制作の裏側 今日の抽象画 〜冬の影・ひび・陽の光を描く〜

このドローイングについてのお話です

空気が冷たく澄んできました。

今日もまた、ある日のドローイングについて書いてみます。

この絵を描く前にざっくりとした地図として、冬の閉じて行く感じ、清らかさ、光、影、などを思い浮かべながら始めました。

描く前に手が考えていたことは、右上に向かう方向と、線の硬さと、白に近い薄い色たちを使いたい、ということです。

色面(色が塗ってある面)を多く使い、見た目の強さを狙うことは、今回はやめて、余白の多い絵にしたいと思いました。

灰色ががかった、ひびのような、線を描くことから始めました。

歴史とまでは呼ばれない、なにかしらのできごとの痕跡としての、ひびです。

その後、黄色や薄い青色の色面を少しずつ置きました。
それを白いオイルパステルで薄めました。

制作動画から


そして、影が欲しくなり、濃い青色を置きました。少し強すぎるかもしれない、とも思いましたが、コントラストを表したかったので。
暗く、彩度の高いはっきりした影です。冬の影です。

これが、枯葉のような、木の皮のようなパリッとした感じを出してくれ、ここで、この絵は終わりに向かえる、と思えました。

接写



ここまでずっと硬質なイメージだったのですが、柔らかい形を入れたくなりました。
寒い時期の貴重な陽の光のような。

しかし今回は色を制限したく、ほんの少しピンク味かかったパールの白を、柔らかい厚めの絵の具で置きました。

これで、完成です。

完成した絵をもういちど


※この制作の言語化シリーズは、続けると、もしかしたら私の作品の変容に繋がるかもしれない、と今日思いました。



今日もここまで読んでいただきありがとうございます🌿

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