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キメハラと同調圧力と学校と。

前回、鬼滅の刃が子どもの中でとても流行っていて、教員としてもその流行りに乗っているという話を書きました。その人の好きなものを知ることが大切だという意味で。その時の記事はこちら


今回は本質は変わりませんが、一見逆のことを言います。教員としてなら、鬼滅の刃が特に好きでない子をどれだけフォローできるかも同じくらい大切ということ。全体に向けてなら、流行りにのっていなくても、好きなことはとことん突き詰めようということです。


「鬼滅の刃知らないの?」学校は同調圧力が発生しやすい場

前提として、現在小学校教員をしているわけではないので実際の現場は分かりませんが、こんな会話が繰り広げられているような気がします。まだ知らないのか聞いてくれるのはいい方で、特に子ども同士だと配慮なんてないので、知っている前提で話が進む気がします。

鬼滅の刃はあまりにも超巨大コンテンツとなりました。世間でも「キメハラ」という鬼滅の刃の押しつけ的な造語が生まれているくらいです。いろいろな年代や背景がある人がいる社会で発生しているこの現象、同じ年で同じ地域に住む子どもが集まる学校という場では、ますます起こりやすいのではないでしょうか。

この同調圧力を、教員も利用している節はあります。どうしても30人以上の集団を統率し一斉授業をするとなると、ある程度の同調圧力(よく言うと団結力)は培わなければいけませんし、多数派や集団に顔が効くリーダー格を教員の味方につけるテクニックもあります。

子ども、特に小学生くらいまでの世界はやっぱり狭いです。家庭と学校、テレビと漫画。最近はyoutubeもありますが・・・。尊敬する人ランキング10位中7位が鬼滅の刃だったことからも伺えます。

けれどその狭い世界の中で、「ブームに乗れなかったから自分はダメなやつなんだ」と思う子がいるのは悲しいですし、教員は学級集団の中にいると同時に外にいるわけでもありますから、その特性を上手く利用して、そうした子のフォローに廻ることも大事なことだと思います。

このときに大事になってくるのが、その子自身の好きなものを大切にするということです。

「その子が好きなものは、何かな?」「虫が好きなのかな?」「このyoutuberが好きなんだ。」「あなたが興味を持っていることを少なくとも私は興味を持って聞くよ」というスタンスを伝えていきたいです。


これに関しては、スクールカーストという似たような観点からマツコ・デラックスが「マツコの知らない世界」でいいことを言っています。

「花いけ」を極めている高校生の「彼女が欲しいけど、スクールカーストの下層にいるし」という悩みに対して
「アンタ達はスクールカーストの下じゃなくて枠外にいる。そんなんでモテるわけがないけど、学生時代のカーストなんてあんなもん何の参考にもならない。カーストに縛られて、この中のここ(下層)で生きるくらいなら、自分の楽しいことをして、カースト外で生きてた方がよっぽどかっこいいし、意味のあること」


好きなことは誰にも否定させない

これは大人でも同じで、好きなこと、得意なことがマイナーでも時代遅れでも自分の「好き」という気持ちは大事にすべきだと思います。もしあなたが好きなものを認めてくれる人が周りにいなかったとしても、あなたが認めていればOKです。

というか私は、「これが好き!」とはっきり言えるものがある人はすごくカッコいいと思っています。noteはそうした「好き」を発信するクリエイターさんがたくさんいるので、いつも楽しく読ませてもらっています。


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