声を失う程の感動と興奮に包まれて
日々の生活の中で 何を感じ 何を描くのか 喜びや怒りや哀しみや楽しみ
それらが毎日自分の心の中を通り過ぎます。そのいずれかを見逃さず自分の言葉で絵に表現して欲しいと思っています。そして出来上がった作品は何らかの形で発表する事を希望します。
例えばグループ展や個展そしてSNSを利用するのも良いかもしれません。
作品制作にあたっては 在るがままの風景や静物を忠実に再現する技術力も
大変重要です。
自分が強く心に感じた事柄を 自分の内面で咀嚼し自分の形と言葉で表現する事が最も大切な事だと思っています。
自己表現には音を介したり体を使ったり文章を綴ったりと 様々にあると思います。絵画と言う媒体を通して 社会に何かを発信しようとする人達も居ると思います。
そんな方々のお手伝いをする為に私は絵画講師を続けています。
若林 薫

足下に座して仰ぎ見る
奈良長谷寺に出向き観音立像に対面し
声を失う程の感動と興奮に包まれて旅を続けた事でしょう。
その熱が覚めぬ内にF30号(72.7×91.0)cmの
正面に向かい描こうとしましたが
立像の迫力に躊躇し思う様に筆が進まなかった様です。
それでも 仏に対峙しこのお姿を描き切ろうと
決意したのかもしれません。
大画面を黒い絵具で地塗りし
少しずつ彩色して行く作者の姿勢は
その昔 仏師がひとノミ掘っては両手を合わせ
3度拝礼した姿にも似ている様でした。
半年以上の時間を掛け 大胆な構図でいて細部を丹念に描いています。
対象物をじっくりと観察し その物の構造や仕組みや色相を見抜き
それを画面に再現する力はとても必要な事です。
作者にはその力が 充分に備わっていると思います
この作品は第48回ひらつか市展に出品し入選しました。
OCTオクト絵画講師 若林薫

大人の絵本4 愛しききのうは希望のあした 文と絵 若林薫
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