第一話 50代、また勉強するなんて、正直思っていなかった― ITパスポート挑戦のはじまり ―
大人になってからの「勉強」
また勉強するなんて、正直思っていなかった。
学生の頃は、勉強が特別好きだったわけではない。
必要だからやっていた、という感覚の方が近い。
大人になってから「勉強したな」と思い出せるのは、
子どもが小学生の頃、一緒に漢字検定を受けたときくらいだ。
3級から始めて、準2級まで取ることができた。
そのとき、大人になってからも勉強するというのは、
案外悪くないのかもしれない。
そんな気持ちを、少しだけ感じたことを覚えている。
仕事と一緒に続いていた学び
その後、今の損害保険会社に入社し、業務に必要な基礎資格を取るために、また勉強することになった。
我が社では、自己研鑽の一環として毎年必ず10単位を取得しなければならない。
そのためにe-learningが用意されており、通勤時間や仕事帰りのスキマ時間に、スマホで少しずつ学習する、
そんなことを続けていた。
最近は、自分の趣味もあり、Web3やメタバース関連のセミナーにも参加するようになった。
有料セミナーを受けることで単位がもらえることもあり、興味のある動画を見ながら研修を受ける、そんな学び方も増えていった。
生成AIとの出会い
2025年には、AIについての有料セミナーを受講した。
生成AIにはどんな種類があるのか。
仕事や生活にどう関わってくるのか。
知れば知るほど、もう少しちゃんと知りたい、という気持ちが強くなっていった。
そんな中で知ったのが、生成AIパスポートという新しい資格だった。
内容を簡単に調べてみると、自分の興味と重なる部分が多く、思い切って試験に申し込んでみることにした。
1〜2か月ほど勉強し、結果は合格。
この合格を、無駄にしたくないと思った。
もう一歩先へ
同じ分野で、もう一歩踏み込んだ資格に挑戦できるのではないか。
そう考えるようになったとき、以前から気になってはいたものの、受けたことのなかった国家資格、
ITパスポートの受験が頭に浮かんだ。
勉強のやり方が変わった瞬間
2024年には、別の経験もあった。
同僚から、
「損保大学試験、2週間で受かったよ」
という話を聞いたのだ。
理由を聞くと、とてもわかりやすいYouTubeがあり、
試験に出るところをピックアップして解説してくれているという。
正直、少し驚いた。
YouTubeで勉強?
今って、そんな感じなの?
半信半疑だったが、合格すれば資格手当も増えると知り、YouTubeと過去問を中心に1か月ほど勉強してみた。
結果は、一発合格だった。
このとき、はっきり感じた。
今までのやり方だけにこだわらなくてもいい。
新しい勉強法を試してみる価値は、ちゃんとある。
テキストを手に取っては、戻していた理由
もともと読書が好きで、本屋によく行く。
小説だけでなく、デジタルスキルに関する本も、
店頭でパラパラとページをめくり、
面白そうだと思えば買って読む。
そんなことを繰り返してきた。
だから、ITパスポートのテキストも、
実は何度か手に取ったことがある。
けれど、そのたびに思っていた。
分厚い。
これ、全部読むのは無理かもしれない。
内容も、なんだか難しそうだ。
正直、そこで棚に戻してしまっていた。
もしかしたら、無理じゃないかもしれない
ただ、生成AIパスポートを勉強したことで、
AIリテラシーや著作権など、関連する言葉のいくつかは、すでに理解できていると気づいた。
もしかしたら、
思っているほど無理じゃないかもしれない。
そう思って、
数あるITパスポート関連のテキストの中から、
図解の多い一冊を選び、購入した。
さあ、勉強を始めるぞ。
やる気は、確かにあった。
でも――。
あのときの小さな決意が、きっと私にとっての
「未来に向けた挑戦」だったのだと思う。
※このnoteは、
50代からの学び直しを記録した体験記です。
※このあと、やり直しの勉強法をひとつの記事にまとめました。
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