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「AIが使える」だけでは選べない〜AI駆動開発を外部に任せる前に、担当者が確認したい5つの視点

「生成AIを開発に取り入れたい。でも、社内にAIとモダン開発の両方に精通したエンジニアがいない」——情報システム部門やスタートアップの開発責任者の方から、最近こうした相談をよく耳にします。

実際、経済産業省とみずほ情報総研の試算では、国内のIT人材不足は2030年に最大で約79万人に達すると予測されています(2019年公表)。さらにIPA「DX動向2025」では、DX推進人材の不足を感じている企業が85.1%にのぼるという結果も出ています。自社採用だけで体制を組むのは、年々現実的でなくなってきているのが実情です。

そこで選択肢に挙がるのが、AI駆動開発(AIDD)の知見をもつ開発会社への外部委託、とりわけオフショア開発の活用です。ただ、ここで一つ注意したいことがあります。

「AIを使えます」という言葉を鵜呑みにしない

AI駆動開発はまだ新しい領域です。そのため、「うちはAIを使えます」とアピールする会社は増えていますが、ツールを触れることと、品質を担保して開発できることは別物です。

私自身、いくつかの委託事例を見てきて感じるのは、成否を分けるのは次のようなポイントだということです。

  1. AI活用の“実務”実績があるか — 検証用に触った程度か、実案件で工程横断的に使ってきたか。

  2. AIの出力を検証する仕組みがあるか — 生成AIには誤り(ハルシネーション)がつきものです。人によるレビューやテスト体制が欠かせません。

  3. 日本語で要件をすり合わせられるか — 要件定義の精度がそのまま成果物の質に直結します。

  4. セキュリティ・情報管理が明確か — ソースコードや機密情報を扱う以上、ここは契約前に握っておきたい部分です。

  5. 同じチームが定着するか — AIの活用ルールやナレッジは、チームが入れ替わると積み上がりません。

こうした観点を、依頼前のチェックリストとして持っておくだけでも、ミスマッチはかなり減らせます。これらを6つの基準としてより詳しくまとめたものが、開発会社の選び方を整理した記事にありますので、具体的に検討している方はあわせて読んでみてください。

なぜ「ベトナムオフショア × AI駆動開発」が注目されるのか

数ある委託先のなかで、ベトナムオフショアが相性の良い選択肢として挙がるのには、いくつか背景があります。

一つは、若手のAI人材が豊富なこと。平均年齢が若く、生成AIのような新しい技術の吸収・実装が速い傾向があります。二つ目は、日本語対応が可能なこと。技術判断ができるブリッジSE(BrSE)を介して、要件定義の段階から日本語で連携できる体制が組めます。そして三つ目が、コスト優位性です。国内開発と比べて人月単価を抑えやすく、AIによる工数削減と組み合わせることで相乗効果が生まれます。

とはいえ、これも「安い・速い」だけで飛びつくのは禁物です。品質を担保する仕組みがなければ、かえって手戻りが増え、結果的にコストがかさむことも少なくありません。小さくPoC(試験的な実証)から始めて、相性と品質を確かめてから本格的に進める。この順番が、失敗を避ける現実的な進め方だと感じています。

まとめ

AI駆動開発の外部活用は、深刻化する人材不足への現実的な打ち手です。ただ、パートナー選びを誤ると期待した効果は得られません。「AIが使えるか」ではなく「品質を担保してAIを使いこなせるか」、この視点で比較することをおすすめします。

より踏み込んだ選定基準や導入事例、費用の考え方については、カオピーズがチェックリスト形式で整理していますので、参考になれば幸いです。

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