🎬️大洪水(Netflix)分からなかった、という感想
ディザスター映画だと思って再生したら、思いがけずSFの領域へ連れていかれた。
洪水という分かりやすい題材から入った分、その先で起こる出来事や構造が想像以上に難解で、理解が追いつかないまま似たようで少しずつ違う場面を何度も見せられることに戸惑って(飽きて)しまった。
正直に言えば、観ていて楽しい時間だったとは言い難い…
それでも最後まで再生を止めなかったのは、キム・ダミとパク・ヘスという二人の存在感があったからだと思う。
キャストの妙に押し切られた。
キム・ダミちゃんは、これまでの「どこか浮世離れした役柄」とは違い、今作では現実に足のついた人物を演じていて、母親としての顔がちゃんと見えたのは印象的だった。
姉弟のようにも見えてしまう瞬間はあるけれど、それも含めて、これからの方向性を模索するチャレンジ作なのかもしれない。

パク・ヘスさんは、いつもの如く「そこにいるだけで画面が締まる」存在感。
佇まいがカッコいい。
銃の構えが好み。なぜか銃の構えがカッコいい人に惹かれがち。カッコいい…何回いうねん。
善も悪もどちらも魅力的に演じられる素敵な俳優さんでキャストに名があるだけで無条件にマイリスト入りさせてしまう。
今回も役の立ち位置以上に、彼自身の佇まいが強く印象に残った。

ラストの意味はいまだに掴みきれず、観終わったあとも霧の中にいるような感覚が残った。
決して万人向けではなく、私にとっては少し居心地悪い鑑賞体験だったけれど、キム・ダミちゃん…いや、もうキム・ダミさんかな。
俳優の変化を確認する一本としては意味のある作品だったと思う。
面白かったとは言えないのに、この二人がキャストなら結局最後まで観てしまう。
……🎭️負けたよ、と思った。

