森のレストラン|桃の香りと、静かな再開
いらっしゃいませ。
ここは、わたしの心の中に開店した小さなレストラン。
春に一度扉を閉めてから、季節は巡りました。
深い緑と鋭い日差しが鮮やかなコントラストを描く、真夏の森。
その端っこで本日、木漏れ日に包まれながら、レストランの扉を開けました。すぐ傍を流れる川のせせらぎが、涼やかな音を運んできます。
まずは、立ち上る湯気とともに静かに紅茶を注ぎます。
窓際からの光を眺めながら、久しぶりに訪れる大切なお客様の足音を待つ、静かな準備の時間。
店内に流れるのは、エラ・フィッツジェラルドが歌う『It's Only a Paper Moon』。軽快なリズムが、夏の午後に心地よく響きます。

本日のひと皿には、旬の桃のアールグレイマリネをご用意しました。
柔らかなピンク色に、真っ白なフレッシュチーズをそっと添えて。淹れたての紅茶の香りと、アールグレイをまとった果実の甘い香りが、真夏の空気にふわりと溶けていきます。
ようこそ、夏の森のレストランへ。

本日のBGM 🎹 It's Only a Paper Moon
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