#137 男は彼女の友達を見て、本人を判断することがある
男が彼女の友達に会った日。女性はだいたいこう聞く。
「私の友達、感じよかったでしょ?」
男は答える。「うん、いい子たちだった」
だが男が見ていたのは、友達の感じの良さではない。
その友達と一緒にいる時、彼女が「何を普通だと思っている人間なのか」だ。
辛口ペンギンから言わせてもらう。恋人の前では、人は演じられる。優しくできる。言葉も選べる。
だが昔からの友達の前では、素が出る。
つまり男にとって彼女の友達は、
彼女の「無加工版」を見るための鏡なのである。
本気の男ほど、ここを密かに見ている。チェックポイントを5つ教える。
1位 友達の発言に、彼女が「どこで引くか」
友達同士の会話で出る。
「男なんて財布でしょ」「彼氏には言わなきゃバレない」「旦那には残業って言って飲みに来てる」
彼女本人は笑っているだけ。自分は言っていない。だから問題ない――と思っている。
違う。男が見ているのはここだ。
「この発言を聞いて、この女はどこで引くんだ?」
笑う。同意する。止めない。「この子いつもこうだから」で流す。男はその反応から彼女の価値観を推測する。
実例。結婚を考えていた彼女の友達グループと飲んだ男がいた。一人が「旦那には残業って言ってある」と笑い、彼女も一緒に笑った。
男は後日、友人にこう言った。
「浮気するとは思わない。でも、嘘をつくことへのハードルが俺と違う気がした」
ハッとしてほしい。男は友達の行動で彼女を有罪にしていない。
彼女が何を「笑って済ませられること」にしているかを見ている。
2位 彼氏の悪口が、グループの「娯楽」になっていないか
恋愛相談は普通。愚痴も普通。男が引くのは、彼氏を下げることが友達グループの娯楽になっている場合だ。
「うちの彼氏、本当に使えない」「男って単純だから適当に褒めとけばいい」
これで盛り上がる友達に、彼女も「わかる」と笑う。男は思う。
「俺がいない時も、こうやって話されてるんだろうな」
「愚痴くらい言わせてよ」と思うだろう。言えばいい。ただし、相談と公開処刑は違う。
二人の喧嘩、性生活、彼の収入、家族、本人が知られたくない弱点。そこまで共有する女を、男は結婚相手として警戒する。
なぜか。結婚後の未来が見えるからだ。
喧嘩する→彼女が友達に全部話す→友達が彼を嫌う→二人は仲直りする→友達だけは彼を嫌い続ける→次の喧嘩で「みんなもあなたがおかしいって言ってる」。
男からすると最悪である。
結婚したのは一人の女なのに、揉めるたびに審査員が増える。
3位 友達の前で「人格が変わる幅」
二人の時は穏やか。店員にも丁寧。悪口も言わない。
ところが友達と会った瞬間、声が大きくなる。他人を品評する。マウントを取る。男を雑に扱う。
男は混乱する。「俺が知っている彼女と、どっちが本物なんだ?」
答えは、どちらも本物である。人は相手によって変わる。問題は、変わる幅だ。
実例。彼氏と二人の時は「ブランドに興味ない」と言う倹約家の彼女。だが友達と会うと「そのバッグ去年のじゃない?」「彼氏なら誕生日にこれくらい買うでしょ」の会話に笑って参加する。
男が気にしたのはバッグではない。
「このグループにいる限り、俺たちの生活は他人との比較から逃げられないのでは?」
男は彼女の友達を見ながら、将来の家計まで想像する。それくらい、周囲の価値観は怖い。
4位 二人の人生に「第三者の許可」が要るか
何でも友達に相談する。どこへ行くにも一緒。大きな決断もまず友達に聞く。
仲がいいのは素晴らしい。男が不安なのは一点だけ。
「この人は自分の人生を、自分で決められるのか?」
同棲の話が出る。彼女はその場では前向き。翌日、友達が「まだ早くない?」と言う。彼女の態度が変わる。
男は思う。昨日まで二人の話だったのに、今日から知らない人の意見で未来が変わった。
結婚後もこれが続く。家を買う、子どもを持つ、親との距離。そのたびに友達の意見が入る。
男が嫌なのは友達の存在ではない。二人の人生に、常に第三者の許可が必要なことである。
5位 友達に「大切にされているか」
意外と男が見ているのがこれだ。
彼女ばかり店を予約する。毎回迎えに行く。友達の相談は何時間も聞く。なのに彼女が困った時、誰も来ない。遅刻されても怒れない。嫌なことを言われても笑っている。
男は「優しい子だな」では終わらない。
「この人、自分を雑に扱う人を切れないんだな」
これは結婚に直結する。自分を大切にできない女は、他人の要求を家庭に持ち込む。「頼まれたから」「断れなかったから」「昔からの仲だから」。その結果、夫婦の予定が後回しになる。
男が見ているのは、彼女が誰を大切にしているかだけではない。
誰にまで、自分を差し出してしまう人なのか、だ。
女性側の最適解
「男ウケのいい友達だけ残せ」という薄っぺらい話ではない。確認するのは5つ。
友達の悪い行動を「友達だから」で正当化していないか
彼氏のプライバシーを娯楽にしていないか
友達の意見で、自分の恋愛を毎回変えていないか
他人との比較を、幸せの基準にしていないか
そして一番大事なこと。彼氏の前と友達の前で、価値観が別人になっていないか
最後に
「友達と私は別人だから」
半分正しい。だが半分は逃げである。
何年も一緒にいる人。何度も相談する人。時間を使って会う人。その人たちは偶然隣に座った他人ではない。
あなたが「この人とは一緒にいられる」と選び続けてきた人間である。
友達はあなたの過去の偶然ではない。あなたの選択の履歴書だ。
男は彼女の友達を見て、彼女を決めつけているのではない。
彼女が何を笑い、何を許し、誰の言葉に影響され、どんな空気を「普通」として生きているのかを見ている。
そして結婚を考える男ほど、そこを気にする。
なぜなら結婚するのは彼女一人でも、
彼女の「普通」を作った人間関係まで、結婚後の生活についてくるからである。
辛口ペンギンでした。
