしまい、それについて何度言っても理解してもらえません。女性は自分が女性であることで馬鹿にされているのかと思いました。少女は女性に相手の立場でといいました。女性はその言葉にこの程度のミスに立場もないと言いました。少女は更に「あなたから見たミスは、その男性からはミスと見えているのでしょうか?ミスと完成の差はどこにあるか理解しているのでしょうか?誰かにちゃんと教えてもらえているのでしょうか?」と言いました。女性はハッと気がついたかのように男性社員に目を配りました。
少女の方法は変光丹、相手の視点や立場、習慣や主義、ひいては生い立ちを自分が背負っていたらと仮定し、自分から見えている物をもう一度見つめてみる事で相手との差異を縮め、人間関係を円滑にする方法です。
多眼丹
男性は商品開発に行き詰まっていました。自分から見て十分に使いやすい製品にもかかわらず、全くと言っていいほど周りからの理解を得る事が出来ません。男性は深くため息をつきました。少女は男性にあなただけの物じゃないと言いました。男性はそれは当然分かっていると言いました。少女は更に「ではなぜあなたの視点しか反映されていないのですか?女性の観点ではどうでしょう?年代別ではどうでしょう?生活スタイル別ではどうでしょう?」と言いました。男性はその言葉に返す言葉もなく、自分の作成した商品を見つめ直しました。
少女の方法は多眼丹、主観的な立場で近視眼的に捉えやすい物事に対して、他のスタイルや角度などの視点から眺める事により近視眼的思索から脱却する方法です。
代用丹
女性はパニックに陥っていました。プレゼンテーションに使用するスライドが無くなってしまったのです。会議の日時は本日の夕方に迫っていました。手元にあるのはスライドにする前の紙原稿でした。少女は女性にそれでもだめなのと聞きました。女性はスライドがないと一点張りになっていました。少女は更に「スライドほど効果的じゃないかもしれないけれど、投影機を変えれば紙に十分対応できるはず。主となる物が駄目ならば、代用品を探せばいいだけ」と言いました。少女の言葉に女性は頷き、機材室へと走っていきました。
少女の方法は代用丹、視点をすでに無くしてしまった、失ってしまった物から代用品へと切り替える事により、当面のパニックから脱却し、冷静な思考を取り戻す方法です。
目的丹
男性はため息をついていました。闇雲に仕事をこなしていても、どこか投げやりになってしまいます。なぜか昔はあった充実感が今はどこにも感じられず、自分がどこへ行くかも分からず仕舞いなのです。少女は男性に目標はと聞きました。男性は横に首を振りあるわけがないと言いました。少女は更に「目的が無ければ目の前の事がどこへ繋がるか分からないままです。目的が分からなければどこへ行くかも分からない不毛な事を繰り返しているようにかんじるはずです」と言いました。男性はうつろな瞳に少しずつ光を取り戻し、やがてしっかりとした瞳で作業に取りかかりました。
少女の方法は目的丹、目的も分からずただ闇雲に手伝うような作業の不毛感を、目的を明確にする事により払拭し改善する方法です。
平穏丹
女性は争いの中であせっていました。会社では明日自分のアイデアの発表会があるのです。発表された中から優秀な物を採用する事になっていました。女性は他の参加者等が気になって仕方ありません。少女は女性に落ち着いてといいました。女性は落ち着けるものですかと憤りました。少女は更に「争い自体に目を向けてしまうと、本来成し得るべき物を見失ってしまいがちです。自分は何を成し得るべきかを問うと争い自体を見なくなる事があります」と言いました。女性ははっとはじかれるように何かに気づきました。
少女の方法は平穏丹、何かを争う中で、目標を見失い争い自体に集中化している事に気づく事により、荒れる闘争心から脱却する方法です。
無望丹
男性は憤っていました。部下に任せた仕事が上手く仕上がらないのです。部下は能力も高く、周囲の評判も良く申し分のない人材でした。男性も任せる時にはきっとうまくいくだろうと期待していたのです。少女は男性にもう少し穏和にと言いました。しかし男性はこんなに期待してたのにと言いました。少女は更に「部下の方は期待してくれと言いましたか?他の方にさせた場合とできばえの差はいかがですか?過剰な期待を自分でかけてしまってから、現実を突きつけられても人はよく怒ります」と言いました。男性はその言葉に目を閉じてため息をつきました。
少女の方法は無望丹、自分自身の過剰な期待のかけすぎに対して気づく事により、自身の落胆や怒りから脱却する方法です。
無報丹
女性は不機嫌でした。相手の対応が自分の想像に反し素っ気ない態度を取ってくるのです。自分がかなり親切にしていたにもかかわらず、その恩に対して何の報酬もないのです。少女は気にしないでと言いました。女性はその言葉にこんなに親切にしているのにと言いました。少女は更に「相手の方は相手の方なりの親切を行っています。たとえあなたの行った親切に見合わないと思っても、相手なりには感謝しています。人は自分の行った親切に見返りがない時、怒ることが多いようです」と言いました。女性ははっと気がついて少々赤面しました。
少女の方法は無報丹、自分の行った親切に対して相手からの見返りを期待している自分自身に気づく事により、怒りから脱却する方法です。
無気丹
女性は憔悴しきっていました。周囲と上手くやる事により自分の職場での評価は上々となっていました。周囲の人間も自分に対して高い評価を下し、仕事場では何一つ問題ないように写りました。少女はもう少し手を抜いてはと言いました。女性はとんでもないと横に首を振りました。少女は更に「過剰に気を遣えば周囲の人は喜びます。その場はいいかもしれませんが、あなたの健康を想っている人に対してそれは失礼です。気の使い方、もう少しシェイプアップしてもいいのではないでしょうか」と言いました。女性はため息をつき、それもいいかもねとつぶやきました。
少女の方法は無気丹、自分自身の過剰な気の使い方に気づく事により、気遣いを最低限に絞り直し、自身の疲れから脱却する方法です。
破型丹
男性は煮詰まっていました。新しい企画が浮かび上がってはこなかったのです。状況はマンネリとなり、会議の風景もあくびをする者が目立っていました。
少女は新しい事をしてみてはと言いました。男性は今までの風習と文化は尊重しなければと言いました。少女は更に「習慣は決まり切った枠を作ってしまいます。一度できた枠は壊す事に勇気が必要となったり、枠が知らない間に自分自身の一部になってしまったりします」と言いました。男性はその言葉に目を閉じて今までの会議を振り返りました。
少女の方法は破型丹、自分自身を知らないうちに縛り付けてしまっていた枠を壊す事により、窮境を脱する方法です。
劣破丹
女性がため息をついていました。自分自身の臆病さに辟易していたのです。引っ込み思案で、新しい仕事に関しても速やかに取りかかる事が出来ず、二の足を踏んで資料ばかりと向き合ってしまいます。少女は考え方を変えてみればと言いました。女性は少女の言葉に自分はどうせ何をやっても臆病だから駄目だと言いました。少女は更に「臆病さは堅実さ、慎重さの裏返しでもあります。どんなコンプレックスであってもそれはどこか長所の裏返しであったりします。どうか自身の性質を嫌わず、自分を活かす事を想ってください」と言いました。少女の言葉に女性は驚いたように目を見開いて、鏡を見つめました。
少女の方法は劣破丹、自分の劣っている部分を長所として活用する術を考え、状況や場所を変える事により、劣等感から脱却するという方法です。


フィアー・オブ・ロスト

 恐れ、フェイク・オブ・シンへと移行する理由にもなる感情です。フェイク・オブ・シンの症状から何を恐れているかという物を探るという方法も有ります。それとは別に、恐れているのはこれでは?と直接の恐怖原因となりうる症状を挙げてみました。人間の精神に対するダメージの大きな物をピックアップしています。

 理由‐ 自分がここにいる理由を認めてくれている存在について
存在理由を否定される事を恐れているパターンです。この項目での恐れは存在理由を認めてくれている人からその理由を剥奪される事が考えられます。

 価値‐ 自分の価値を認めてくれている存在について
自分が居ることによる価値を否定されることを恐れているパターンです。スキル的な問題もさることながら、人としての、女としての、男としての、価値を否定されることが一番の打撃のようです。

 支持‐ 自分を支持してくれている存在について
自分に対する応援を失うことを恐れているパターンです。人の応援により人はがんばれる物ですが、やはりあった支持を失うと言うことは痛手になるようです。

 好感‐ 自分を好いていてくれている存在について
自分に対しての好感度を失う可能性を恐れているパターンです。誰からも好かれていないと思えば、やはり集団で孤立しがちになります。

 物資‐ 自分を生かしてくれる糧の喪失について
物質的な喪失を恐れているパターンです。引いて言えばそれを失うことに拠る苦痛、苦悩などに対する恐怖も含まれます。食い扶持を失うと言うのもこのパターンです。

 不知‐ 知らない物に対する恐怖について
人は訳の分からないものを恐れます。持ち込まれた物、見た物が自分の理解できない物、今までになかった物の場合は危害を加えられるのでは?といった恐怖が発生し、今まであった物を喪失する可能性を考えて恐怖が発生するというパターンです。

 排除‐ 集団から排除される可能性について
存在好感とは別に、集団から排除される可能性を考えて恐怖を感じるパターンです。半ば強制的に流行
につきあってしまうのも、この恐怖があるからです。また、失恋の可能性に関する恐怖もこちらにありま
す。

 危惧‐ 直接的な被害の可能性について
人間、殴られたり蹴られたりすれば痛みを感じます。また、名誉を傷つけられた場合、心の傷は残りま
す。そういった場合に対する恐怖がこの項目です。


フェイク・オブ・シン

 本当の所を隠してしまう癖を表記しています。日常、自分の心の問題を隠すのではなく、自然と出てしまうならば、推奨される事柄も多くあります。ですが、一見、理想的に見える癖も、実はより深刻な問題を隠すための隠れ蓑にしている場合があります。
 一種の仮面のような物で、その差は例を挙げると世話癖と世話の差である「表面上の親切と心からの親切の差」と言ったように、どこかうつろな心で実行している所です。
ここに出ている癖は、自分の本当に恐れている部分、悩んでいる部分を隠すオブラートの役目をしています。これが出る理由は「認めたくない何か」が心の奥底にあるためです。
ですが、これを行う労力は並大抵の物ではなく、これを行っているだけで無意識にかなり消耗してしまい、理想的、解決的な思考への力を奪われ、時には公平な判断の障害になることもあります。要するに自分の心がクリアな状態でない場合、状況に対して適切な判断がやりにくくなってしまうと言うことです。
自分の精神状態をクリアに持つためにも、自分がどのような仮面を付けて労力を使ってしまっているかを見る判断基準の一種です。無論、人の癖は千差万別です。ここに挙げる意外にも多数の心の癖が有るはずです、ですからここに列記してある物は自分の心の癖を見るための一種のガイドだと思ってください。
分かった上で直す直さないは個人の判断で、重要なことは無意識に行っている癖に対して、意識的に行っているようにすれば、コントロールが容易になると考えています。

受難癖


 私は自ら受難することによって、責任や現実から目をそらします。と言ったタイプの反応です。フリッツ・パールズの著書「ゲシュタルト療法」において反転と呼ばれる反応です。

被害癖


 私は周りが悪いからこうなった被害者です。と言うことにより責任や現実から目をそらすと言ったタイプの反応です。ゲシュタルト療法において投影と呼ばれる行動です。

指揮癖


 それよりもこうすればいいんだよ、もっとこうすれば・・・。と言うように周りに指揮をして自分の事柄から目をそらすタイプです。そうして周りに指揮を続けていると、自分のことを考えずに済むという視点も有るようです。

不安癖


 大丈夫かな?、と言った上で周りに確認を取り、もし駄目な場合に備えて責任転嫁する先を探しておくタイプです。

依存癖


 誰かが言い出すまで、問題が分かっていても手を出さないタイプです。また、誰かが手を出し始めて状況が悪くなると、その人に責任を転嫁します。

断定癖


 私以外は全然駄目、話にならない。と言うように自分が絶対であるように振る舞って自分の無能さをかき消すタイプです。

堕落癖


 どうせ何をやっても駄目、どうせ自分なんか。とはじめから堕落することにより自らに殻を作ってしまうタイプです。

東風癖


 はじめから関与していないよと軽く、そして調子よく言いながら自分の無能さを隠すタイプです。簡単に言うとお調子者タイプです。

誇大癖


 騒ぎを大きくし、周りを巻き込むことにより自分の無能さを隠すタイプです。

威嚇癖


 にらみつける、恫喝する、大声を出すなどをして、自分を強く見せることにより非を隠すタイプです。

哀嘆癖


 泣き始める、パニックになることにより自分の責任をうやむやにして自分の心を守るタイプです。

権威癖


 法の湾曲解釈、専門家の意見の湾曲解釈などを使用して、自分が正義であることを声高に訴えて、自分の非を隠すタイプです。

迎合癖


 他の周りと同じように行動し、責任の分散化を図り自分の非を隠すために備えるタイプです。流行や世論の価値などを無条件に取り込む人も含まれます。ゲシュタルト療法において取り込みと呼ばれる反応です。

先制癖


 周りが私を無視するのではなくて、私が周りを無視しているとして、自分が無視される恐れを隠すタイプです。

世話癖


 あたりの人間で世話をする人を見つけて、世話をすることにより、自分に科せられた問題から目をそらせるタイプです。

平静癖


 動揺することがあっても、無意識に動揺していない演技をする事により、自分の心の問題から目をそらせるタイプです。

同一癖


 他の人の嬉しい出来事などに対して、むなしさ、悔しさを感じながらも、表面では一緒に喜んであげることにより自分の心の葛藤や問題から目をそらせるタイプです。

攻撃癖


 誰かが発言するたびに、相手に対して「私を陥れるつもりだな!」と相手に悪意があると決めつけ、それにより自分の対処能力の欠如を隠すタイプです。これもある意味ゲシュタルト療法の投影かもしれません。

防御癖


 私は何も知りません。何も聴きません。と完全に壁を作り自分のテリトリーを防御することにより、自分の能力の欠如を隠すタイプです。

融合癖


 他者が自分の思い通りになると思いこみ、思い通りにならないと排他的になり、相手の責任とすることにより問題を隠すタイプです。派閥に対する新規参入者の排除もこれに起因します。ゲシュタルト療法で言うところの融合に当たります。

信仰癖


 分からないもの、抵抗できない物に遭遇するとよく出るパターンのようです。このパターンは対象を崇めて取り入ることにより現実から目を背けようと言うパターンです。

嫉妬癖


 うらやましい、妬ましいと相手に精神を集中する事により自分のコンプレックスや問題から視点をずらして、うらやんでいる時だけは忘れようとします。

錯乱癖


 責任が自分に及びそうになると、実際の自身の心理状態よりなおさら大げさに錯乱して見せて、責任を回避し自分の能力の無さを隠すタイプです。

無精癖


 何もかもどうでもいいというスタイルを取る事により、責任ある立場から逃避して目立つ事をさける事により自分の能力を隠すタイプです。

優柔癖


 優柔不断に振る舞う事により、決定する事による責任追及をさけて自分には責任がないと振る舞い、自身の判断力の無さを隠すタイプです。

自虐癖


 受難癖の変形で、すでに傷だらけで能力を発揮できないと言う理由付けを行う事より、現実や責任から回避し力の無さを隠すタイプです。

全奪癖


 相手に対して、文句を言いながら、全ての相手の行動を剥奪する事により、自分からの乖離を出来なくし、自分の無能さを隠すタイプです。


メモリロジックシールド


 人は、経験から学び取り、以後に反映させる癖があります。無意識に前回、もしくは遺伝子的に組み込まれた記憶から、現在の物事に対して対処しようとする癖があります。いわば、人間は判断と同等かそれ以上の経験から導き出される反射による反応と言うのも持ち合わせています(一説では人間の行動は判断ではなく全て反射であると言う説もあります)。
 もちろんこれは生存維持に必要な反応なのですが、時としてそれは「欠点」というかたちで、日常生活に支障を来す場合があります。
 こういった過去の出来事が傷として現在に残っている為に起こる反応があります。仮にメモリロジックと呼びます。
 もし目の前の相手がなんらの常識はずれの反応や攻撃をした場合、思わずその人を攻めたくなります。ですが、その真意は特定の過去の残像が引き起こしている反応のため、その人自体に罪はないと考えられます。
 そこで、その人自身を直してあげたい、もしくは暖かく見守りたいと考えることで、冷静さを保ち、最善の方法を模索するための心の余裕を作り出すための方法がメモリロジックシールドです。

学習について
 トラウマ。現在盛んに言われるようになった心的外傷の医学用語です。語源は医学用語ですが、日常的に使われるトラウマとは嫌な思い出が元になり苦手意識を持った程度の話が多いようです。これは人間の経験から来る学習が間違って使用されている事から端を発します。
 人間は過去の記憶から学習した経験や感覚から様々な対策や方法を編み出していきます。その方法が社会的に通じる物であれば経験豊かといわれますが、社会的に通じない物、もしくは害悪を成す物を疾患や障害と呼びます。

 学習の具現化………強者の暴力
 自身の幼少期、両親が喧嘩をしていたとします。その議論や喧嘩がいつも暴力へ発展し、父親の暴力により結論が出ていたとします。そういった事を目で見て学習してしまうと、その時点での勝利者である父親のやり方を学んでしまい、自身の議論に関して暴力を振るう事により勝利するのが習慣として記憶されてしまいます。

 学習の具現化………弱者の暴力
 自身の幼少期、兄弟の喧嘩が絶えなかったとします。その時立場の弱い弟が泣き出すとこちらは何も言えなくなり結論は弟の希望へと決まってしまったとします。すると自身はその勝ち方を学んでしまい、議論をする時や喧嘩の時には泣く等の負ける行動により勝つ、もしくは暴力的な結論であっても決定させるという方法をとってしまうという事です。

 学習の具現化………暴力の拒絶
 幼少の頃、暴力を受けた場合で嫌悪感が先行した場合、暴力的なシーンなどを嫌悪します。これは幼少の頃に受けた暴行に対して、暴力といった行為全体に対して拒否の感情が表れた物と考えられます。

 学習の具現化………暴力の実行
 幼少の頃、暴力を受けた場合で嫌悪感より学習が先行した場合、何かにつけて暴力を振るうように学習してしまいます。非行に走り暴行事件が多い場合は、幼少期に暴力を受けた場合があります。

 直結と反転と崩壊
 自身が受けて嫌な思いをした場合に、他者に対してその報復を行おうと自身が受けた行為をそのまま行う場合が直結、自身が受けた嫌な思いに対し否定的になる、もしくはその正反対の行為として顕在するのが反転です。また、自身のストレスの許容量を越えた場合、精神が崩壊し幻聴や幻覚などの症状、無関係な行動によりストレッサーからの回避を行うのが崩壊です。
 人間の人格形成は半分が天性の特質、半分は経験による学習から成り立ちます。幼少期に兄弟と比較され、 馬鹿にされ続けた人は、直結として人を馬鹿にするか、反転として人を馬鹿にする行為を極端に嫌い、競争や集団になじめないといった人格になるかという具合です。
 現在、症状により精神疾患は様々な病名を付与されています。薬物投与による療法のために病名の細分化は絶対的に必要ですが、心理的原因としてはこの手順を踏むケースがほとんどです。


シールズプロジェクション


    人は他人の行動に怒る時があります。自分が何ら不利益、迷惑を受けてないにも関わらずです。これは自身の内心に封じられた心理、行動を他人が行うことにより不公平さを感じる為です。自分だけ我慢しててズルい、そんな心理が働きます。心理学者ユングは隠された心理の投影をシャドウと呼びました。
 もちろんこれは生存維持に必要な反応なのですが、時としてそれは「欠点」というかたちで、日常生活に支障を来す場合があります。
 こういった過去に封印して現在に残っている為に起こる反応があります。仮にシールズプロジェクションと呼びます。
 もし目の前の相手がなんらの常識はずれの怒りや攻撃をした場合、思わずその人を攻めたくなります。ですが、その真意は特定の過去の封印が引き起こしている反応のため、その人自体に罪はないと考えられます。
 そこで、その人自身を直してあげたい、もしくは暖かく見守りたいと考えることで、冷静さを保ち、最善の方法を模索するための心の余裕を作り出すための方法がシールズプロジェクションです。

封印について
 行動規範。昔から言われている社会的通念です。語源は不明ですが、日常を安全に過ごすためにわざわざ周囲に合わせる為、数々の本音を封印して作られた仮面の実行です。
 人間は過去の記憶から学習した経験や感覚から様々な対策や方法を編み出していきます。その方法が本心を砕かない程度であれば経験豊かといわれますが、本心、人間性を砕く、もしくは害悪を成す物を疾患や障害と呼びます。

    封印された本心……自由
    人は自分が生きるために自分の要求を押さえ込みます、他人が自由に振る舞う事に対して怒りを感じる場合、本心に自由を欲する心があるとか考えます。

    封印された本心…………休息
    人は勤勉であれという社会規範に従い休みを惜しみます、他人が休息していることに対して怒りを感じる場合、本心に休憩を欲する心があると考えます。

   封印された本心………無学
   人は常に学べという社会規範に従い惜しみなくプライベートの時間を割いて勉学に励みます。他人が無学のままに対して怒りを感じる場合、本心は学習時間破棄によるの時間的余裕を欲していると考えます。

    封印された本心………厳格
    人は社会規範を守らなければという真面目さを持ちます。他人が過度に社会規範を守っていることに対し怒りを感じる場合、本心は自分も社会規範を守らなければと思っていると考えます。

    封印された本心………堕落
    人は前を向かなければ進めません。これが社会上の基本です。他人が後ろ向き、いじけて済まされる環境に対して怒る場合、本心は自分も後ろ向きで済ませたいという本心があると考えます。

   封印された本心………庇護
   人は強くあれ、これは各個人に要求されます。他人が弱い立場、弱い存在である事に怒りを感じる場合は自分も弱いままで庇護されたいと思っていると考えます。

上記以外でも自身の封印された本音が投影されて怒りを感じると考えます。


マインドストラクチャリング


ここでは様々な人間の行動の理を列挙していきたいと思います。また、その理を超えた先にあるものを同時に挙げて行きます。

勇気の理


 人間は元々は臆病な動物だととある生物学者が話していた記憶があります。角もなければ牙も爪もない、確かに自然界に裸で放り投げられたら弱いです。ですから、何事にも作為的に勇気を持ちましょう。もし怖がっていたら「私怖がってるな」と自覚するだけで変わります。

逃避の理


 物事から逃げ続ける事は難しいです。それはいつか追いついて来ます。ですが、気が熟して居ない時でも藪から棒に突っ込むのはあまり上策ではありません、そういう時は戦略的一時撤退を決めて気が熟すのを待ちましょう。逃げなければ結果は出ます。

約束の理


 当然として約束は守りましょう。これは倫理もありますが、その方が有利という側面も持ちます。信用を作るには三年掛かり、信用を壊すのは三秒です。培った信用は窮地を救う切り札になります。

倫理の理


 迷惑は掛けると自分に返ります。その時は良くても追々大きくなり自分の元へ返って来ます。損害を最小限に、また自他共に笑えるように倫理は守り人に迷惑は掛けない方が得策です。

節制の理


 何事にも節制が必要です。特に隣人に対して、溢れんばかりの愛情をかけるとしても、それが本人の自立の妨げになっては本末転倒です。真の愛情は周りの視線など気にせず、本人の自立した幸せを考えます。

自他の理


 全てがどちから一方だけが何かを得れる形式をwin-lostゲームと言います。優劣を付けるスポーツ等では別ですが、交渉等では自他共に生きるwin-winゲームが理想です。交渉のあと、お互いが得になり共生関係を築きます。

自己の理


 ある程度は自分本位である事が理想です。これは自分勝手に振る舞うのではなく、自分の期待、要望を周囲と調和しながら実践していくという事です。エゴの満足ではなく、自己の成長に基準を当てると分かりやすくなります。

休息の理


 休む事は必要です、休みなく続けているとミスが多くなり逆に不効率に陥ることもしばしば、そういった時は「何もしない」を実行すると考えましょう。これを習慣づけると、適度な効率が生み出せます。

可変の理


 物事には変えられるものと変えられないものに別れます、変えられないものは定数と呼び、変えられるものは変数と呼びます、もし何かを改善、向上させたいならば、何が変数なのかを見抜きましょう。

絶対の理


 人と相対して成長を決めたり、幸不幸を決めることは、そのうち無理が発生します。常に比べるのは昨日の自分、挑戦する前の自分、成長する前の自分であると、前向きな生を享受できます。

達観の理


 全てを飲み込み「Yes」と言える境地、清濁もダイナミックに飲み込み、全体像を完全に頭の中に再現し、コントロールする方法です。また、相手を親が子を見るような精神で見ていると、相手の行動が手に取るように分かるようになります。

恐怖の理


 物事は未知のうちは全て恐怖、不安が大きくなった現象です。この状態では下せる判断もくだせなくなります。唯一の抜け道は「知る事」二向かい動く事。そうすると次第に不安と恐怖は小さくなります。

代償の理


 常に物事に必要な労力は一定です。何かを得るためには何かを代償にしなければなりません。ただ、代償の価値は人により様々です。こちらが代償だと思っている行為さえ、相手にとっては造作もない事かもしれません。

解縛の理


 問題がこんがらがっている場合は、一番手前の一点、説きやすい部分から徹底的に各個撃破で解決していく事です。これにより、八方ふさがりのパニックは回避することが出来ます。

行動の理


 結論が出ずにやきもきと気をもむような場合は、とりあえず行動に出てみましょう。机上の空論を並べるよりも、行動により出る解決が理想な場合もあります。不分の理 世の中を敵と味方に分けるとほとんどと戦わなければならなくなります。気の合わない人とは無理に合わせずに距離を置き、無理に仲良くなろうとしないほうが無難です。

待機の理


 ただ待つ、これが意外と苦痛になる場合があります。結果を焦っている時や、時間が思うよりかかる時。そういった時にただひたすら待てるというのはひとつの強みです。慌てることの無い行動が、結果として最短の結果をもたらす事があります。

練磨の理


 全ての出来事は自分に課せられたトレーニング課題だと考えると、苦労と思わなくなります。対象の出来事が発生する度、さらに向上した自分が想像出来ると苦労さえ嬉しくなります。

知恵の理


 全ての事柄には情熱が必要です、ただ抜け殻の様にこなしていては、出来上がるものも出来ません、ですが情熱だけでは不足で、そこに知恵という友達が出来ると物事は大きく成しえます。

無為の理


 全ての事象が、善悪、白黒に別れている訳ではありません。無理やり判断を付けようとすると真実を見誤ります。時にはありのまま、そのままを受け止める気持ちで。

自知の理


 自分を理解しましょう、長所、短所、傾向などです。そうすることにより短所を補うか、長所を伸ばすかの方針も決まり、傾向も加味すれば息が楽な生き方ができます。

誠実の理


 真面目に過ごしましょう、度の過ぎた真面目は困りますが、年中ふざけていたり、約束を守らなかったり、ズルを繰り返すと必ず報復される事があります。

素直の理


 自分に嘘はやめましょう。必要無くやりたくない事を無理やり喜んでやる程、人生は長くないです。もちろん必要があってやる事もあるでしょう。そういった時も自分の心はしっかりもってください。

博愛の理


 全てに対し愛を傾けます。隣人、敵、仕事、娯楽。愛は形容詞ではなく動詞です。愛せないではなく愛するという積極性が生きる上で状況を好転させるきっかけになり得ます。

謙虚の理


 全ては謙虚に行わなければ、ただの自慢に変わります。傲慢は人が離れ、窮地に陥ること請け合いです。「させて頂く」「して頂いた」の謙虚の気持ちを、天に人に持つと、真っ直ぐ道を歩けます。


アクセプタンスガイド

ここでは人生で出会う、受け入れ難いものを挙げて行き、それをいかに受容するかを列挙します。

変化の受容


 人間は変化を恐れ、安定を好む性質があります。しかし悪い安定は怠惰となり下降していく事になりかねません。常に向上を目指して人生の品質が保持される事となります。

依頼の受容


 人間は手慣れているとつい自分で全てを行いがちです。ですがそれは同時に他人の成長の機会を奪う事になりかねません。任せ、教え、認め、褒めて伸ばすことを意識して自立を助けましょう。

個性の受容


 人間は予め個性が付与されています。変えていくことは出来ますが、その前に自分の個性を受容する必要があります。認め、納得した上でどう変えていくかの方針が決まります。

普遍の受容


 人間は環境に対して変化を要求される一方で、普遍的な価値を求める場合があります(ブランド)、これは一つの約束事であり違えると信頼を著しく損ないます。

無常の受容


 全てのものは常に移ろいゆくものです。変化だけではなく消失、創造、維持など様々な側面を見せます。無常を感じてもそれはそれと受け入れる感覚が必要となります。

弱点の受容


 全ての人には弱い点は必ずあります。これだけは苦手、これだけは出来ないといった事が人それぞれ違います。相互の弱点を責めることなく受容し合うことが肝要となります。

傲慢の受容


 人によっては権力や立場を振り回し、好き勝手に立ち回る事があります、こういった時、正面から崩せな場合はそっと立ち去りましょう。相手は自分の傲慢に足元を掬われます。

自立の受容


 人は自分の足で立ち旅立ちます。世話をしていた存在が立ち去るのは寂しいかもしれませんが、それは自立ですので受け入れましょう。またそれが受け入れられないと依存させてしまいます。

対立の受容


 人は立場に固着し対立することはしばしばあります。こういった場合は対立関係をまず認め、どこが譲歩出来ないのかを冷静に見つめます。

強欲の受容


 人間は生きている限り欲望とは無縁ではありません。もっと快適にしたい、もっと贅沢をしたい、といった衝動があります。この衝動を認めた上でどう抑え、どう活用するかを考えます。

怠惰の受容


 人間はサボります。楽を求めます。これ自体はさほど悪事ではないのですが、これがエスカレートすると抜け駆けなどを考え始めます。認めた上で対処を考えます。

嫉妬の受容


 人間は妬むことが多々あります。自分よりも優位に立つ人に対しての嫉妬です。この場合嫉妬されていると理解した上で対処を考えます。

憤怒の受容


 大声で怒鳴るように起こる人がいます。これはその人の表現の限界が怒鳴ることでしか出来ない現れです。そういった場合は可哀想と思いそっと見守りましょう。

偏見の受容


 人は自分の理解の範疇を超えたものを嫌い、迫害しようとします、この場合理解されていないと判断したならその場から離れるか、理解者を求めましょう。

苛々の受容


 人は思い通りに行かないと苛立ちます。コントロール出来ないことに対して腹をたてるのです。この場合自分が苛立っていると感じたならば、一度空気を入れ替えましょう。

恐怖の受容


 人は知らない事、分からないこと、分かりたくない事に対して恐怖を感じます。これは知ることで思いの外軽減できるので積極的に行動する事が肝要です。

限界の受容


 人にはそれぞれ限界があります、しかもそれは人により異なり、摩擦の原因になります。人が自分より早く限界に達してもそれを受け入れる事が肝要です。

個性の受容


 人には当然個性があります。その個性を否定して全員同じとは行きません。この場合、ひとりひとりの個性を認め補完しあう方向が肝要です。

我慢の受容


 我慢はしないことに越したことはありません。ですが、場合によってはそれが強制される事もしばしばあります、この場合、精神の練磨と思い前向きに捉えましょう。

病苦の受容


 人間は常に万事健康を維持できるわけではありません。体が壊れることも心が壊れることもあります。自分や隣人が陥った時は素直に認めて休養を取りましょう。

不可の受容


 人間は万能ではありません、変えられない物(天候、気候)が絶対にあります、それを認め、変えられるところに視点を移す事が肝要です。

衝動の受容


 人間はふと急に何かをしたくなるときがあります。倫理的に間違ってない限りはその衝動が何かのきっかけになることもあります。

清濁の受容


 人間は白黒、正邪、上下をきっちりつけたくなる習性があります。ですが自然界の全てがきっちりと別れているわけではありません。グレーも含めて受容しましょう。

混沌の受容


 世界は全てが理路整然としている訳ではありません。混沌としたまま存在しているものもあります。整理するとしてもまずその混沌を受容しましょう。


スピリットセット

物事を行う際の心構えをまとめてみました。ただ漫然と行うのではなく、ちょっとした思い方で物事の価値が格段に上がる場合があります。

全力意


 物事を中途半端にやりがちな嫌なことも、全力でやってみる方法です。意外な精神的満足が得られる場合があります。

現在意


 今思っているありのままを受け入れます。過去でもなく未来でもなく今この瞬間に意識を集中し視界にあるものに向き合います。

個性意


 個性はあって当然であって、集団と同化出来ないことを責めるのではなく、むしろその個性を活用して補完しあう方法です。

宣言意


 自分の気持がはっきりしていない場合、放置せずにしっかりと明瞭に言語化する方法です。例としては意識がふらつく場合「疲れている」とはっきり意識します。

明白意


 例え分け隔て無く全ての商品を売る営業という仕事であっても、日頃から自分で使いにくい物を素直に使いにくいと意志をはっきりさせる事によって、自分の誠実さを理解してもらうという方法です。

爆進意


 理論や冷静な分析を先行させて行動や説得をするのではなく、自分の心がまずどう思っているのかと言う事をはっきりと表明する事により、会話を成立させていきます。

包括意


 相手の意見と対立をするのではなく、相手の意見を包み込んで更に大きなアイデアへと作り替える事により、自他共に活かす方法です。

放暴意


 相手の暴走を止めない事により自分が傷つく事を回避し、相手に暴走する事によるダメージを学習する機会を与える方法です。

残香意


 例え付き合い方が不器用であっても、最後に良い印象を残す事により相手の脳裏に印象を残し、次回につなげていく方法です。

集中意


 全てを一斉に行おう、または説明しようとする時のロスを一点に集中化する事により削減し、効率を上げる方法です。

哀包意


 「彼は怒る事でしか自己を表現出来ない可哀想な人です。怒る事で自分を分かって貰おうと一生懸命です。ですからあなたは真剣に怒りに向き合うのではなく、哀れみを持って、彼の主張の中から彼の希望を引き出してください」

返宝意


 「彼が自身の秘密やコンプレックスをうち明けてくれているなら、あなたも同等の物を返せば彼とより親密になる事が出来ます。彼があなたに宝物をくれたならばあなたは彼に同等の価値の宝物を返せばより親密になります」

朴訥意


 「口べたなのを恥じる事はありません。饒舌な口は多くの人から見て真実よりも偽りを語るように見えてしまいます。朴訥さは時として百の言葉より誠実さを語ります。あなたの朴訥さを隠すことなく前面に押し出してみてください」

心開意


 「彼は非常に堅い心の殻を持っています。その心の殻を破る為には先に心を開いて、あなたが安心できる相手である事を分かって貰ってください、そうすれば彼は自身で心の殻から出てきてくれるでしょう」

先動意


 「他の人が困惑している時、率先して動き出してみてください。自分から動く事により、困惑している人々はあなたの行動についていくでしょう。多くの人は先導者を欲しています。それを待つのではなくあなたが先導者になって下さい。彼らが信頼するのはあなたの技能ではなく心です」

偽怒意


 「怒るべき時ははっきりと怒ってください。例えあなたの胸の内に怒りの炎が全く燃えていなくとも、人はあなたの真意や考えを、時には内容ではなく態度で推し量る場合があります、多くの人は真意の掴めない人よりは嫌な物は嫌とわかりやすく表現する人を好みます。」

闇解意


 「彼の心の闇を照らしてください。彼の心の闇は心の癖として表現されています。それが反転して出てきているのか、同化して出てきているかは不明ですが。その闇を理解する事が出来れば、彼の心は開くでしょう」

輝解意


 「彼が一番輝いている時を探し出してください。彼の輝きは自分を活かしている時に現れます。彼を評価するならば、彼が輝いている時の姿から本当の彼を捜し出す事が肝要です」

清濁意


 「相手に相手の短所を理解して改善して貰いたい時は、併せて長所を理解してあげないと、その言葉が胸に届いてはくれません。多くの人が長短の双方を理解した人からの言葉でないと胸に届くことがありません」

断情意


 「彼の感情にあなたが付き合う必要はありません。彼の悲しみは彼自身に任せておくしかないのです。しかし、もし彼に助けが必要ならばいつでも助けられるようにしておいてください。その姿は彼だけではなく、周囲の人たちの胸にも届くでしょう」

断依意


 「人は時に突き放さなければなりません。あなたが施す親切が彼の人生においていつでも有意義に働くとは限りません。あなたが彼の依存を許すたびに、あなたは彼から学ぶ機会を剥奪していることになりかねません」

不合意


 「相性が合わない相手に無理に合わせるよりも、時として相性の合う人間を引き合わせた方が、無理が無くおつきあいが出来ます。あなたにとって彼との共同作業が苦痛ならば、自分の代役を捜してみるのもいいかもしれません」

離間意


 「距離は関係と感情を冷却する特効薬です。感情的に確執があるならば、無理に改善しようとせずに、あとは空間と時間に任せてゆっくりと自分の中の確執と向き合ってください。多くの場合、空間と時間が熱をゆっくりと冷ませてくれます」

無報意


 「あなたが親切をした場合、その見返りを期待していると期待が大きくなりそれが返ってこなかった時に、あなた自身が深く傷ついてしまいます。逆に無償の親切はあなたの心にゆとりを生み、周囲からの評価も引き上げます」


シー&セイ&リスニング


 ここでは自分の相手に対する主観と、「相手がどう思っているか推理している自分」の主観を見ていきます。この部分でこちらの相手に対する感覚的な先入観を気づき、対処することが出来ます。意外にも相手が本心では嫌っていなくても、こちらの勘違いから「嫌っているに決まっている」と固定概念を持っている可能性があります。固定概念等は、冷静で客観的な論理構築に対して意外に大きな弊害となります。

視覚主観


 相手を見る前に相手に対しての人間的な感情の側面をよく見てください。どのような理由からそう見えるのでしょうか?
 相手がこちらを見ている場合、相手が好意を持っているように感じる。理由はこちらに好意を持っているからでしょうか?こちらの言動がおもしろさのツボにはまったのでしょうか?また反対に相手がこちらに対して睨んでいるように見える。理由はこちらに対して敵対心を持っているからでしょうか?こちらの言動が気に入らなかったからでしょうか?

発言主観


 自分が発言する前に相手に対しての人間的な感情の側面をよく見てください。どのような理由から発言するのでしょうか?
 自分の発言に関して、支持している自分の感情的な面をよく見てください。どのような感情で相手を支持しているのでしょうか?個人的な好みでしょうか?相手の発言が好みなのでしょうか?発言の方向が好みなのでしょうか?この発言に関しての理論的な側面とは別に感情的な関与を省みてください。また反対に拒否している自分の感情的な面をよく見てください。どのような感情で相手を拒否しているのでしょうか?恐怖感でしょうか?嫌悪感でしょうか?罪悪感でしょうか?、この発言に関しての理論的な側面とは別に感情的な関与を省みてください。

傾聴主観


 相手の発言を聴いたときの自分の感情的な側面をよく見てください。どのような感情で相手の発言を聴いたのでしょうか?
 私に好意的だからという理由でしょうか?私の発言に同意できたという理由でしょうか?この場合、相手が実際に思っているかということではなく、自分がどう思われているかといった先入観を測定します。また反対に私を嫌っているからという理由でしょうか?私の発言に拒否をしただけでしょうか?この場合、相手が実際にどう思っているかということではなく、自分がどう思われているかといった先入観を測定します。

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