🎙️「信じて任せる」という、温かな距離感。
こんばんは。
元理科室の実習助手、くうあいです。
祝日の夜、いかがお過ごしですか?
【代筆投稿しています。】
1枚0.5円のタオルたたみの仕事。
それが、58歳の彼が今、社会とつながる唯一の接点です。
しかし、彼の手から生み出される言葉は、驚くほど深く
知性に満ちています。
通信手段を持たない彼に代わり
彼がUSBに託した魂の記録を連載いたします。
統合失調症と共に歩んだ40年。
その静かな、しかし熱い闘いの記録を読んでいただければ幸いです。
今日はお休みでしたが
心穏やかに過ごせましたでしょうか。
明日からまた学校が始まると思うと
ふと生徒たちの顔が浮かび
「あの件、どうしようかな」
「あの子、大丈夫かな」と
心の中が少しずつ
「仕事モード」で騒がしくなってくるかもしれません。
先生方の中には
自分と生徒の間に境界線を作って
仕事を切り離して考えることに
どこか
「冷たさ」や
「罪悪感」を感じてしまう方も
多いのではないでしょうか。
「これは生徒の課題だから」と割り切ることは
なんだか
彼らを見捨ててしまうような
突き放すような気がして。
でも、アドラー心理学が教える
「課題の分離」は
決して突き放すことではありません。
アドラーは
こんな言葉を残しています。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」
生徒が水を飲むかどうか。
つまり、彼らが
自分自身の力で一歩を踏み出し
成長するかどうかは
最終的には生徒自身の領分です。
そこに先生が「飲みなさい!」と
無理やり口をこじ開けようとすると
生徒は自分の力で立とうとする意欲を
失ってしまいます。
先生が
「これは生徒の課題だ」と一線を引くのは
冷たさではありません。
「この子は、自分の足で立ち上がる力を持っている」と
その子の生命力を
100%信頼するからこそ
あえて土足で踏み込まない。
そんな「温かな見守り」の形なのです。
もし今夜も
生徒のことが頭から離れず
苦しくなっているなら。
それは、あなたが彼らの人生を
自分のこと以上に大切に思っている証拠です。
でも、明日からまた
彼らに最高の笑顔を見せるために
今夜は、生徒たちの
「育つ力」を信じて
心の荷物を一度おろしてみませんか。
水辺を整えて
穏やかに待っている。
そんな「ゆとり」のある先生の姿こそが
生徒たちを一番勇気づけます。
明日からの新しい一日も
応援しています。
それでは、ゆっくりおやすみなさい。
元理科室の実習助手、くうあいでした。
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