【美術館を撮る】世田谷美術館/ゴミ処理場と「何もない展示室」




















































世田谷美術館は1986年開館。設計した内井昭蔵(1933-2002)は世田谷美術館のほか、蕗谷虹児記念館や浦添市美術館なども手掛けております。
緑豊かな砧公園の中にあることで有名な本美術館ですが、美術館の真隣にはゴミ処理場である世田谷清掃工場もあります(写真に写っている煙突はここの工場のもの)。当然のことながら徹底した公害対策、そして景観・地域調和が図られている施設で、後で調べて気づくほどの違和感のなさは驚異的でさえあります(三島喜美代さんはゴミ処理場から出る溶融スラグを使って作品制作をしていたぐらいなので、芸術の視点からもゴミ処理場の見学は将来的にありです)。



世田谷美術館で思い出すのはなんといっても2020年7−8月、コロナ禍に開催された企画展「作品のない展示室」。私は結局行けずじまいでしたが(鑑賞初心者でしたし、慎重にならざるを得なかった時代です)、2026年の現在開催中である「田中信太郎――意味から遠く離れて」は、そんな経験をした美術館の、展示室の持ち味を感じたりもしました。
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