🎙️ 「子供はまだ?」という言葉の裏にあるもの〜相手の目的を知ると、境界線は優しくなる〜
こんばんは。
元理科室の実習助手、くうあいです。
先生や先生を目指す皆さんへ贈るシリーズ。
今夜は少し番外編として
ある30代の女性の先生とのお話をお届けします。
彼女にはお子さんがいらっしゃいません。
夫婦で話し合って
「子供を持たない」と決めたそうなのですが
周囲の理解がなかなか得られず
特に義理のお母様や親戚の方から
「子供はまだなの?」と
しつこく聞かれることに
心を痛めていました。
「どうしてあんなに
土足で踏み込むようなことを
聞いてくるんでしょうか」と。
確かに、アドラー心理学の視点で言えば
夫婦の選択は「夫婦の課題」です。
そこに口を出すのは
「課題の分離」ができていないことになります。
でも、私は少しだけ違う視点から
彼女に本音を伝えてみました。
「それはね、きっと お義母さんにとって
子育てが本当に楽しくて
幸せな時間だったからだと思うよ」
アドラー心理学では
すべての行動には「目的」があると考えます。
一見、お節介で無神経に聞こえる言葉にも
実は「自分の幸せだった経験を
あなたたちにも味わってほしい」という
不器用な「善意」が
隠れていることがあるんです。
もちろん
だからといって
彼女が無理に子供を持つ必要はありません。
大切なのは
相手の言葉の
「ナイフのような鋭さ」に注目するのではなく
その奥にある
「幸せだった記憶」という背景を
想像してみることです。
「お義母さんは、夫を育てるのが
本当に幸せだったんだな。
それだけ夫を愛してくれているんだな」
そう思えたとき
あんなにトゲトゲして聞こえた
「子供は?」という言葉が
少しだけ違って聞こえてきます。
「あなたの課題」と
「私の課題」を切り離すことは
決して相手を突き放すことではありません。
境界線をピシッと引きながらも
相手の心の背景を
「そうだったんだね」と理解しようとする。
それが、自分自身の心を
一番穏やかに保つ方法なんです。
特にご主人が
辛そうにされているのなら
なおさらです。
「お母さんは
あなたを育てるのが幸せだったんだって」
という視点を共有することで
家族の間の空気も
少し柔らかくなるかもしれません。
人からの言葉に
傷つきそうになったときは
ちょっとだけ立ち止まって
想像してみてください。
「この人は、どんな幸せ(目的)を守りたくて
この言葉を放っているのかな?」と。
理科の実験で
反応の裏にある
「目に見えない力」を探るように
人の心の奥にある
「愛」を探してみませんか。
今夜は、あなたに投げかけられた
言葉の「トゲ」ではなく
その奥にある「温かさ」を
一つだけ見つけて
ゆっくりお休みくださいね。
それでは、おやすみなさい。
元理科室の実習助手、くうあいでした。
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