楊貴妃と李白のショート漫才 [美女と酔っ払い]
李白:どうも~! 月と酒の天才詩人、李白です!
楊貴妃:ハ~イ、再び登場、玄宗を落とした魔性の女、楊貴妃で~す!
李白:二人合わせて・・・
楊貴妃:スーパーアイドルコンビ『美女と酔っ払い』で~す!
李白:ちょっと待て! 俺の肩書き雑じゃない? 「詩仙」って言ってくれ!
楊貴妃:はい、はい、スーパーアイドルコンビ『美女と酒仙』で~す!
李白:おい、酒仙じゃなくて詩仙だって!
楊貴妃:あら、御免遊ばせ、間違えちゃったわ。
李白:わざとだろ!
楊貴妃:それにしても、李白さん、いつもお酒ばっかりですけど、ちゃんと皇帝に仕えてらっしゃるの?
李白:もちろん! 皇帝陛下に詩を献じておる。「卿の詩才、天下に冠たり」とお褒めいただいた。
楊貴妃:あら、素敵!
李白:「卿、杯を受けよ!」って酒を勧めてくださった。
楊貴妃:あら~、光栄ね。それで?
李白:嬉しくなって、酔っ払って、池にダイブした!
楊貴妃:バカじゃないの!
李白:いやいや、詩仙の風雅なエピソードと呼んでくれ。
楊貴妃:それ無理! ただの酔っ払いの転落事故でしょ!
楊貴妃:でも李白さん、モテるって聞いたわよ。
李白:まあ、詩の力で口説いた女は数知れず!
楊貴妃:へえ~、じゃあ、あたしも口説いてみて。
李白:イヤヤヤヤ! 畏れ多い、打ち首になるわ!
楊貴妃:だいじょうぶ、陛下には内緒にしとくから。
李白:そうか、じゃあ、いくよ、
「君の瞳に乾杯!」
楊貴妃:軽っ! しかもどっかで聞いたことある。詩仙のプライドどこ行ったのよ!
李白:じゃあ、真面目に、
「天上天下、無敵の美人、
君と酒といずれが上か」
楊貴妃:なによそれ! なんであたしとお酒を比べるのよ!
李白:いやいや、酒と君の美貌、どちらが上かを問うてみた。
楊貴妃:で、どっちが上なの?
李白:・・・どっちも上!
楊貴妃:ズルい!
李白:じゃあ、もう一句、
「君の美貌、月をも覆いて輝けり、
されど酒がなければ詩は詠めぬ」
楊貴妃:結局お酒じゃないの!
楊貴妃・李白:ありがとうございました~!
