Life is like a game.
2023年6月某日。
二十歳の誕生日を迎えた。
誕生日を迎えるのは今回が20回目なわけだが、いつにもまして特別な感じがする。その特別感は、今日に対する自分自身、そして周囲の反応から感じられた。
まず自分自身の話をすると、ここ一か月は、卓上カレンダーの日付を変えるたびに「誕生日までもう少しだな」と思っていた。
記憶を遡ってみると、半年くらい前には「二十歳を迎えるまでにやっておきたいこと」をリストアップして取り組み始めている。
誕生日が近くなると心がソワソワするのはいつものことだとして、長期にわたって誕生日を意識していたという点で、いつもの自分の心の働きとは異なっていた気がする。
周囲の反応も例年とは違ってみえた。
これまでは誕生日を迎えること自体が祝われてきたが、今回は年齢の方にフォーカスが当たっているといえばいいだろうか。「年を重ねること」よりも「特定の年になること」に意識が向いている気がした。
私たち(日本人・日本の文化に馴染んでいる人)が「二十歳」に特別な意味を見出しているとしたら、それは「できることが増えること」だろう。政府広報オンラインによると、下記の5つが二十歳からできるようになる。
お酒を飲む
たばこを吸う
競馬、競輪、オートレース、競艇の投票券(馬券など)を買う
養子を迎える
大型・中型自動車運転免許の取得(大型自動車運転免許の取得は21歳以上)
ゲームで例えると(ポケモンなんかを思い浮かべてもらえると分かりやすいと思うが)これまでの誕生日は「単なるレベルアップ」で、二十歳の誕生日は「進化」みたいなことではないか。レベルアップは文字通りレベルがあがることで、能力値が上昇したり、より威力の高い技を覚えたりする。進化は、特定のレベルに到達し、姿や形が変わることだ。後者は、目に見える分かりやすい変化が起こるので、単なるレベルアップとは異なる。私たちに置き換えると、二十歳というレベルに到達することで、先にあげたような様々なこと(飲酒や喫煙など)ができるようになる。つまり、分かりやすい変化が起こるということだ。
ゲームの世界との相違点をあげるとすると、進化が強制的・普遍的なことだ。ゲームでは進化をキャンセルすることができたり、個体によって進化するレベルが異なっていたりする。しかし、私たちの世界では、二十歳になると誰もが、否応なしに権利が与えられる。
かの有名なマザー・テレサはこんな言葉を残している。
Life is a game, play it.
人生はゲームである。
まさに、私たちはレベルアップを繰り返すゲームを生きているのかもしれない。
二十歳という「進化」の年にどんなことに取り組むか。久しぶりにポケモンでもやりながら、考えてみることにしよう。
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