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2022年W杯について③

まあ、最初からわかっていたことではあるが、やはりクロアチアは手強かったということであろう。

延長をやっても決着がつかず、PKで勝敗が決まるというのも、クロアチアらしい。前回のロシアW杯でも、決勝トーナメント以降の試合、ラウンド16、ラウンド8、準決勝と3試合とも延長まで戦って、うち2試合はやはりPKにもつれ込んでいる。

相手を圧倒的にねじ伏せるだけの決定力がないと言ってしまえば、そのとおりなのであるが、絶対にあきらめない執念、しぶとさは大したものだと思う。敵ながらあっぱれな相手である。

クロアチアというのは、つい20年かそこらくらい前まで、ずっと内戦で紛争が絶えなかった地域である。ルカ・モドリッチも幼少期に内戦を経験し、難民生活を送ったことがあるという。そういう意味では、生命の危険に晒されるような経験などしたことのない日本人とはちょっと性根が違うのかもしれない。

いずれにせよ、PKでの勝敗というのは、試合の記録としては「引き分け」であり、サッカー選手の「じゃんけん」のようなものである。半分は運だと思えば、まあ日本としては最大限の善戦をしたと言えるだろう。

少なくとも120分間では決着がつかないくらいに拮抗した戦いができたということは間違いないし、これでもう、ドイツ戦、スペイン戦の勝利を「まぐれ」と言われる心配はなくなったのではないだろうか。

ここまでのラウンド16の6試合の結果で、オランダ、アルゼンチン、フランス、イングランド、ブラジル、クロアチアが次に進むことになった。ここにスペイン、ポルトガルが加わるかどうかは間もなく決まる。

グループリーグで、ドイツ、ウルグアイ、ベルギーが消えたのは意外であったが、残ったメンツを見ると、まあ妥当な顔ぶれという印象を受ける。

ここから先は、本当に何が起きても不思議ではないくらいに熾烈な争いが繰り広げられることになるのだろう。どこが勝ち進むのか、まったく予想ができなくなってきた。

人情としては、クロアチアには頑張ってもらいたい。


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