「適応障害」は甘えではない 〜無理しなくて良い。環境を整えていくから。〜
みなさんは、適応障害というものをご存知でしょうか。
こころやからだ、行動の面など日常生活の様々なことで
一般的に普通な行動が難しくなってしまうものだそうです。
医学的な分類としては精神障害(精神疾患)として分類されているのですが、
最近やっと知られるようになってきた気がします。
私は最近知ったばかりなのですが、とても共感できるものでした。
今回はその適応障害について私自身の考察も交えなから書いていきたいと思っています。
<注意>この情報には一部間違いが含まれている可能性があります。
医学的な情報についてはしっかり調べて下さい。
適応障害とは?
まず結論から言うと、適応障害とは
「特定のはっきりとしたストレス原因によって心身に不調をきたし、
社会生活や日常生活に支障が出ている状態」のこと
を指します。
「特定の」なんですね。しかも、このストレス原因は人によって様々です。
仕事のプレッシャー、人間関係、転居、結婚、離婚、不安、時間不足、社会的立場、身近な人の悲しいこと、過度な期待、周りの押し付け、孤独感、過去のトラウマ…
日常にはストレス原因が腐るほどあり溢れています。
私達も感じているはずです。怒鳴られた時、型の押し付け、騒音…
イラッとしますよね。何もしたくなくなりますよね。
私はそうです。
適応障害の人たちは、
他の人達より「ちょっと」ストレスに敏感で、
他の人達より「ちょっと」しんどくなりやすくて、
他の人達より「ちょっと」日常のストレスに耐えにくい
んです。
適応障害の人たちもしんどいから変わりたいと思っているはずです。多分。
「適応障害は甘え?」当時の誤解、今の誤解
今も十分そうですが、「適応障害は甘え」という考え方が昔は多くありました。
何故でしょう。
一生懸命に「普通」に生きようと努力しているのに、
何で「甘え」と解釈されていたのでしょう。
3つに分けて説明していきます。
元気なときもあるでしょ?
適応障害の最大の特徴は、
特定のストレス要因(仕事や学校など)から離れると、症状が和らぎ、趣味を楽しんだり普通に外出できたりする
ことです。
当時はこのようなことがあまり知られておらず、適応障害について詳しく知っている人も多くありませんでした。
だから、周囲の目には「〇〇のときはあんなに辛そうだったのに休みの日や好きなことをしているときは元気じゃん」と見えてしまいます。
これが「嫌なことから逃げているだけ」「サボり」と言った適応障害への間違ったイメージを生んでしまいました。
理由としては当時は「鬱」というイメージが強すぎて
「適応障害も鬱も同じようなものなのでは?」
と考える人が少なくなかったことです。
けど見てみると、鬱だと何にもやる気が出ないはずなのに好きなことに関してはやる気が出ていて楽しんでいる。
これが「逃げているだけ」というような悪いイメージの要因です。
今もそのイメージは残っています。消えてほしいですね。
「うつ病」とのイメージの差
よく比較対象となって出てくる「うつ病」ですが、
当時はまた変わった?イメージが定着していました。
「何に対しても意欲を失い、一日中寝込んでしまうような「持続的な不調」」
というイメージです。
たしかに私も「うつ病」と言われたらこんな感じが思い浮かびます。
けれども適応障害と比べてみると、
適応障害はこんなに極端なものではありません。
症状に波があり、元気にできることとできないことの差が多くありました。
だから「うつ病より軽いもの」「本気で病気ではない」と
過小評価される傾向がありました。
精神論と流行
日本では苦難を耐え抜くことや継続的に頑張ることなどが当たり前という
サービス残業にもってこいな文化があるのですが、
この文化も適応障害の人たちを苦しめる要因となっていました。
「環境の変化やストレスは誰にでもあるものだ」という考えから、
それに適応できないことを本人の「気の持ちよう」や
「性格の弱さ(脆弱さ)」、あるいは「努力不足」に帰結させてしまう空気がありました。
とても納得できますよね。今の日本もこんな空気ですし。
けれどもこの文化だけではありません。
一時期「新型うつ」という単語がメディアで流行しました。
すると適応障害もこの文脈で語られることが多く、
「自分勝手な現代病」という偏見を生み出す要因となりました。
偏見ってひどいですね。
少しづつ変えていくから。
私は調べていくにつれていろいろなことを知ることが出来ました。
皆さんはどうでしょうか。
「現代病」や「自分勝手」と思っていた適応障害も「仕方ないこと」と
思えたのではないのでしょうか。
世間にはまだ適応障害が自分勝手のように思われています。
そして、まだ適応障害の人たちは苦しんでいます。
もし話したとしても「自分勝手」で済まされ、型を押し付けられる。
しんどいことをたくさんやらされる。
私は今のこの空気を変えていきたいです。
適応障害の皆さん、待っていて下さい。
無理しないで下さい。
少しづつ、変えていきます。
