オーストラリアの秋
ぼんやりと空を見上げるのが好きです。
特に夕暮れ時の、日が沈みかける時間。
刻一刻と色を変える空は本当にきれい。
上の写真も、わたしがスマホで撮ったものです。
色がいいせいでしょうか。
どう撮っても綺麗に写るのがありがたいです。
夕方になると、よく近所をお散歩します。
仕事と育児に追われていた頃は、忙しさに紛れて、心配事があっても心からしばし姿を消えてくれることが多かったのですが、時間に余裕がある今は、悩んでいることがあると、一日中心から去ってくれません。
心配が心配を呼んでぐるぐると不安の渦に巻き込まれていく。
考えても仕方のないことを考え続ける癖は、きっと一生なおらないのでしょう。
そんなHSPのわたしにとって、お散歩は心のリハビリです。
歩いているうちに心が軽やかになります。
気分がよくなると、ふわふわと空想の世界に入っていけることも多いです。
特に新しい小説のお話を考えている時。
お散歩の間に登場人物が現れて、イキイキと動きだすことも。
そういう時は、頭の中で十分に動き回ってもらってから、家に帰ってすぐノートに書き留めます。
4月と言えばオーストラリアは秋。
今月6日にサマータイムが終了したので、わたしの住むシドニーでは日本との時差が2時間から1時間に戻りました。
時差は少なくても季節は真逆です。
日本のような情緒あふれる景色は見られませんが、オーストラリアの秋もなかなかいいものです。
以前に比べると、年々お店に並ぶ果物やお野菜の種類が増えています。
日本でしか食べることのできなかったものが、最近はオーストラリアでも簡単にスーパーで買えるようになりました。
おかげで栗や柿が楽しめるようになりました。

デコポンは「すもうマンダリン」と呼ばれています。
ヘタ部分がお相撲さんの髷に似ているから、だとか。
マンダリンは、いわゆる日本の冬ミカンのことです。
柿もおいしいです。
英語ではPersimmon(パーシモン)とか、時にはFuji Fruit (富士・フルーツ)の名で売られていることも。
由来は日本からきたフルーツの意味らしいのですが、実は他にもFuji(フジ)があります。
それはりんごです。
日本の「ふじりんご」からきている名前。
もっとも日本のふじに比べてこちらのりんごは小ぶりで、しかも酸っぱい。
味は結構違います。

秋といえば日本では紅葉の季節ですが、この国では紅葉する樹は少ないです。
でも中には色を変えて目を楽しませてくれる樹もあります。


日本の秋の景色とはずいぶん違いますが、これはこれできれいなあと思います。
秋は空も表情を変えます。
真夏にはこのような空も ↓

雲の多い空になります。
朝夕の温度が下がり始めたなあ、と思っていたら、雨が続き、いきなり冬になるのが、オーストラリアの気候の特徴です。
残念ながら春と秋の短い国です。
でももしかしたら夕暮れの空は、一年中で秋が一番きれいかもしれません。




どの空にもしっかりと表情がある。
今日も一日が無事に終わるんだなあ、と思います。
壮大な自然に、感謝したくなるひと時。
明日も頑張ろうと思いながら、家に帰ります。
