何を書いてあるか、どう書いてあるか、どちらも楽しめるから、本の虫の皆さん、オススメします
おお…マメだね、お父さん。
森本さんの一言が、とても好きです。たくさん書かなくても、この一言で多くのことが伝わります。文体のキャラが立ってます。
他のnoteも以前読ませて頂いているから、聡明かつ省エネ型の著者さんかなと、私は想像しています。
非日常が日常になってしまう前に、引き上げよう。
ご自身を見たり、状況を把握する力が高いと感じました。遠くまで見えるから、見通しがいいけれど、情報が多く入るから疲れることもあるはず。
なんとも規模が小さくて、笑ってしまう。どうせなら片道切符を買って夜行列車で北を目指すとかすればいいのに!全てを御膳立てしてもらった上でお金もかからない、おままごとのような時間だった。
これは森本さんの受け止め方や人生観だと拝読しました。
事情が分からない一読者としては、予算が限られていて、自分で決めるパワーも下がっている時に、安全で干渉されない安静に出来る環境を選択なさったから、凄いと思います。
「おままごと」や「規模が小さい」とお書きになられたことは、ご自身を客観的に見る力が高いことも関係するのかもしれませんね。状況に応じて、適切な判断を下されたと思うのです。
——と、余計なことを書いたかもしれません。
人生の逆境と回復を、児童書の挿絵のように柔らかいイラストとともに、丁寧で無駄のない内面描写で語られています。
病気や事故や障害など、色んな理由で、僕らは疲れ過ぎる日もあります。いつもの自分に帰る方法は複数あるといいです。
抽象的だけど、揺れてる時に一緒に揺れられるより、灯台のように揺れないでいてくれると、助かります。
このエッセイは、本を読むパワーが落ちている時も負担なく読みやすいはずです。そして、文体のキャラと「聡明かつ省エネ型」と書きましたが、この作品は、逆境を扱っているのに、あまり揺れないでくれています。それは、なかなか真似出来ない高度な技術です。
「灯台」は、家族や友達やパートナーや専門家など、実際に会える誰かも大切ですが、探すと、こうして文章を通して力を借りることも出来ます。
それでは、エッセイを楽しまれて下さい。
良い旅を。
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