50代、将来が怖くて始めたことが、人生を少し変えた。── 投資のつもりだった。でも最後に残ったのは、“居場所”だった ──
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■将来が、急に現実味を帯びた
50代になってから、
急に「老後」が現実味を帯びてきた。
それまでの私は、投資にほとんど興味がなかった。
銀行の定期預金くらい。
「難しそう」
「損したら怖い」
そんな気持ちのまま、なんとなく避けてきた。
でも、定年が少しずつ近づいてきた頃。
このままで大丈夫なんだろうか。
そんな不安が、急に押し寄せてきた。
周りでは、NISAやiDeCoを始める人も増えていた。
私はようやく、
必死に調べ始めた。
最初は、本当に手探りだった。
NISA。
iDeCo。
FX。
仮想通貨。
わからない言葉だらけで、
検索しては閉じ、また検索する毎日。
「投資で成功したい」というより、
“置いていかれたくない”
の方が近かった気がする。
でも、自分で調べて、
小さく挑戦して、
少しずつ理解できることが増えていく。
その感覚は、思っていたより面白かった。
■投資のつもりだった
そんな中で出会ったのが、NFTだった。
最初は投資目的だった。
でも、コミュニティに入ってから、
空気が変わった。
毎日SNSで会話して、
作品を見て、
応援して、
一緒に盛り上がる。
コミュニティ活動が、とにかく面白かった。
まるで、
“大人の部活動”みたいだった。
誰かが企画を立てる。
みんなでアイデアを出す。
「それ面白そう」
「やってみよう」
そんなやり取りが毎日のように流れていた。
学校を卒業して何十年も経つのに、
あの頃の文化祭前のようなワクワクがあった。
NFTに熱狂するというのは、
「推し活」という感覚に近かった。
作品を通して人を好きになり、
その人の挑戦を応援したくなる。
ただ“保有”するだけじゃない。
「一緒に盛り上げたい」
そんな気持ちが自然に芽生えていた。
■大人の部活動みたいだった
気づけば、
毎日かなりの時間を使っていた。
仕事が終わってから、
夜遅くまで投稿したり、
イベントを考えたり、
AIでファンアートを作ったり。
「これ、仕事?」
と思うくらい、
時間も熱量も使っていた。
でも、不思議と疲れなかった。
むしろ、
楽しくて仕方なかった。
大人になってから、
こんなにワクワクしたことがあったかな。
そう思うくらいだった。
もちろん、
NFTバブルは長く続かなかった。
あれだけ熱狂していたプロジェクトも、
今は静かになったものが多い。
でも、その中でも、
コミュニティの力で続いている場所がある。
私はそこで、
“好きなものを応援する力”を、何度も見てきた。
そして気づいた。
仕事以外にも、
「自分がいていい」と思える場所があること。
■仕事以外の居場所
それは、
逃げ場所とは少し違う。
ちゃんと自分で関わって、
誰かを応援して、
自分も刺激をもらう場所。
サードプレイス、
という言葉が近いのかもしれない。
つらい仕事を続けられるのも、
そういう場所があったからだと思う。
仕事だけだった頃の私は、
きっと今より苦しかった。
NFTのコミュニティで感じた居心地の良さを、
今度は別の場所でも育ててみたくなった。
■今度はnoteで
最近、私はnoteを書いている。
ここにも、
少し似た空気を感じている。
誰かの記事に励まされたり、
コメントをもらって救われたり。
「わかります」
の一言で肩の力が抜けたり。
ただ発信するだけじゃなく、
みなさんと並走している感覚。
将来が怖くて始めたことだった。
でも最後に残ったのは、
お金だけじゃなかった。
人とのつながりだった。
居場所だった。
「好き」を持っている自分を、
もう一度見つけられたことだった。
まだまだ、
チャレンジの途中です。
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