バラと記念日
先日、お付き合いして1周年の記念日を迎えた。
ありがたいことに彼氏(婚約したし次から夫と呼びます)は私に愛想を尽かすことなく1年間一緒にいてくれた。
少し前にはプロポーズもしてもらって、そして1年記念日までとなるとちょっと気が引けたけれど、お祝いにと花束を買ってくれることになった。
なんでも、実は私がプロポーズの時に花束をもらうことに憧れがあったと漏らしたのを気にしていたらしい。素晴らしいプロポーズをしてくれたのに、私の配慮ないつぶやきのせいで悩ませてしまって申し訳ない。
夫はロマンチックな性格だ。
付き合うとなった時もだいぶシチュエーションを考えて告白してくれた。元々は私が周りからドン引かれるくらい好意を押し付けた結果だったのに、自分も好きだという言葉を素敵な場面で贈ってくれた。
プロポーズもとても素敵にしてくれて、素敵すぎて私がもう1回プロポーズしてくれととんでもないことを言うほどだったのに、花束に憧れがあったの一言で後悔を残させてしまった。本当に申し訳ないと思っている。
そんな夫は、バラの花束を贈ると決めていた。
私がプロポーズ前、バラの花束は本数によって意味があるとテレビを見ながら言っていたのを夫が覚えていたからだ。(私は言った記憶がない)
記念日より前から夫が仕事帰りなどに花屋を覗いたところバラの入荷は少なく、問い合わせしてもその日にならないと入荷状況はわからないと回答が来たらしく、結局夫は記念日当日に私と花束を買いにお店巡りをすることとなった。
まずは天神北のユニクロフラワーを訪れた。
いつも色とりどりの花束がおかれていて、お値段も優しい。
私としても大変立派なプロポーズをしてもらったので夫の財布事情は分からないが大切にしてもらいたいと思っていた。
私も選ぶつもりだが、夫も気に入るようなバラが見つかればいいなと思っていた。
バラはすぐに見つかった。
しかも赤いバラとピンクのバラで入荷していた。
他にもオレンジを基調としたブーケや、ピンクや白い花だけで作られたブーケもあったが、夫はバラの花束にこだわった。しかも赤いバラの花束だ。
夫はバラに決めてはいたものの、私としばらく花を見回ってくれた。
以前別の花屋さんでも一緒に花を眺めた。私が好きなものを夫は大切にしてくれる、そういうところも好きだ。
見回った後は夫はバラを必要な本数取った。私がカスミソウも入れてほしいと言うとカスミソウも取り、花束にしてもらうためにレジに並んだ。どうしてもバラは12本の花束にしたかったそう。
会計後、花束にするのでしばらく経ってからまた来てくださいと言われたので夫とロフトやGUでウインドウショッピングをして、カフェでコーヒーを飲んだ。夫は香りが良い限定の豆を。私は酸味が少ない王道系を。
2人ともモンスターハンターNowをしているので、待ち時間の間も退屈しなかった。むしろ2人とも狩りたいモンスターがいたので、充実した時間になった。
花束を受け取りに行ったとき、店員さんから「実は少し傷んでいるバラがあったのでスプレーバラと交換させてもらった」とお詫びされた。
バラはもう在庫がなく、仕方なくスプレーバラにしてくれたらしい。
受け取った花束はずっしりと存在感のある重さをしていた。
夫は何か言いたそうだったが、ほかにも並んでいる人がいたのでお会計後はさっさと店を出た。
バラはどれもみずみずしくて綺麗な赤色で、こんな素敵な花束をもらえるなんてととても嬉しかった!カスミソウはバラの鮮やかさを引き立ててくれていて、わがままを言って花束に入れてもらってよかったと感じた。
夫はスプレーバラを加えたことによって、意図していたバラの本数になっているかとても気にしていた。夫はどうしても12本のバラの本数にしたかった。
数えてみるとバラの輪数は12を越えていたけれど、切って本数を整えたら大丈夫と伝えたらちょっと持ち直したようだった。
赤いバラの花束をプレゼントしてもらえる人生なんて想像していなかった。
憧れはあったけれど、テレビの向こうの世界の話のような、いまいち自分と結びつけられていなかった。
ぴったりな言葉を見つけられないほどうれしい。この記事でうれしさを表現したいのに、言葉にできないなんて力不足を痛感する。
夫がまたバラを贈りたいと思えるような女性になれるように自分を磨いていきたい。
ところで、なぜ夫がバラの本数を12本にこだわったか。
それはバラが12本だと、「私の妻になってください」という意味になるからである。ダズンローズともいって、欧米ではプロポーズの定番らしい。
つくづくロマンチックな男である。
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