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朝靄は静かにこの地を包み無音の世界が広がる

日々の生活の中で 何を感じ 何を描くのか 喜びや怒りや哀しみや楽しみ
それらが毎日自分の心の中を通り過ぎます。そのいずれかを見逃さず自分の言葉で絵に表現して欲しいと思っています。そして出来上がった作品は何らかの形で発表する事を希望します。
例えばグループ展や個展そしてSNSを利用するのも良いかもしれません。
作品制作にあたっては 在るがままの風景や静物を忠実に再現する技術力も
大変重要です。
自分が強く心に感じた事柄を 自分の内面で咀嚼し自分の形と言葉で表現する事が最も大切な事だと思っています。
自己表現には音を介したり体を使ったり文章を綴ったりと 様々にあると思います。絵画と言う媒体を通して 社会に何かを発信しようとする人達も居ると思います。
そんな方々のお手伝いをする為に私は絵画講師を続けています。

                              若林 薫



「朝靄の祈り」  P30(91.0×65.2)㎝  アクリル画


朝靄の祈り    

 
作者は多忙な時期も一段落し 今は国内外をゆっくり巡る時間も
取れる様になったのかも知れません。
仏塔が立ち並ぶ丘の上から望む遠望の町
その背後にそびえる山々
朝靄は静かにこの地を包み無音の世界が広がる
間もなく太陽は昇り来て祈りの地を照らします。

この作品はP30号(65.2×91.0)cmの横構図にしています。
木製パネルに寒冷紗をジェッソで貼り描画彩色をしています。
寒冷紗の特性を上手に利用し霞んだ様子を
描き出しています。

又近景の仏塔にはシェルマチエール等を使用して
仏塔の石造りの質感も程良く再現されています。
何層にも積み重ねた色彩の上にゆるく溶いた絵の具で覆い
必要な箇所を再度描き起こす作業をしています。
画面全体をグレートーンで仕上げ
静かで落ち着いた秀作だと思います。
この作品は第48回ひらつか市展に出品し入選しました。
                                       
                                        OCTオクト絵画教室講師  若林 薫





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