「花の表現、その多様性/特別展示 新収蔵品展示」(平塚市美術館)
花にまつわる作品を集めた収蔵品展。5月に女子美アートミュージアム(相模原)で開催される堀文子展とコラボをするとのことで、展示室外のベンチ横に図録等が置かれておりました。
升に入った金魚でおなじみの深掘隆介、北澤映月などの過去に平美で展覧会をやった作品のほか、伊東深水(人の暖かさを感じられる冬の美人画)、鏑木清方(風俗画)、岸田劉生(油彩ではなく、文人画時代の作品)などといった古典的作品、さらには市川裕司によるギンギラギンな現代芸術も登場。以前、劉生の文人画を観たときは正直「もったいなさ」を感じていたりもしたんですが、今回は花の描きこみに惹かれておりました。価値観って変わりますね。
個人的に嬉しかったのは、昨年平美で展覧会をやった原良介《サギ子》《フナ子》との再会(寄贈という形で平美収蔵に)。駆ける少女たちが段階的に鳥や魚に変身するという比較的爽やかで穏やかな作品。この展覧会の最後の作品で、展示室を出るのが名残惜しくなった作品でした。
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