「虫送り」の伝統行事
お盆の間、少し遠出をしてきました。
稲の緑が涼やかで、街中の空気とは違うなぁ〜と窓を開けようとしたところ、フロントガラスにクツワムシ(?)が止まって、飛ばされないようにしがみついているのに気がつきました。
夏といえば、蝉にカブトムシやクワガタ。うちにいると蚊や蜘蛛…とにかく虫の季節でもあります。
緑が続く田んぼを見ながら「そろそろサバーさまの季節だなぁ」と山口に伝わる虫送りの行事を思い出していたのですが、今朝の読売新聞の文化面「虫と日本人」にこの「サバー送り」のことが紹介されていました。
私の出身地、山口県北浦地方では稲につく害虫を祓うため、サバーさまという藁で作った人形(人型ではなかったような…?)を各地ごとにまわし送るという行事が行われていました。県の無形民俗文化財になっているそうなので、今も行われていると思います。
子どもの頃不思議だったのがこのサバーさまは人目につかないように運ばれてくるため、いつ誰が持ってきて、誰か移動させているのかわからないことでした。
実家は農家ではなく、田んぼがある訳でもないのに、サバーさまが道端に置かれているのを見つけても、見て見ぬふりをして通り過ぎ、その行方をこっそり気にする何日かを過ごしていました。皆んな知っているのに、知らないふりをしてやり過ごす経験といえば大げさかもしれませんが、朽ちてゆく藁人形をこっそり運ぶことは稲作には大事なことだと思ったことは心に残っています。
記事には虫と人との関係性についても書かれていましたが、現代は生活様式も変わり、確かに虫との関わりかたも昔とは違いますよね。
「ご先祖さまの霊はトンボに乗って帰ってくるんだよ」母が娘たちに話していたことを思い出します。孫っちに話せる機会があれば良いな…
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最後まで読んでくださってありがとうございます。文章にするのに時間がかかりすぎて、定型でなく、不定期になるかと思いますが、読んでいただけると励みになります ♪
