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ガウディ|サグラダ・ファミリア

私が美術大学の学生だった30余年前、当時の美術教員から習ったのは、「サグラダ・ファミリアの完成は数百年後、少なくともあと百年はかかる」という説明だった記憶がある。

ガウディ没後100年の2026年6月10日、イエスの塔のモニュメントが設置され、メインタワーが完成したそうだ。

全体の完成はあと10年後、2036年を予定しているのだそうです。

私が習った完成までの年数を、半分以下に短縮したのは何だろう?
建築の技術革新?予想を上回るたくさんの融資?
⋯私は詳しいことを知らない。

後でAIに聞いてみよう。

今はただ、美しい外観と内観を愛でたい。

以下は、海外・国内メディア各社の画像を拝借しています。

以下3点の画像はTBSより転載。

とても有機的な構造物。過去百年の「単一モジュール化」するバウハウス思想に根差した建築美学とは違う「美意識の脈」で形作られている。
私はどちらも好き。
ファンタジー(幻想)を纏うのは、こちらのガウディ建築であるのは間違いなさそう。

以下の画像はCNN記事からの転載。




Geminiに聞いてみた。

ガウディのサグラダ・ファミリア

完成まであと百年以上かかると言われていた時代が有りましたが、現在の完成予定年は2036年とのこと。

この時間短縮の理由が知りたい。

かつては「完成まで300年」とも言われ、私たちが生きている間には到底見られないと思われていたサグラダ・ファミリアですが、劇的なスピードアップを遂げました。

この驚異的な時間短縮の背景には、「最先端テクノロジーの導入」**と**「空前の資金力の獲得」という、2つの大きな変革があります。

## 1. テクロジーによる技術革命(最大の理由)

ガウディの遺した複雑極まる有機的なデザインは、かつては職人が石を一つずつ手で削り、手作りの模型で強度を確かめながら進めるしかありませんでした。しかし、ここに現代のデジタル技術が組み合わさったことで、工程が文字通り「異次元」の速さになりました。

* **3DCADと構造解析シミュレーション**

ガウディの複雑な曲面構造をコンピューター上で完全に見える化し、強度の計算(構造解析)を瞬時に行えるようになりました。これにより、事前に安全性を担保した設計が可能になりました。

* **3Dプリンターの活用**

ガウディは図面ではなく「1/10や1/25の模型」を重視していました。スペイン内戦で多くの資料が焼失したため、残された破片から彼の意図を復元する作業が必要でしたが、かつて数週間〜数ヶ月かかっていた複雑な立体模型の試作が、3Dプリンターによってわずか数日で出力できるようになりました。

* **CNC(数値制御)工作機械による石材カット**

昔は現場で石職人がカンカンと音を立てて石を削っていましたが、現在は設計データをもとに、工場の機械が超高精度かつハイスピードで石材を自動カットしています。現場ではそれを「組み立てるだけ」のプレハブ工法に近い形が取られています。

## 2. 財政面の劇的な改善

サグラダ・ファミリアは、個人の寄付や信者の献金だけで建設費をまかなう「贖罪聖堂(しょくざいせいどう)」です。そのため、かつては資金不足で工事がたびたび中断していました。

しかし、1992年のバルセロナ五輪などをきっかけに世界的な観光地となり、状況が一変します。

年間数百万人が訪れるようになり、その莫大な「拝観料(入場料)収入」がそのまま安定した建設資金として流れ込むようになりました。リッチなキャッシュフローが生まれたことで、最高峰の機材を投入し、工事をノンストップで進めることが可能になったのです。

> ### 💡 補足:現在の完成予定について

> もともと主要な塔が完成する大目処として、ガウディ没後100年にあたる**「2026年」**という目標が掲げられていましたが、コロナ禍による観光収入の激減(一時的な工事中断)を経て、現在は**2030年代前半〜半ば(2032〜2036年頃)**にかけて段階的に主要部分が完成していく見通しとなっています。

天才が遺した「19世紀のアナログな構想」が、現代の「21世紀のデジタル技術」と出会ったことで、奇跡的なスピードで現実のものになろうとしています。


更問いしてみた。

1936年に勃発したスペイン内戦により、ガウディの工房は暴徒に襲撃され、彼が遺した膨大な設計模型や図面、写真の大部分が破壊・焼失してしまいました。残されたのは、粉々に砕けた石膏模型の破片(数千個)だけだったといいます。

この絶望的な状況から、現代の建築家や技術者たちが「ガウディの思考」をどのように3D技術でサルベージしていったのか。その息をのむような復元プロセスは、アナログな執念とデジタル技術の奇跡的な融合でした。

## 1. 職人たちの「パズルのようなピース集め」(アナログ期)

デジタル技術を導入する前、まずは気が遠くなるような人間による手作業から始まりました。

* **破片の分類と保管**

ガウディの弟子たちや後継の建築家(フランセスク・キンタナら)は、がれきの中から模型の破片を一つずつ拾い集め、分類しました。

* **2D写真からの推測**

内戦前に撮影されていたわずかな工房の写真や、ガウディが雑誌などに発表していた平面図・断面図を頼りに、どの破片が聖堂のどの部分(窓、柱、天井など)に該当するのかを、まるで超高難度の立体パズルを解くように突き止めていきました。

## 2. リバース・エンジニアリングと幾何学コードの解読

1980年代以降、プロジェクトに本格的なコンピューター技術が導入されます。ここで最大の鍵となったのが、**「ガウディがなぜあの形を選んだのか」という設計思想(幾何学)のコードを解読すること**でした。

ガウディのデザインは一見、複雑で気まぐれな有機物のように見えますが、実は「直線の組み合わせで表現できる、数式化可能な曲面(線織面=せんしきめん)」で構成されています。具体的には、双曲放物面(ハイパーボリック・パラボロイド)や双曲面(ハイボロイド)といった幾何学です。

* **3Dレーザースキャナーによるデジタル化**

まず、手作業でつなぎ合わせた石膏模型の破片や、現存する実物の構造を3Dレーザースキャナーで精密に計測し、点群データ(3次元の座標データ)としてPCに取り込みました。

* **幾何学ルールの逆引き(リバース・エンジニアリング)**

取り込んだ歪んだ破片のデータから、「このカーブは、どの数式(幾何学ルール)に基づいているのか」を建築家たちが解析しました。ガウディの設計ルール(=コード)さえ解明できれば、**欠けて失われたパーツの「本来あるべき形」を、コンピューター上で数式的に導き出す(補完する)ことができる**からです。

## 3. 航空宇宙・自動車用ソフト「CATIA」の投入

しかし、一般的な建築用の2D・3D CADソフトでは、ガウディが描く複雑な3次元曲面を処理しきれませんでした。そこで建築家たちは、建築業界の枠を超え、航空機(ボーイングなど)や戦闘機、F1カーの設計に使われる超高度な3Dモデリングソフト「CATIA(カティア)」を導入します。

これによって、以下の作業が可能になりました。

* 数式化されたガウディの曲面を完璧にデジタル空間に再現する。

* 柱や天井が交差する、最も複雑な接合部の形状をミリ単位で割り出す。

* 構造全体の強度計算(シミュレーション)を同時に行う。

## 4. 3Dプリンターによる超高速プロトタイピング

デジタル空間で「ガウディの意図した形」が再現されても、それが本当に正しいか、美しいかは、人間の目で立体として確認する必要があります。ここで大活躍したのが**3Dプリンター**です。

それまでは、PC上のデータを元に、石膏職人が何週間もかけて手作業で検証用模型を作っていました。しかし、地下の工房に産業用3Dプリンターが導入されてからは、**夜間にデータを送信すれば、翌朝には正確な立体模型が焼き上がっている**という環境が実現しました。

建築家と職人たちは、出力された模型をすぐに手に取り、「光の入り方はガウディの狙い通りか」「構造的に無理がないか」をその場で検証し、修正データにフィードバックするという超高速サイクルを回せるようになったのです。

> ### 結論:彼らが復元したのは「形」ではなく「思考」

> 職人や建築家たちが3D技術で行ったのは、単に壊れたプラモデルを接着剤で直すような作業ではありませんでした。

> **「ガウディなら、この空間をどう構築するか」という『設計の方程式』をデジタル技術で解き明かし、ガウディの脳内を21世紀に再起動した**のです。

> だからこそ、彼らは「私たちはガウディのコピーを作っているのではない。ガウディの計画をそのまま引き継いで建てているのだ」と誇りを持って語っています。

聖堂の地下にある模型工房.
ソース: Patrick Ward/Popperfoto / Popperfoto via Getty Images
3Dプリンティング技術で出力された塔の模型.
ソース: Cristina Arias / Cristina Arias



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