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bibubibu
ウサギとワシとヘビ
大地の地平。荒野が広がる。
「ピョコ、ピョコ、ピョコ!」
荒野にウサギがいる。
飛び跳ねてはのんきそうだ。
そこに、空にワシが、蛇が地を這っている。
両者、のんきなウサギ狙っている。
一方は空を旋回し、一方は地を這い草の茂みに隠れながら。
何も知らないウサギは、草を食べている。
満腹になって、食べる動きをやめた瞬間に
ザザッ!
ヘビが身体をくねらせ、頭をハンマーのように投げつけ、食らいつこうとする。
ギュイーン!
同時にワシが急降下して、鋭い足の爪を下ろして、つかもうとする。
ウサギが狙われて、命は風前の灯火に。
その瞬間!
「ピョーン!!」
ウサギは跳びはねて、タイミング良くよけてしまう。
そのために、ワシの足にヘビが喰らいつき、ワシは蛇の身体を足のかぎ爪でつかんだ。
互いに離れない。
「グァー! グァー!」
ワシは翼をバタつかせ、叫んでヘビを威嚇する。
しかし、ヘビは喰らいついて、離れない。
ワシはヘビの頭をクチバシで突く。
それでもヘビは離れない。かみついたままだ。
細長い身体をワシに巻き付けようとするが、宙に浮いているので、思うようにできない。
ワシはクチバシでヘビの頭を容赦なく突く。
突いた頭には傷ができ、少しづつ血肉がえぐられていく。
それでも、ヘビは噛みつくのをやめない。
互いにやりあっている。どちらもやめない。
しばらくすると、突かれたためか、ヘビは力を失い、噛みつくのをやめて、地に落ちていく。力尽きたようだ。
そして、ワシも同時に落ちていった。
ヘビは毒ヘビだったようで、身体中に毒が回っていたようだ。
ワシもヘビも、両者は力尽きた。
ウサギは様子を見つつも、少しも気にしてなかった。
のんきにも、ピョコピョコ動いて、どこかへ飛び跳ねていった。
※メキシコのワシとヘビがウサギをつかむ話を元に書いた。
