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🎙️ 一枚0.5円のタオルに、物語を乗せて。


こんばんは。
元理科室の実習助手、くうあいです。


火曜日の夜、いかがお過ごしですか?


今、私が働いている生活支援事業所に
一人の男性がいます。


彼は大変な高学歴を持ち
かつては新聞に小説を投稿したこともあるほどの
深い知性と豊かな感性を持った方です。


そんな彼が今、毎日向き合っているのは

一枚0.5円という工賃の
「タオルたたみ」の仕事です。


彼は今、ネット環境のない場所で

これまでの自分の半生や
お世話になった恩師への感謝を
静かに書き溜めています。


私はその大切な言葉たちをUSBで預かり

彼の代わりに

インターネットという広い海へ
放流するお手伝いを始めました。


アドラー心理学には
こんな考え方があります。



「人は、いつでも自分の人生の物語を書き換えることができる」


過去にどんな栄光があり
どんな挫折があったとしても


それをどう解釈し
これからの人生にどう繋げていくかは

今の自分にしかできない聖域です。


彼がこれまでの半生を振り返り
言葉として紡ぎ出す作業は

過去をただ悔やむためではなく
これからの自分を
「勇気づける」ための

大切な儀式なのだと感じます。


皆さんは、自分の価値を
「収入」や「肩書き」といった
外側の物差しだけで決めてしまっていませんか?


かつてのレールから外れてしまった自分を

「もう終わりだ」と
否定していませんか。


人生の豊かさとは

どんな状況にあっても
自分の歩んできた道に
自分なりの意味を見出し

誰かに感謝を伝えようとする

その心の気高さにあるのではないでしょうか。


一枚0.5円のタオルを丁寧に畳みながら
彼が見つめている深い世界。


その物語が、いつか誰かの心に
灯をともす日を信じて。


私も
彼と言葉を繋ぐこの時間を
大切にしていこうと思います。


今夜は、これまでの自分の歩みに

「よく頑張ってきたね」と
小さな花丸をあげてから眠りにつきませんか。


それでは、ゆっくりおやすみなさい。

元理科室の実習助手、くうあいでした。

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