#40 男が「この子は逃したくない」と思う瞬間
男が「可愛い」と思う瞬間と、「逃したくない」と思う瞬間は全く別物だ。
可愛い子はたくさんいる。一緒にいて楽しい子もたくさんいる。でも男が本気で焦るのは、「この子を失ったら次はないかもしれない」と感じた時だ。
恋愛感情が最高潮になった瞬間ではない。希少価値を理解した瞬間だ。
男が逃したくないと思う最大の瞬間。結論から言う。
「自分を理解してくれる女性が、実は他の男にも求められる存在だと気付いた時」
これだ。
男は基本的に自惚れている。「この子は俺のこと好きだろう」「多少放置しても大丈夫だろう」——そう思っている。ところがある日突然「え、この子普通にモテるじゃん」「いなくなる可能性あるじゃん」と現実を突き付けられる。その瞬間にスイッチが入る。
具体的なケースで言う。
付き合う前、男が仕事で連絡をサボる。女性は責めない。重いLINEもしない。「忙しいんだね」で終わる。男は安心して放置する。
ところがある日、女性が友人との予定を優先する。返信も遅い。会う日程も埋まっている。そこで初めて男は考える。「あれ?俺って別に特別扱いされてなくない?」「もしかして他に取られる?」——ここから急に追い始める。
女性は「急に優しくなった」と思う。違う。危機感が生まれただけだ。
男しか知らない本音を言う。
男は好きだから追うのではない。失いたくないから追う。この順番だ。
だから恋愛初期に尽くしすぎる女性ほど不利になる。何でも合わせる、いつでも会う、全部許す——すると男は安心する。安心すると価値を感じなくなる。残酷だが事実だ。
この構造を正確に言うとこうなる。
依存されると安心する。安心すると雑になる。自立していると緊張する。緊張すると大切にする。
男なんてそんな生き物だ。
失敗例も言う。
男性から連絡が減った。女性は不安になる。追いLINE、確認LINE、お気持ち表明——結果、男の危機感はゼロになる。逃げないと確信するからだ。
「好きだから頑張る」ではなく「不安だから追う」になっている。その時点で主導権を失っている。
では男が結婚まで考えるレベルで逃したくないと思うのはどんな女性か。
自分を受け入れてくれるのに、頑張らないと失う女性。
わがままを全部許す女性ではない。高飛車な女性でもない。ちゃんと愛情をくれる。でも雑に扱えば離れる。ちゃんと線引きがある。だから男は努力する。
男同士で飲んでいる時、本気で好きな女性の話になると決まって出る言葉がある。
「他の男に取られたらマジで嫌だ」
容姿の話ではない。自分を理解してくれる、居心地がいい、それなのに他の男から見ても魅力的——その女性を失う未来が見えた時、男は初めて本気になる。
だから女性がやるべきことは単純だ。追わせるテクニックを覚えることでも駆け引きすることでもない。自分の人生を充実させることだ。
男がいなくても笑えること。男がいなくても忙しいこと。男がいなくても幸せでいること。それが結果的に一番強い。
「逃したくない女になりたい」と言いながら、男中心で生活している女性は多い。それは真逆だ。
男が逃したくないと思うのは、自分の人生の主役を男に譲らない女性だ。
男は、自分に依存する女性を好きになることはある。
だが、自分に依存しない女性を失うことを恐れる。
そして恐れた時に初めて、本気になる。
