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🎙️ 「だらしない子」なんていなかった。理科室で見つけた本当の姿。


こんばんは。
元理科室の実習助手、くうあいです。


月曜日の夜、いかがお過ごしですか?

【代筆投稿しています。】
1枚0.5円のタオルたたみの仕事。
それが、58歳の彼が今、社会とつながる唯一の接点です。

しかし、彼の手から生み出される言葉は、驚くほど深く
知性に満ちています。
通信手段を持たない彼に代わり
彼がUSBに託した魂の記録を連載いたします。
統合失調症と共に歩んだ40年。
その静かな、しかし熱い闘いの記録を読んでいただければ幸いです。



週末に部屋の片付けを終えたばかりの今
ふと思い出した理科室の景色があります。



最後につとめた学校の化学室。


私が赴任したばかりの4月は
とにかく不思議な場所でした。


水に浸かりっぱなしのガラス器具

用途不明の謎の制作物……。


前の代の科学部の生徒たちが
「やりっぱなし」にしていった残骸が

山のように積まれていたんです。

「ここの科学部の子たちは
少しだらしないのかもしれないな」

そう思って、ちょっと身構えていました。


4月の初め、春休みの期間中に
化学室を徹底的に片付けると同時に

私は、洗った器具をしまう場所や
活動のルールを少し整えさせてもらいました。



すると、新しく活動を始めた生徒たちは

だらしないどころか
その「綺麗」を保とうと

驚くほど丁寧に
大切に部屋を使ってくれるようになったんです。


彼らは、だらしなかったわけではありません。


ただ、あまりの煩雑さを前にして

「何から手をつければいいのか」
「どこに片付ければいいのか」が分からず

途方に暮れていただけだったのです。

アドラー心理学では
「不適切な行動」の裏には
「どうすればいいか分からない(勇気の挫折)」が隠れている
と考えます。


性格の問題だと決めつける前に

まずは
「ルール」や
「やり方」を整えてあげる。

迷わずに動ける環境を作ってあげる。


それこそが
生徒たちの本来持っている「良さ」を引き出す
教育の本当の役割なのだと教えられました。


もし今、あなたの目の前に
「困った行動」をする生徒がいるなら。


それはその子の性格ではなく
単に「やり方が分からなくて迷っている」だけかもしれません。


少しだけ環境を整えて
一歩目の踏み出し方を教えてあげる。


そんな小さなサポートが

生徒の「やりたい!」という心に火を灯します。


今夜は、あなた自身の周りの環境も
少しだけ整えて

心穏やかに眠りについてくださいね。

それでは、ゆっくりおやすみなさい。

元理科室の実習助手、くうあいでした。

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