🎙️ 理科室の片付けと、「神なの?」と言われた日の記憶
こんばんは。
元理科室の実習助手、くうあいです。
土曜日の夜、静かな時間を過ごされていますか?
【代筆投稿しています。】
1枚0.5円のタオルたたみの仕事。
それが、58歳の彼が今、社会とつながる唯一の接点です。
しかし、彼の手から生み出される言葉は、驚くほど深く
知性に満ちています。
通信手段を持たない彼に代わり
彼がUSBに託した魂の記録を連載いたします。
統合失調症と共に歩んだ40年。
その静かな、しかし熱い闘いの記録を読んでいただければ幸いです。
今日は、私が最後につとめた学校での
ある「大掃除」の思い出をお話しさせてください。
その学校に赴任したばかりの年
私は理科室を見て愕然としました。
長年積み重なった物
使えない古い試薬
ほこりをかぶった備品……。
正直、整理整頓とは程遠い状態で
実験をするにも危ないと感じるほどでした。
私は決心して
理科の授業で使う4つの部屋の
徹底的な片付けを始めました。
まだ1年目。
周囲の先生方に
「勝手なことをして」と思われないか
不安でいっぱいでした。
でも、生徒たちの安全を守るためには
今やるしかない。
そう思って
許可をいただきながら
とにかく「捨てる」作業を繰り返したんです。
山のようなゴミを出し
床を磨き上げ
ようやく部屋に光が戻ってきたとき。
通りかかった他の教科の先生が
目を丸くしてこう言ってくださったんです。
「うわぁ!綺麗になってる……くうあい先生、神なの!?」
「神なの?」というその一言に
私はどれほど救われたでしょう。
赴任したばかりで
「ここにいてもいいのかな」と
不安だった私の心に
その言葉は
「あなたはここに必要とされているよ」という
最高の勇気づけとして響きました。
アドラー心理学では
「貢献感」こそが幸せの鍵だと考えます。
立派な授業をすることだけが
貢献ではありません。
誰かが使いやすいように
環境を整えること。
気持ちよく過ごせる場所を作ること。
そんな
「目立たないけれど、確かな支え」が
周りの人を笑顔にし
自分自身の居場所を作っていくんです。
もし今、あなたが新しい環境で
「自分は役に立っているのかな」と
不安になっているなら。
まずは、目の前の小さな整理整頓から
始めてみませんか。
あなたが整えたその場所に
誰かの「ありがとう」が
きっと舞い込んできます。
今夜は、あなたが今日一日で
「誰かのためにできた小さなこと」を思い出しながら
温かい気持ちで眠りについてくださいね。
それでは、ゆっくりおやすみなさい。
元理科室の実習助手、くうあいでした。
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