ポケモンキッズと旅する 第175回 オタチ|岡山県新見市
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第百七十五回、オタチと新見です。

岡山県の西北部に位置する新見盆地は、高梁川によって形成された小規模な盆地で、東西方向に広がっています。

この盆地の北側は中国山地の脊梁山脈に、南側は吉備高原へと続くという地形的な変化が見られ、市街地はこの盆地の底に展開しています。

城山公園は、周囲の盆地から独立してそびえる標高225メートルの丘陵、「城山」に位置しています。

この城山という名称は、戦国時代に何らかの防御施設があったことに由来すると考えられています。

園内の展望所からは、新見市街地を一望でき、西側の新見駅方面や南側の御殿町周辺の商業地域など、奥行きのある景色が広がります。

眼下には、高梁川が新見市街地を縫うように蛇行して流れる様子が見えます。

また、盆地を取り囲む地形の全体像も同時に把握でき、四方を囲む中国山地の連峰と吉備高原の丘陵地の広大な構造を望むことができます。

春には桜が咲き誇り、また秋には山全体が紅葉に染まり、冬の枯れ木の間からは新見の市街地を一望できます。

初春という城山公園を訪れたときは、静寂の中に生命の息吹を潜めている時期でした。

桜の木々はまだ花芽も膨らんでいない状態で、骨ばった枝のみが空に伸びています。
しかし、目を凝らすと、その枝には薄紫色の小さな花芽が無数に並び、開花に向けて静かに準備を進めていることが分かります。

公園内の各所には、春祭りに向けた準備として、提灯がまばらに設置されていました。

木々のシルエット、提灯、眼下の新見盆地が、まだ花が少ない時期にあって、静寂の中に春を待つ季節の姿を映し出していました。
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