MiRai_sideE - 時間
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シンギュラリティは、
人類が史上最大のテストを受ける出来事――そう教えられてきた。
のちに、火の8日間戦争と言われる、
非接民の抗議活動は、シンギュラリティに起因すると報道されたが、
もちろん、その情報は、非接民に届くはずもなかった。
接続していないのだから。
「やっぱり戦争だったんじゃない」
「だから、デモだってば」
ブレンダは、スマートグラス越しの親友に言った。
「非接民とは、価値観が違うのよねー」
「価値観が1つである必要なんてある?古いわよ」
少数派でありながら、社会を牛耳っている、
「つながっている人々」は、
非接民を、「非効率な存在」と揶揄した。
しかし、オンライン上の、
「他者貢献」が新たな「通貨」になりつつある現代において、
非接民を、救世主としてとらえる風潮があることも事実だ。
「結局、流れてる時間が違うのよねー」
「ちょっとうらやましいけどね」
「えー?意外ー」
「だって、なんでも自分の意思で決められるんだよ」
「え?うそでしょ?」
「うそよ」
「やっぱりね」
「親は選べないけどね」
END
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MiRai|未来に置いてみる
未来に問いを置く思考実験。
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