ポケモンキッズと旅する 第215回 シュシュプ|東京・猿江
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第二百十五回、シュシュプと東京・猿江です。

猿江恩賜公園は、横十間川や小名木川、堅川に近い平坦地に広がり、都心の中でひときわ落ち着いた空気を保っています。

地図の上では川というより運河の網の目に近く、その結び目のような場所に、広い緑地が静かに横たわっているのが、この公園の地形的な面白さです。

かつてこの一帯は、江戸幕府の貯木場としての役割を担い、明治以降もその土地はしばらくは貯木機能を引き継ぎながら、都市の変化を見届けてきました。

やがて土地の一部が南半分から公園として開放され、さらにのちに北半分も加わって、今日のような広い公園の姿に整えられていきます。

園内を歩くと、四方を川に囲まれているためか、都心にありながら空が広く感じられ、風もまた少し水気を帯びている気もします。

舗装された道の向こうに芝生や樹木が連なり、視線を遮る高い起伏がほとんどないので、平坦な土地ならではの開放感が、そのまま公園の性格になっています。

水辺に立つと、機能的な貯木場の面影が、水と緑の穏やかな表情の下にうっすらと残っているように感じられます。

猿江恩賜公園から横十間川沿いへと歩みを進めると、景色は連続しながらも質がわずかに変わり、細長く伸びる横十間川親水公園の、静かで落ち着いた水辺の風景が現れます。

この地域は海抜0m付近のきわめて平坦な地形であるため、ポンプや水門といった治水システムによって厳密に管理されています。

そのため、ここに見える水面は、人の手によって維持されている流れと言え、地図上では一本の何気ない川に見えても、実際には緻密な仕組みの上に成り立っています。

水辺の遊歩道に立てば、川面は驚くほど静かで、水鏡となった水面には高層マンション群の影が映り込み、平地の静けさの中に都市の密度が際立ちます。

この遊歩道では、川のそばをなぞるように歩くことができ、水辺を身近に感じられることが大きな魅力です。

また、生活に溶け込んでいるこの一帯の橋梁は、川沿いの風景の中で、日々の暮らしを静かに支える役割を果たしています。

小名木川クローバー橋は少し趣が違い、複数の水路が交差する結節点として特有の複雑な水辺の風景を作り出しています。

橋上から俯瞰すると、川の流れの先に連なる住宅地、さらにその背後に聳える高層建築群が、平坦な土地に積み重ねられた人々の営みを、幾重にも重なり合う層として視覚化しています。
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