まるでシンジとアスカ

いままでずっと
何故わたしたちは別れたのだろうと考えてきた

去年の夏に別れてから
10ヶ月間毎日毎秒引きずってきたのだ

占いにも依存していた
星とカードとあとは守護霊である
きっと2.30万は使ったのだろう

でも最近、彼に嫌悪感を抱くようになった

わたしに未練があるのに(これは確実)
ないふり装って、でも決して私を突き放さない彼に村上春樹作品の男味を感じたからだ

村上春樹作品の男たち
みんな、やれやれ(にやり)と言っている感じが非常にもどかしくて堪らない

何だハルキストだったのかと思って
彼のラインの名前をハルキストに変えたら
だいぶ好き度が落ちた

そこでもう一つ大事なことを思い出した
彼は新世紀エヴァンゲリオンが好きだった

エヴァンゲリオンが好きな男の人は
シンジに自己投影していると勝手に思っている
彼は、圧倒的にシンジでもあるのだ

そしてわたしもエヴァンゲリオンを通ってきた人生である
アスカが好きだ
アスカはかわいい
私は圧倒的に自分の中にいるアスカをかわいいって言ってあげたくて、アスカを肯定しているのだ
わたしは、アスカなのである

待ってくれ
答えが出たじゃないか
彼がシンジで私がアスカなら
うまくいくはずはないのだ、爆笑

ああ、爆笑

ああ、



私は今まで誰かと付き合って
パートナーとして生きていくことを
お互いの人生の共著者になることだと思っていた
そしてそれに強く憧れていた

でも私たちの人生に自分以外の筆者などいない

他人の人生を書き加えて修正することなどできないから

私に好きな作者がいるなら、
その人の熱心な読者であるべきだ

村上春樹に出てくる男の人が永遠にビールとウイスキーを飲んでレコードを聞いて女の子と寝ていると
呆れはするが
読者は見放さない、読み切るのだ

よし、もう考えるのは辞めにして
エヴァンゲリオンを見直すことにしよう

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