🎙️ 心の「澱」を沈めて、静かな夜を。
こんばんは。
元理科室の実習助手、くうあいです。
金曜日の夜、いかがお過ごしですか?
【代理投稿しています】
以下のnote は、統合失調症を抱えながら文筆家を目指す
58歳の友人が綴った物語です。
現在、彼はネット環境のない場所で、日々の生活支援を受けながら
USBメモリに一文字ずつ言葉を刻んでいます。
1枚0.5円の軽作業に従事する傍ら、ハイデッガーやグロスマンを愛読し
社会の片隅から「真実の言葉」を探し続けている彼の軌跡を
友人の私が代筆・投稿いたします。
ぜひ、多くの方に届くことを願っています。
先日お話しした
一枚0.5円のタオルを畳みながら
自分の半生を綴っている男性のこと。
彼は今、自分らしく生きるために
勇気を持って小さな「抵抗」を始めています。
自分の本当の希望を周囲に伝え
踏み出そうとしています。
でも、現実はなかなか思うようにはいきません。
うまくいかないもどかしさの中
彼は少し体調を崩してしまいました。
彼の可能性を知っている私は、つい
「もっとできるはずなのに!」
「諦めないで!」と
心の中でヤキモキしてしまうこともあります。
でも、理科室でやった実験のことを思い出しました。
かき混ぜられて 濁った水も
静かに置いておけば
やがて「澱(おり)」は底に沈み
上澄みは透き通った、透明な水に戻ります。
アドラー心理学では
「不完全である勇気」を大切にします。
前向きに変わろうと
努力することは素晴らしい。
でも、体調を崩したり
動けなくなったりする自分もまた
大切な自分の一部なんです。
今の彼に必要なのは
もっと頑張るための励ましではなく
「今は動かなくても大丈夫だよ」という
静かな休息への許可なのかもしれません。
今、何かを変えようと必死に戦っている方。
そして、思うようにいかない現状に
自分を責めてしまっている方。
一週間の終わり
心の中には
「焦り」や「不満」という澱が
舞い上がっていませんか?
今夜は、その心をかき混ぜるのを
一度やめてみませんか。
ただ静かに座って
温かい飲み物を飲みながら
心の澱が沈んでいくのを待つ。
何もしないことは、停滞ではありません。
次に進むための
透明な自分を取り戻す
大切な「静かなる貢献」なんです。
無理は禁物。
明日のことは明日にお任せして
今夜はただ
一生懸命に今日を終えた自分を
毛布のように優しく包み込んであげてください。
それでは、ゆっくりおやすみなさい。
元理科室の実習助手、くうあいでした。
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