ポケモンキッズと旅する 第179回 カエンジシ|千葉県松戸市
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第百七十九回、カエンジシと松戸です。

1993年4月29日(当時の「みどりの日」)に開園した「21世紀の森と広場」は、松戸市千駄堀地区を代表する都市公園です。

その名称は、21世紀という新しい時代を見据え、その端境期にあたる20世紀末に計画・建設されたことに由来しています。

高度経済成長期以降、千駄堀地域は都市化の波に晒され、自然環境が失われる危機に直面していました。

従来の都市公園の整備では、小川の舗装による親水公園化や、湿地の埋め立てによる芝生広場の造成など、自然を改変する手法が主流でした。

これに対し、松戸市は「千駄堀の自然を守り育てる」を基本理念とし、既存の自然環境を最大限に保全し、人為的な介入を極力抑えるという、従来とは一線を画した方針で公園づくりを進めました。

公園の中央を南北に貫通するアーチ橋が架けられており、谷地を越えるその橋の存在が高低差を感じさせます。

下総台地の典型的な地形である、台地と、谷津と呼ばれる河川が侵食してできた細長く奥まった谷状の地形から成り立ち、その大部分を樹林地が占めています。

この森は、雑木林、照葉樹林、スギの植林といった複数の林相で構成され、園内には下総台地の谷津に位置する千駄堀池をはじめとする湿地帯が保全されています。

千駄堀池は、周囲の台地より低い場所に湧水が集まってできた池です。

その周辺の湿地帯には水生植物が自生し、季節ごとに様々な野鳥が飛来します。

21世紀の森と広場の中でも既存の樹林を最大限に活かし、自然本来の姿を維持することに特化した区域が広く設けられています。

このエリアは、開園当初から極力人間の手を加えず、千駄堀の原風景を象徴する林が保全されてきました。

ここでは、春の新緑に始まり、初夏の深緑の繁茂、秋の紅葉とドングリの落下、そして冬の厚い落ち葉の堆積といった、四季折々の変化が展開されます。

落ち葉の下では、土壌動物による有機物の分解とそれに伴う窒素循環が営まれ、目には見えない形で一つの完結した生態系として機能しています。

公園の南西部に位置する「みどりの里」は、農村風景を再現した施設エリアです。

「里の茶屋」などの農村風景を再現した施設が中心に配置され、その周辺には畑、林、水田などが配置されています。
原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。
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