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クリスマスギフトバッグ制作|授業記録

フィリピンのセブ島で海外青年協力として
特別支援センターに派遣されているカネチです。
訪問していただき、ありがとうございます。


「商品を作るのは簡単。届ける(売る)のが難しい。」

とフィリピンで貧困家庭を支援しているNGOの代表の方が言っていた言葉が記憶に残っています。

モノづくりをしていて

「売れそうな物を、売れるタイミングで、買ってくれそうな人がいる場所に行って売る」

ことが大事だと気づきました。


届けるまでがセット

学校の先生をずっとしていたので、この「届ける」という意識が薄く、「とりあえず商品を作る」というところで思考が止まっていました。

赴任した当初は協力隊として「オリジナリティあふれるセンスあるお土産の商品を作りたい!」という気持ちにあふれていました。

NGOに配属されたマーケティング職種の方々が作る折り鶴ピアスや、お土産の雑貨づくりなどを見て、羨ましい気持ちになることもありました。

しかし例えばお土産用の商品を作ったとしても、私の任地は観光地から離れているため近くで販売できません。

良い商品を作るための試作品を作る資金も学校にはなく、材料にもお金をかけられません。

赤字の出ない商品を作り今後の調理やクラフトクラスの授業の材料費を稼ぐというのが今回の目標の一つです。

誰にどこで売る?

地元で売り、地元のフィリピン人(特に保護者や先生)にお客さんを設定。

そうなると、季節柄必要なものや生活必需品になります。

この商品については
「私がやる必然性はないし、JOCVとしての活動としてどうなの?」と正直思うこともありました。

それに、決まりきったものを作るより自由に創造性を発揮して作る方が個人的には楽しいし、好きなのです。

そういう自分のエゴも一旦横に置いて、今回はギフトバッグにチャレンジしました。

フィリピン人の9割はクリスチャンで、12月は毎週クリスマスパーティーがあります。

みんなギフト交換も定番のアクティビティなので、売れるだろうという算段からです。


授業スタート

12月9日(火)練習日

A4の裏紙でギフトバッグづくりを行い、一日に1人あたり2つ練習しました。

以前折り紙からも想像していた通り、就労クラスは不器用な生徒が多く、横についていても一人ではギフトバッグを折れません。

「この線に沿って折る」「角と角を合わせて折る」「谷折り線を参考に山折りに折り直す」ことができません。線が見えていないのかと思い、赤線で引いてみても難しいようです。

どこまでサポートに入るのかいつも迷います。なるべく自分で出来るところはやってもらって

角はとりあえずこちらで押さえて、折り線をつけるところをしてもらうことに。

皆んなでテーブルを囲んで制作
苦戦、でも今回はみんな諦めずに頑張ってます。


12月10日(水)
オンラインで頼んでいた材料が学校に届きました。いよいよ本番。

1人ずつ個別サポートしながらギフトバッグを制作。出来上がった瞬間、生徒と自然に目が合い、ハイタッチをしました。

3個目になると、一人で折れる生徒もクラスで2人(12人中)出てきました。

のりを乾かしているところ


12月11日(木)販売日
毎週木曜日は全体でのアーツ&クラフトの日です。

バッグを持ってクリスマスツリーのクラフトを作っている保護者の間を歩き、生徒と一緒に購入してもらえるように頼みました。

ギフトバッグは大が30ペソ、小が20ペソで販売。本日の利益は690ペソでした。

これで一応材料費はカバーできました。

終わりに

就労クラスの生徒は発達もバラバラ、知的障害やダウン症の子、自閉症スペクトラムの子など色んな子が在籍しています。

みんなが出来る活動を作るのは難しくて、一人一人フォローしながらゆっくり進めています。


活動を通じて障害のある生徒でも
「自分にも社会にできることがある」と感じてほしいし、できることを増やして自信をつけてほしいと願っています。

そのために、微力ながら出来ることを一つずつ。



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