【泥啜りの光編XX】 血の匂いとクリエイティブ | #昨日のプレイリストは、 『slash』 by yama
「泥啜りの光編」へようこそ。
「泥啜(どろすす)りの光編(ひかりあみ)」と読みます。
二種の動作を造語として繋ぎました。
泥を啜る絶望を支点として差し変え、光を機(はた)にかけるムーヴメントへ凝縮します。
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第十二回:#昨日のプレイリストは、 『slash』 by yama
今日も一段と小春日和。少しづつ春がやってくる。細かい粒子となって私にも降り注ぐ。ようやく安心できる温度だ。
一春、一瞬。

安心できる体温の人が隣にいる。その温度がやさしすぎるため、私はすぐに混乱してしまう。でも、精一杯に強がって、そんな感情は押し殺すように努力する。
正しい引き金を引いて / らしくない / 感情のお前が嫌いだ
悲しい言い訳をして / いつも / ヒロインを演じてるお前を憎んだ
枯れきった乏しい / 世の中で偽って / 物憂げなお前が嫌いだ
こんなふうに、きっと私はその人に思われているのか。
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『slash』 by yama ____ この歌の主人公はどちら側の立場としているのだろう。巧みに入れ替わるので、思考がついていかない。悔しい。私にはあまりないことなんだけれど。
1秒、1秒、シャッタースピードが早過ぎるので、追いつくことが難しい。
鏡に映る本当の / 何も成せないままの僕

鏡に映っているのは、私なのか、僕のほうなのか、読み解けない。
なんて読解が難しいリリックなんだろう。
本当の僕ってだれなのかな。
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東北の春は、日中に温かく感じても、夜になるとずいぶん寒くなる。
別れた後はぬるい涙が頬を伝ってしまい、また悔しくなる。弱い自分に。立ち止まる自分を許せない。
slash your tears away
その涙を切り裂いてしまえ。あなたにこうして私を正して欲しい。自分ではできっこないからさ。
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帰り道、惨めに歩いて帰った。
苦しいなら / きっと闇を切り裂いて 今迎えにいくよ
本当は迎えにきてほしい。闇夜の中は、寒くてとても敵わない。

もしも / この1秒 / 意味があるんだとしたら
僕の結末に新たなるシナリオ / 書き足して
ただ抱き寄せて
言われたように、温かくして、ようやく眠りに落ちた。新たなるシナリオを予感するだけ。
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ひとつ 怖気付いて後悔する将来よりも
ふたつ 殻破って進めば広がる世界
まだ見えてない世界が鮮やかに広がっているみたいから、いっしょは歩いて欲しい。シンプルな方法でだいじょうぶ。ゆっくりでもいいからさ。

もう 逃げることはしない
というか、どこにも、もう、逃げられない。
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“どこにいるの、フレッド。とても寒いのよ。風には雪が混じってる。”
“どうして、泣いているの。”
“何さ、もう 除き屋って大嫌い。”
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——その傷口を流れる泥水を啜りながらも、私たちはそこにある一筋の反射光を見つ。
出典:トルーマン・カポーティ 「ティファニーで朝食を」
